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レポート

【修斗】初参戦の大塚隆史が安藤達也にTKO勝ち、平良達郎は清水清隆の攻略に成功、石橋佳大が復活勝利

2020/11/23 17:11
 2020年11月23日(月/祝)、後楽園ホールにて、サステイン主催「プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.7 Supported by ONE Championship」が開催された。 ▼メインイベント 第7試合 フェザー級 5分3R×安藤達也(環太平洋バンタム級王者/フリー)[1R 2分12秒 TKO]○大塚隆史(T-GRIP TOKYO)※元DEEPバンタム級&フェザー級王者、WSOF GCバンタム級王座  メインイベントは、DEEPバンタム級&フェザー級の二階級を制し、ジャパニーズMMA軽量級の顔として活躍してきた大塚隆史(T-GRIP TOKYO)と、現環太平洋バンタム級王者・安藤達也(フリー)が、フェザー級契約で対戦する。  レスリングをベースに、2006年のプロデビュー以来、DREAM、RIZIN、WSOF GC等、国内外様々なプロモーションでキャリアを積んできた大塚が新たなる戦場として選んだのが修斗。現在、バンタム級は世界王者・佐藤将光、暫定王者・岡田遼、そして環太平洋王者“怪物”安藤達也を筆頭に過去にないほどの群雄割拠を極めている。  そこにDEEP生え抜き選手として活躍してきた大塚隆史が電撃参戦する。かつては過激な言動で注目を集めた大塚だが、その歯に衣を着せないコメントは健在。今回も、「修斗のバンタム級に喧嘩売りにきました、元DEEP王者の大塚です。修斗のベルトをもらいにきました。バンタム級の皆さん、どうぞこの喧嘩、買って下さい。以上!」と、堂々と闘争宣言。40戦を越えた国内屈指の実力者が修斗バンタム級に殴り込みを掛ける。  その大塚の喧嘩を真っ先に買ったのが“怪物”安藤達也だ。卓越したレスリングスキルに加え、野性味溢れるファイトスタイルが信条の安藤は、2020年8月に“天才”田丸匠(NASCEL DO SOL)をKOで下し、環太平洋王者に就いたばかり。そのポテンシャルの高さを更に進化させた“怪物”安藤が王者として“修斗史上最強の外敵”大塚隆史の前に立ちはだかるか。ともにレスリングベースながら、パワフルな安藤に対し、大塚はケージレスリングの動きに長けている。組み際の打撃にも注目のフェザー級戦だ。  先に登場は大塚。続けて登場の安藤はケージ内を右手を回してサイドステップで回る。  1R、両手を合わせた両者。オーソドックス構えの大塚。サウスポー構えの安藤。石原夜叉坊が声をかける安藤。右ジャブで牽制も大塚は右で飛び込み、ダブルレッグへ。そのまま首相撲になるが、安藤は右足を挫いたかバランスを崩す。  詰める大塚は右インローを当てる。いったん触る大塚だが切る安藤。さらにローを当てて崩れた安藤にがぶりから得意のノーアームギロチンを仕掛ける大塚。さらにバックテイクを狙うが、安藤は右足を指してアピール。そのまま動けず、レファリーが間に入った。  大塚はリング上で「修斗で戦えたことを嬉しく思います。修斗修斗うるせーし。安藤選手、ランキング1位で環太平洋王者。環太平洋は興味ないんで、佐藤将光選手と岡田(遼)選手、どっちか出来ますか? いつでもやれるんで。ベルトは賭けなくてノンタイトルでもいいんで」と語り、王者との対戦をアピールした。  担架に乗せられて退場した安藤は、試合後「インローでバチンと音がした」と大塚のローキックにより負傷したといい、大塚も「重心を落とした構えをしていたので、アウトローとインローを蹴るのが作戦だった。脛の固さには自信があるので骨と骨をぶつけにいきました」と、打撃戦を想定してふくらはぎや足首を狙っていたことを明かした。  また、試合後にチャンピオンとの対戦をアピールしながらも「ベルトは賭けなくていいんで」と話したことについて、「修斗のベルト取りに来た感じじゃないですね。怖かったら賭けなくていいよ」と、自身がベルトを巻くことよりも王者クラスと対戦したいだけだと語っている。 [nextpage]  メイン前に「RIZIN.25」大阪大会で朝倉未来に勝利した斎藤裕がケージイン。SNSでも「目は眼窩底骨折ではなかったですが、鼻は折れてましたので、治療をして体を治していきます」と記していた通り、腫れの引いた顔で登場した。  