キックボクシング
レポート

【RISE】直樹が2度のダウンを奪い新王者に、山田洸誓は初防衛成功で北野克樹にリベンジ宣言

2021/01/30 22:01

▼第5試合 フェザー級(-57.5kg)次期王者挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
×門口佳佑(EX ARES/同級1位)
判定0-3 ※29-30、28-30×2
〇竹内将生(エイワスポーツジム/同級3位、Bigbangフェザー級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者)
※竹内が挑戦権を獲得。


 王者・工藤への挑戦権を懸けた一戦。両者は11月の『RISE 143』で門口は澤谷大樹、竹内将生は宮崎就斗を破ってこの舞台に上がってきた。


 門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かしてこれまで9戦し1試合引き分けがあるだけで現在無敗。


 対する竹内はBigbangフェザー級王座、MA日本スーパーバンタム級王座などを獲得してきたムエタイスタイルのファイターだが、RISE ルールにも適応。前回の試合ではDEEP☆KICK暫定王者の宮崎就斗からパンチでダウンを奪い判定勝利を収めている。


 1R、サウスポーの門口はローを蹴っていくが、竹内は右ミドルを狙い撃ち。時折、入り込んでのフックも繰り出す。門口は構えを左右に変えて接近しようとするも竹内がそれをさせない。


 2R、竹内は前蹴り、左右のストレートで門口を近付けさせず、門口が接近すると捕まえてのヒザ蹴り。竹内のセコンドからは「フィームーだ」「ムエタイをやれ」との指示が飛ぶ。その言葉通り、徹底して距離を保ち、接近するとヒザに持ち込む竹内。それだけでなくしっかりと左右フック、ボディとパンチも打って行く竹内。


 3R、門口は前へ出て左右フックで勝負を懸けてヒットも奪うが、竹内は徹底してのムエタイ戦法。ミドルを蹴り、接近すると組んでのヒザ蹴りと完全に距離を支配。機を見てパンチも使う。門口の持ち味を封じる形で竹内が判定3-0の勝利を飾った。;


 竹内はマイクを持つと「このようなコロナで世界中が大変な状況だと思います、その中でRISEに足を運んでくださってありがとうございました。試合内容は、本当に恥ずかしい試合をしてしまって申し訳ないです。RISE3位としての試合ではなかったかなと思います。もっともっと改善点を直して工藤選手とのタイトルマッチで勝てるように、しっかりこれからもやっていきます」と語った。

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