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【RISE】直樹が2度のダウンを奪い新王者に、山田洸誓は初防衛成功で北野克樹にリベンジ宣言

2021/01/30 22:01

▼セミファイナル RISEスーパーライト級(-65kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
〇山田洸誓(王者/正道会館KCIEL) ※初防衛戦
判定3-0 ※49-48×3
×実方拓海(挑戦者/TSKjapan/同級2位、WMC日本&LPNJスーパーライト級王者)
※山田が初防衛に成功。


 山田は正道会館の全日本空手道選手権連覇者で、2017年3月にプロデビュー。昨年7月から開催されたRISEスーパーライト級王座決定トーナメントに参戦するとタップロン・ハーデスワークアウト、山口侑馬を破り10戦無敗のまま王者となった。今年2月には NJKFウェルター級王者・中野椋太と対戦。接戦を制し王者対決で白星を挙げデビュー以来無傷の11連勝を飾ったが、11月のWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者・北野克樹戦でついに初黒星。今回が初防衛戦にして再起戦となる。


 挑戦者の実方は日本タイトルを4冠持つベルトコレクターで、ヒジ有りでの実績は折り紙付き。昨年6月のRISE初参戦では、EVOLのメインで川島史也を撃破。今年2月には杉本卓也を判定で下し、11月の次期挑戦者決定戦でタップロンからボディへのパンチ&ヒザ蹴りでダウンを奪って判定勝ち。タイトル挑戦権を手にした。


 1R、お互いにローとカーフを交えながら下を蹴る。サウスポーの実方は三日月蹴りも。山田はプレッシャーを強めながら、いつも通りローからパンチへとつないでいく。


 2R、右へ回りたい実方に山田は左足を前へ出してそれをさせない。さらに右の三日月蹴りと左前蹴りを何度もボディへ突き刺して下がらせる。実方はワンツーをヒットさせるが、山田が一気にフックをまとめて優勢を印象付ける


 3R、左ハイをもらってしまった山田だが、それ以外はじりじりと圧力をかけて詰め、右フックを中心に薙ぎ払うようなパンチを放つ。山田は“来いよ”とノーガードになって手招き。


 4R、実方はロープを背にして回り込み完全に待ちの姿勢。山田が打ってくるところにカウンターを合わせに行く。山田は右フックをヒットさせるも後が続かず単発に。試合は単調な展開となっていった。


 5R、実方はジャブを突き、前へ来る山田にカウンターの飛びヒザを狙う。山田は右フックから何度もアタックを仕掛けるが、クリンチとなってしまいブレイクになる展開が続く。攻める山田、待って狙う実方という展開は最後まで続き、山田が判定3-0で勝利。初防衛に成功した。


 山田は「昨年11月の試合でプロ初黒星を付けられたので、今日はそれをしっかり初防衛戦という形で対戦を組んでいただきましたが、勝ちましたが内容的には満足のいく内容ではなかったです。しっかりと次に生かせるように練習したいと思います。一応勝ったので言いたいことがあります。北野君、またRISEでタイトルマッチでもいいです、ベルトを懸けてもいいので試合しましょう。SNSでグチグチ言うのは嫌いなので、もう一回RISEに上がって、北野君やりましょう」と北野克樹にリベンジマッチを要求した。

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