どうなる!? フェザー級GP
本誌の取材で榊原信行CEOは、2021年にRIZINフェザー級GPの開催を予告しており、海外勢も招聘するGPに向けて、国内では厳しいサバイバルマッチが組まれる可能性もある。
RIZIN&修斗世界フェザー級王者の斎藤裕への挑戦権を得るのは誰か。
今回、RIZIN参戦を表明した修斗環太平洋王者のSASUKEのみならず、リヴェンジを誓う朝倉未来(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER二階級王者)、カイル・アグオンを下した元KSW王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)もコンテンダーに名乗りを挙げている。
また、2月21日の「DEEP 100」でノンタイトルで対戦する王者・牛久絢太郎(K-Clann)と中村大介(夕月堂本舗)、朝倉未来に敗れた前DEEP王者の弥益ドミネーター聡志(teamSOS)、斎藤裕に敗れたRebel FC王者・摩嶋一整(毛利道場)の存在も無視できない。
国内王者では、PANCRASE王者のISAO(NEVER QUIT)、ZST王者の関鉄矢(SONIC SQUAD)、GRACHAN二階級王者の山本琢也(パラエストラ千葉)らも控えるなか、
RIZINで萩原京平(SMOKER GYM)に一本勝ちしている元DEEP王者の芦田崇宏(BRAVE)、平本蓮(THE PAN DEMONIUM)にTKO勝ちした萩原は朝倉未来戦を熱望。修斗では「ONE Warrior Series」に参戦中の工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A)がMMA10勝1敗1分の6位と急上昇中で、唯一の黒星だった山本健斗デリカットにも「TTF Challenge」で1R TKO勝ちとリヴェンジを果たしているのも見逃せない。
一方、RIZINと関係の深いBellatorではフェザー級ワールドGPを開催中で、AJ・マッキーJr、パトリシオ・フレイレvs.エマニュエル・サンチェスの3選手が勝ち上がっている。GP勝者以外でも、敗れたダリオン・コールドウェル、アダム・ボリッチ、悪夢の2連敗から3連勝中のアーロン・ピコなど、タレントが揃っている状態だ。
バンタム級に続き、「魅力的なラインナップになってきた」(榊原CEO)フェザー級戦線でRIZINに参戦するのは誰になるか。日本人選手にとっては、海外参戦機会が滞るなかで、凌ぎ合いが激化している国内マットで、熾烈なサバイバルマッチを生き残る必要がある。