キックボクシング
レポート

【NJKF】健太がカーフキックに耐え最終Rに怒涛のラッシュで1年半ぶりの勝利、99戦目の国崇は琢磨の強打でマットに沈む

2021/02/12 21:02

▼第7試合 セミファイナルⅡ NJKFスーパーフェザー級王者決定戦 3分5R
×HIRO YAMATO (大和ジム/NJKFスーパーフェザー級1位)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
〇梅沢武彦 (東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級2位)
※梅沢が新王座に就く。本戦の判定は48-49、49-49、49-49。王座決定戦のため延長戦、公式記録は本戦ドロー。


 HIROは小学生でキックボクシングを始め、高校生でプロデビュー。蹴りを中心としたムエタイスタイルで、MAX MUAY THAI GLOBAL FIGHT 62kg級王座を獲得。戦績は11勝5敗2分。前戦は12月の『ホーストカップ』で元NJKFスーパーフェザー級王者・大輔に左ハイキックからの右フックで初回TKO勝ちを収めている。

 梅沢は2019年12月の『BOM』でリク・シッソーに挑戦し、2Rに右ハイでダウンを奪うとその後は左ミドルで圧倒、4Rには飛びヒザ蹴りをさく裂させてKO勝ち。WMC日本スーパーフェザー級王座を奪取したが、12月の『BOM』で優吾・FLYSKYGYMに判定負け。王座を失ってからの再起戦となる。


 1R、ローとミドルを蹴り合って首相撲でのヒザ合戦となる両者。左ボディを空振りしたHIROに梅沢が右フックを打ち込む。

 2R、梅沢の蹴りにジャブ、左フックを合わせにいくHIRO。前に出るHIROを梅沢は左右フックで迎え撃つ。前に詰めたいHIROとそれをさせない梅沢。HIROが飛び込んでの左縦ヒジを繰り出す。

 3R、互いに右のパンチとローを当て合い、相手をコーナーへ詰めるとヒジを打つ。譲らない展開。


 4R、前へ出てくるHIROに右をヒットさせる梅沢だが、HIROは組み付いてヒジ、ヒザ。組み際に梅沢の右フックがヒットし、腰を落としたHIROだがこれはノーカウント。

 5R、勝負を懸けるHIROは梅沢にロープを背負わせての打ち合いを挑む。梅沢もこれに応えて打ち合いに。しかしその後は組み合いが多くなり、組んでのブレイクが続く。判定はドローで延長戦へ。

 ミドルの蹴り合いから組んでのヒザ、そして足を止めてのパンチと互角。梅沢がセコンドの声に応えるように手数を出す。判定は3-0で梅沢の勝利。新王座に就いた。


 梅沢はマイクを持つと「皆さんの応援があって僕らはリングに立っています。HIRO選手には2年前に戦ってボコボコにやられて怖かったんですけれど、HIRO選手を倒さないとこのベルトは巻けないと思っていたので今日は良かったです」と喜びを語った。

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