ケージの中で斎藤は、「大方の予想を覆して(笑)、RIZINで勝ちました。修斗のみんなは僕の勝ちを予想してくれていたと思いますが、RIZINのフェザー級チャンピオンになることができました」と勝利報告。後楽園ホールの観衆から大きな拍手を受けた。  続けて「アマチュアからプロまで修斗でやってきて、ここで戦った経験でRIZINでも勝つことができて、選手としてもチャンピオンとしても、これからも強さを証明していきたいと思います。まだ次の試合は決まっていませんが、次も勝てるよう頑張ります」と修斗ファンに挨拶した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×清水清隆(世界フライ級1位/TRIBE TOKYO M.M.A.)[判定0-3] ※30-27,29-28×2○平良達郎(世界フライ級3位/THEパラエストラ沖縄)  セミファイナルは、清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A.)vs.平良達郎(THEパラエストラ沖縄)の「バンタム級」戦に決定。  当初、このカードは青木真也が現在の格闘技シーンに更なる光を当てるため自身が企画・プランニングするABEMAの番組「AOKI PROJECT」で“今一番見たい対戦カード”として3月21日の後楽園ホール大会でマッチメイクされた一戦だった。しかし、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の為、3月大会が中止に。8カ月の月日を経て、今大会で、1階級上の当日計量にて実現する。  清水は、コロナ禍の真っ只中に行われた5月のプロ修斗無観客大会に出場し、小堀貴広(ゴンズジム)に2R KO勝ち。7月にはグラップリング大会「GTF.4」-60kgトーナメントにも出場し、グラップリング専門職を相手に決勝進出を果たしている。  PANCRASE在籍時には5度の王座防衛記録を持つフライ級屈指の実力者は、2019年5月には扇久保博正の持つ世界バンタム級王座に挑戦するも偶発的なバッティングにより、4Rテクニカル判定負け。しかし、ONE両国大会の修斗vsPANCRASE前哨戦として行われた9月の「Road to ONE CENTURY」では、PANCRASE4位の秋葉大樹を1R2分15秒、左ジャブでKOに下し見事復活。前田吉朗、石井逸人、ショージン・ミキを全て1R KO・TKOに葬り去りっているパンチ力は健在だ。  40戦を超えた今、正にキャリアの頂点を迎えようとしているTRIBE TOKYO M.M.A.のベテランは、試合決定に「対戦相手に対して特にありません。コロナ禍の状況で試合を組んでくださった方々、応援してくださる方々に応えて必勝します」とSNSに意気込みを記している。  対するTHEパラエストラ沖縄所属の平良は、アマチュア修斗から現在まで無敗の快進撃を続ける注目の新世代のトップ選手。  元世界王者“修斗ジャンキー”松根良太に育てられた平良は“打・投・極”のトータルバランスに優れた新世代のファイターで、同級には師匠・松根の弟弟子、絶対王者・扇久保博正(パラエストラ松戸)が君臨しており、扇久保に続く次世代のエースとしての期待も高まる。  修斗では大竹陽(1R 三角絞め)、親川龍(1R ギロチンチョーク)、関口祐冬(判定)、大翔(1R KO)に勝利し、聖地・後楽園ホール初登場となった2020年1月の開幕戦では、ONE Championshipでも多くの世界王者を輩出しているチーム・ラカイのジャレッド・ライアン・アルマザン(フィリピン)を一方的な内容で2R KO、プロ6戦無敗をマークした。10カ月ぶりの試合に向け平良は、「常に全力で。応援宜しくお願いします!」と投稿している。  清水清隆が平良を返り討ちにするのか。それともプロアマ通して無敗の快進撃を続け、今最も注目されている新世代の平良達郎が世代交代を果たすのか。マッチメーク当時、青木真也は、「清水さんと平良さんを組み合わせたのは、平良さんは今いい時だし、清水さんは紆余曲折を経てここまで来ている。そういうものをぶつけ合えるのは価値があると思う」と語っている。  1R、バンタム級契約。対峙すると大きさが際立つ平良。ともにオーソドックス構え。サイズ的には大きい平良。左ボディストレートを突く。右ローは平良。さらに左インロー。清水もステップして右ローを打ち下ろす。右ローを返す平良。右から左フックの対角で飛び込む清水。かわす平良も左で入るが空振り。