MMA
レポート

【ONE】竹中大地がフライ級転向初戦で一本勝ち! ヘビー級はチリリ、セネガル相撲のケインがTKO勝ち

2021/01/29 21:01

▼第4試合 バンタム級(61.3kg-65.8kg)
×チェン・ルイ(中国)65.80 kg, 1.0148
[3R TKO]

○クォン・ウォンイル(韓国)65.45 kg, 1.0044


 ルイはMMA9勝1敗でONEでは5勝1敗。トロイ・ウォーゼンには2R TKO負けもローマン・アルバレスを2R TKO、ムハマド・アイマンに判定勝ち、2020年12月の前戦ではアリ・モタメドに1R TKO勝ちしている。現在2連勝中のタフファイターだが、グラウンドに難がある。


 対するウォンイルは、MMA9勝3敗。DEEPでプロデビューし、GRACHANやGLADIATORなど日本でキャリアを積んできたストライカー。もともと1階級上の選手で、1RでのKO勝利を4試合マークするなど、早い段階んでのKOを狙って最初から圧力をかけてくる、好戦的なタイプだ。2020年1月に佐藤将光に1R、リアネイキドチョークで一本負けを喫したものの、11月にブルーノ・プッチを1R TKOに下している。


 ともにオーソドックス構え。長身のウォンイルから圧力をかけると自ら組みに。突き放すルイは右を返すが、またもウォンイルは銅に組み付き押し込むが、ルイはまたも切る。


 右ボディを突き、左ジャブ、左ボディ、ワンツーと連打しダブルレッグテイクダウンはウォンイル! ハーフからパウンドし、左で枕に巻き、肩固め狙い。さらに上体を立てて鉄槌、パウンド。


 ルイの立ち際をバックテイクするウォンイルは正対したルイにマウント奪取。鉄槌を連打し、右ヒジを何度も落とす。止められてもおかしくないが、金網まで這うルイはケージウォークでリバーサルし、立ち上がりゴング。


 2R、クラウチングスタイルで右ストレートを当てて前に出るウォンイルは左ミドルも。しかし左右ボディから顔面を突くルイも反撃。ウォンイルのボディ打ちに下がるルイはアッパーを振るが空を斬る。


 右フックに後退するルイは、ウォンイルの左ストレート! 右のバックヒジもクリーンヒット! 一瞬動きが止まるルイだが、反撃。左ボディを突くウォンイルだが、ルイも声を挙げながら前進。ウォンイルの右ストレートがヒット! さらに左ボディ、左ミドルも当たるが、ルイは倒れず。


 恐るべきタフネスさを見せるルイだがダメージが危惧される。金網に詰めたウォンイルは左から右をクリーンヒット! しかし、ルイは押し返してゴング。


 3R、手を広げるウォンイル。互いにハグしてからゴング。左右から右ハイを決めるウォンイル! 詰めるが倒れないルイに、なおも連打するウォンイルは左ジャブ、右ストレート、そして左ボディをみぞおちに! うずくまったルイを見て、レフェリーが間に入った。


 勝ったウォンイルも大の字。顔を腫らせて立ち上がってきたルイを見るとウォンイルは声を上げて抱き合った。

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