SASUKE「ジョーカーとやっても余裕で勝てるけど意味がない」
また、リング上で語ったRIZINまで世界王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)を追いかけることについては、「今まで日本の斎藤選手のことを知らなかった選手まで斎藤裕と言っているけど、一番最初に狙っていたのは俺だから、格の違いを見せたかった。いまのこの(コロナ禍の)状況下で海外を狙うのは難しいから、向こうが欲しがる選手にならないといけない。斎藤選手は実力的に世界と交渉するだけの力があっても(UFCから)取られなかったということは、斎藤選手がやってこなかったことをやれば世界は欲しがると思う。そのためには国内のフェザー級の団体の垣根を超えて強さを示さないといけない。それが集まるのは四角いリングで、このベルトと一緒に乗り込んでやろうと思っていた」と、思いを語った。
RIZINフェザー級での対戦相手について、「1発目で(斎藤裕戦)はまず無いと思う」と語ったSASUKEは、想定している相手として、「せっかくなら強い奴とだけ言っておきます。ジョーカーは引かないですよ。ジョーカーとやっても余裕で勝てるけど意味がない。このベルトを持つ者は安い試合をしない」と答えている。
また、第1試合では、UFCから修斗に復帰を果たし、「狙うのはひとつだけ」と日本から世界への再起を目指していた石原夜叉坊(KING OF FREE)が、コロナ感染対策による当日計量の65.8kg契約で、元環太平洋王者の祖根寿麻(ZOOMER)に判定負け。打撃を効かせる場面も見せたが、練習環境の変化と2年間のブランクは厳しく、3Rを通した祖根のアタックに競り負けている。