MMA
インタビュー

【ONE】65kg日本人世界最高位・佐藤将光「腹の底では“ふざけんなよ、なめんなよ”と。日本の格闘技が世界的に下に見られている」=2月5日(金)

2021/02/02 13:02

10月からずっと毎月試合があるつもりで準備していました

――2020年1月にクォン・ウォンイルに1R、リアネイキドチョークで一本勝ちしてから1年ぶりの試合となります。この1年間はどういった気持ちで過ごしてきましたか。

「もうすごいずいぶん昔に感じて、その頃の気持ちとか、今はもうあんまり覚えてないですけど……昨年9月頃に、10月くらいからONEが世界大会を復活する、また世界各地から集めて大会を行うというのを聞いて、もう10月に出るつもりでずっと準備していました。でもそこからダラダラと、なかなか試合が組まれず、なんとか今回、1月になって試合組んでもらえたので、10月からもうずっと、毎月、試合があるつもりで準備していたという感じです」

――この1年間のトレーニング内容は?

「トレーニングに関してはほとんど変わっていないです。1回目の緊急事態宣言(2020年4月7日)のときに出稽古をやめて、自分たちだけで、いつもウチに来てくれるメンバーだけにして、出稽古に行かないようにしてやるというのは2カ月ほどあったんですけど、それ以外はメニューとかはさほど変わらず──新しい技術を見たら採り入れてやるというのは前からやっていることなので──そんなに練習の内容を変えたというのはあまりなかったですね」

――10月から毎月、試合が組まれるかもしれないと準備してきた、その間の集中力の維持は大丈夫でしたか。

「練習に関しては問題ないですけど、なかなか決まらないもどかしさみたいなものはありましたね。もやもやした中で、(先が)見えない中でやっているというのは。スイッチを入れているんですけど、いまいち……やっぱり決まるともう一段階入るというか、自分ではそのつもりでも、いざ決まるともう1個スイッチが入るというのはありました」

――今日のスパーリングを拝見すると、FIGHT BASEでの練習では、大きな人・小さな人、女子選手も含め、様々な相手といろいろな形で試しているように感じました。

「練習相手が限られているので、来た人で回していて。練習ではスタイルを変えるのがスタイルというか。やっぱりやりにくいところでやるという。コイツにはこれがハマるな、みたいな、かち合ったときに、これいけそうだなと、どんどんハメていく、そういう感じでやっています」

─―前回の緊急事態宣言下は出稽古を控えていたというのはありましたけど、その後の再開で、KRAZY BEEのメンバーの変化があり、出稽古での影響はありませんでしたか。

「KRAZY BEEはしばらく行けてなくて、ちょうど年末年始休みで、練習相手が少なくなったので、高橋遼伍さんに連絡を取ったら、『やるなら動きますよ』と言ってくれて。1月2日から練習させてもらったんです。『今後も行けるタイミングで行かせてください』という感じで、若手とかもいっぱいいて羨ましいなと。あそこは練習相手に困らないなというのは感じました」

――「練習後ですでにウエイトリミット」とつぶやかれていましたが、体重に関しても問題なさそうですね。

「もともとあんまり体重が増えなくなって、67~68kgくらいでずっと平均していて、試合前で追い込んで練習後だとリミット切ってアンダー500gという感じなので、このままでいいかなと思っています」

――隔離生活もあるシンガポール入りは?

「土曜日の便で入って、その次の金曜日に戦うスケジュールですね」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント