▼第3試合 キックボクシング(93.1kg-102.1kg)
×ミハイロ・ケイコビッチ(セルビア)100.70 kg, 1.0074
[1R KO]
○ベイブラット・イスアエフ(ロシア)96.35 kg, 1.0210
セルビアのケイコビッチは8歳でボクシングとキックボクシングを始め、アマチュアで80戦以上を経験。キックボクシングではU-18のキックボクシングナショナルチームのメンバーとなった。WAKOのヨーロッパ大会と世界大会の決勝へ進出した後、プロ転向を決めてKBKSチームに所属。1・22『ONE: UNBREAKABLE』でTKO勝利を収めたラーデ・オパチッチと元UFCファイターのダルコ・ストシッチはチームメイト。2020年12月にはFFAヘビー級トーナメントを圧倒的な実力で制したハードパンチャー。戦績は13勝1敗。
ロシアのイスアエフは2019年9月にONEに初参戦するとアンダーソン・シウバと対戦したが、初回TKOで敗れている。戦績は19勝5敗。
両者とも190cmオーバーの長身。1R、リーチの長いケイコビッチはハンドスピードが早く、ジャブ、右ストレート、ワンツーを繰り出して前へ出る。イスアエフは左右フックと右ミドルで応戦。至近距離での打ち合いを何度か見せる。ケイコビッチの右フックをもらって下がったイスアエフだが再び打ち合いに行き、ケイコビッチが左フックを空振りして右ストレートを打とうとしたところでイスアエフが右フックのカウンター。
その一撃が見事にアゴを打ち抜き、ケイコビッチはその場にグニャリと沈んだ。レフェリーは即座に試合をストップ。重量級ならではの衝撃的なKOでイスアエフが勝利を飾った。