▼MMAストロー級 5分3R
○澤田龍人(日本)56.0kg, 1.0005
[1R 4分19秒 リアネイキドチョーク]
×ロビン・カタラン(フィリピン)56.0kg, 1.0040
ストロー級戦。「ONE Warrior Series」を勝ち上がった澤田龍人は現在Evolve MMA所属。2019年8月のアジズ・カリム(インドネシア)戦では、リアネイキドチョークによる68秒一本勝ちで本戦デビューを白星で飾ったが、続く12月の前戦では、南アフリカのレスラー、ボカン・マスンヤネにコントロールされ判定負け。2020年10月に10カ月ぶりの試合で、MMA12勝4敗のミアオ・リータオ (中国)に判定勝ちし、再起を果たしている。妹の澤田千優がアマ修斗デビューし、兄として勝利の背中を見せられるか。
対するロビン・カタランは、MMA9勝6敗。レネ・カタランとともにウーシュー散打出身で、ONEでは5勝4敗。鈴木隼人に一本負け、ポンシリ・ミトテサティートにTKO負けも、2019年11月の前戦ではグスタヴォ・バラルトに2R、ハイキックでTKO勝ちしている。
現在、ストロー級のランキングは以下の通り。箕輪ひろばも11月に当時5位のリト・アディワンに判定勝ちで存在感を示しており、澤田は勝ってランキング入りを果たしたい。
ストロー王者 ジョシュア・パシオ
1位 猿田洋祐
2位 内藤のび太
3位 ボカン・マスンヤネ
4位 レネ・カタラン
5位 アレックス・シウバ
1R、ともにオーソドックス構え。左のミドルを掴まれた澤田だが、蹴り足を戻す。カタランの右にシングルレッグに入る澤田は右で差しながら右足でカタランの左足を引き出し崩すと、足を戻して左ヒザを突くが、ローブローに。中断後、再開。
カタランの蹴り足を取ったまま、右のストレートを入れてシングルレッグテイクダウンは澤田! ガードの中に入れるカタランに、右で差すが左腕で小手に巻くカタラン。澤田はパウンドを入れながら細かいパウンドとパス狙い。カタランは金網使い立ち上がる。
すぐに右で差して左手でシングルレッグテイクダウンは澤田。カタランの立ち際をバックにつき、右腕をのど下に巻き直し、手のひらを合わせたパームトゥパームのクラッチで絞め上げ、タップを奪った。澤田は2連勝。ストロー級上位戦線のなかに、3人目の日本人として名乗りを挙げた。
試合後、澤田は「一本で勝ててすごく幸せです。ストロー級のランキングに日本人選手が3人入っているので、僕も入れるように頑張ります」と笑顔で語った。