(C)ONE Championship
シンガポール・インドアスタジアムで事前収録されたONE Championship「ONE: UNBREAKABLE II」が、1月29日(金)ONE公式アプリ「ONE Super App」やABEMAにて配信された。セミファイナルでは、日本の竹中大地がブラジルのイヴァニルド・デルフィノと対戦。バンタム級からフライ級に転向した竹中が、3Rに見事リアネイキドチョークで一本勝ちし、フライ級トップ戦線に名乗りを挙げた。
▼第6試合 ヘビー級(102.2kg-120.2kg)
○マウロ・チリリ(イタリア)112.70 kg, 1.0183
[2R TKO]
×アブルバシール・バガボフ(ロシア)106.45 kg, 1.0027
チリリは、元ケージ・ウォリアーズヘビー級王者。柔道でイタリアの全国ユース選手権で優勝。BJJも学び、2012年にプロデビューし、MMA13勝4敗。2015年にONEデビュー後は、圧巻の5連勝も、ブランドン・ヴェラが持つヘビー級世界タイトルへの最初の挑戦は失敗。2019年3月のンガラニ戦で1R TKOで再起を果たし、10月の前戦アルジャン・ブラー戦では判定負けを喫している。
対するバガボフは、MMA12勝1敗。ロシアMFCで活躍し、今回がONEデビュー戦となる。唯一の黒星はACBでのもの。7KO・TKOを誇るが、キムラロック、腕十字、ノースサウスチョークなど4つの一本勝ちもマークしている。
1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるバガボフはワンツー。右に回るチリリに組み付くが、切るチリリは右! なおも追うバガボフにチリリが中央を取り右を振る。
シングルレッグに入るバガボフも差し上げるチリリは突き放す。チリリの打ち終わりに組み付くバガボフ。切るチリリ。チリリの左ジャブに左フックはバガボフ。右ロー! 右ミドルを当てるチリリはなおも右をダブルで突く。
ブロックするバガボフはダブルレッグに入るが切られると、今度は左右を振ってからダブルレッグへ。尻は着いても立ち上がるチリリ。
2R、左ジャブから右ローを当てるチリリ! 足を効かされ下がるバガボフに右の打ち下ろしを当てたチリリがダウンを奪い、右のパウンドラッシュ! レフェリーが間に入った。チリリはMMA14勝目、ブラー戦から再起を果たした。バガボフはキャリア2敗目となった。