UFCを主戦場に、拠点を北米に置いてきた“KING OF FREE”石原夜叉坊が、2021年1月31日(日)のプロ修斗・ニューピアホール大会で復活する。
2019年2月に豪州メルボルンで開催された「UFC234」でのカン・ギョンホ戦を最後に戦列から離れていた夜叉坊がリスタートに選んだのは古巣の修斗だった。
「ただいま! この度、縁あって自分が生まれ育った修斗でまた試合ができる事になりました! いろいろと大変な時期ですが、皆さんに元気を出してもらえるような、おもろい試合を必ずお見せします」とのコメントを発表した夜叉坊は、トレーラーでは、「俺は1点狙いで、そいつしか興味無くて、いま日本にいるファイターだったら、修斗でそいつが一番いいでしょ。そいつの首狩って、海外に首狩りに行く。修斗の世界王者のベルトを獲りに行く」と、バンタム級やフェザー級王者たちの試合動画をバックに語っている。
2年のブランクの間、バンタム級は修斗の最激戦区となり、正に群雄割拠と呼ぶに相応しい階級となっている。世界王者・岡田遼を筆頭に環太平洋王者“怪物”安藤達也。その安藤を修斗初参戦で破った大塚隆史(※夜叉坊は後楽園で大塚vs.安藤を観戦)。大阪大会で復活を遂げた“天才”田丸匠。今大会には藤井伸樹、加藤ケンジ、齋藤翼も出場する。
数多くの強豪がひしめき合うバンタム級で“UFC帰り”の夜叉坊の首を狙うファイターは後を立たないだろう。現在、盟友・田中教路、中村優作と共闘したアルファメールジャパンは解散。『Road to UFC JAPAN』を経てUFCに出場した経験は何物にも変え難い財産となっただろう。北米で揉まれ、味わった栄光と挫折。ひと回り大きくなった石原夜叉坊の復活に注目だ。対戦相手は近日発表となる。
なお、同大会で予定されていた宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)vs.柳仙香(ALLIANCE)の一戦は、宝珠山から棄権の申し入れがあり、中止となっている。
【出場決定選手】
石原夜叉坊(日本/KING OF FREE)
いしはら・やしゃぼう
[所属]KING OF FREE
[出身]鹿児島県
[生年月日]1991年7月23日(29歳)
[身長]170cm
[MMA戦績]19戦10勝(8KO)7敗2分