中央取る清水は左! バランスを崩す平良はすぐに立ち上がる。  互いに間合いの取り合い。左ローを突く平良に、清水は思い切って右で飛び込むが、平良はかわす。  2R、左ローを突く平良、更にダブルレッグからバックテイクへ。腕を手繰る清水だが、引き込む形で平良はバック奪取! 4の字ロックからリアネイキドチョークを狙うが、清水は後ろ手を引きはがす! 4の字ロックからお竜ロックで清水の左足を伸ばす平良。  亀になり立ち上がる清水。前転でグランドになり腰をずらして正対し、立ち上がる清水! スタンドで左フックで前に出る清水にスタンドバックを奪う平良。そのままバックに引き込み、シングルバックでキープ。平良がラウンドを取った。  3R、右ローをカーフで打つ平良。清水は飛び込み際に組まれる展開をどう打開するか。左フックは清水も外す平良はシングルレッグへ。切る清水。しかし入り際に右を当てるのは平良! 清水も右を当てるが、連打は出来ず。左ローを打つ平良。清水は左の飛び込み! さらに右ボディストレートも平良はヒザを打ち返す。  追う清水に離れて左ローは平良。勝負をかけた清水は左フックを放つが、かわして左を打ち込んだ平良が上に。清水は下のままホーンを聞いた。  判定3-0(30-27,29-28×2)で勝利した平良はパラエストラ沖縄の旗を背に、「まず僕との対戦を受けてくれた清水選手、ありがとうございます。こうして1位の清水さんに勝てるようになったのも松根さんはじめチームのみんなのおかげです。3位の僕が勝ったので、次の挑戦者の椅子をもらっていいですか。僕は修斗のチャンピオンになりたいです。暫定王者との統一戦が行われるか分かりませんが。来週の沖縄大会もツイキャスでぜひご覧ください」と、アピールした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R○石橋佳大(ZEEKジム)※元環太平洋バンタム級王者[判定3-0] ※30-27×2, 30-26×論田愛空隆(心技館)  元環太平洋バンタム級王者の石橋佳大(ZEEKジム※所属変更)の出場が決定。毎回壮絶な試合内容になる為、いつしか“激闘王”と呼ばれるようになった石橋。常に観衆を沸かせる石橋だが、激闘による代償は大きく、身体に負うダメージは計り知れないものとなり、今回の復帰まで約1年半を要することとなった。  その対戦相手となるのが、“逆輸入ファイター”論田愛空隆(心技館)だ。当初、2020年3月の「ROAD TO ONE:2nd」への参戦が決定していたが、5月のプロ修斗大会にスライド。しかし、その5月も怪我の為、欠場を余儀なくされ、今回、1年3カ月振りの修斗復帰戦となる。  論田は2018年5月に修斗で岡田遼に敗れた後、「ONE Warrior Series」(OWS)でモンゴルのシネチャグッガ・ゾルセセグ、米国のマイケル・ウォーカーに敗れて3連敗中。2019年8月の前戦では全ラウンドでウォーカーからテイクダウンを奪うも、下からのニーシールド、ガードからのヒジを受けコントロールされての判定負け。  勝っても負けてもKO決着となる事が多い論田のファイトスタイルは、スクランブルに強い石橋と噛み合うことは間違い無いが、両者ともにスクランブルの“その先”が鍵を握るフェザー級での1戦だ。  1R、サウスポー構えの石橋。オーソドックス構えの論田はワンツーの右で前に出るが、カウンターのダブルレッグテイクダウンは石橋。すぐにマウントを奪うとパウンド。バックマウントを奪われる論田。石橋は伸ばそうとするが、ヒザを着いた論田は背後からのパウンド。その際で正対し、上になる論田。  クローズドガードの石橋。パウンドに足を解き、左足を手繰る石橋はラバーガードから腕十字狙い。かつぐ論田はパス、サイドへ。上四方からキムラ狙い。外す石橋にバックマウントからリアネイキドチョークを狙うが、石橋も腰をずらして極めさせない。  2R、左ミドルを当て早々にダブルレッグから金網に詰め、ボディロックからテイクダウンを奪う石橋。サイドからマウント、バックマウント、リアネイキドチョークを狙う。4の字ロックからパームトゥパームで絞める石橋。論田の右腕も縛っての4の字ロック。論田は左手一本で凌ぐ。  それで腰をずらし前に落とす論田に石橋は腕十字へ。解除し、なおもバックをキープする石橋。再び腕十字に入るが、この際で逆にバックを取る論田だがホーン。  3R、右を当ててボディロックからリフトしテイクダウンは論田! 腕十字に入るが、ヒジを抜く石橋はバックへ。立ち上がり胸を合わせる論田。石橋はスタンドぁらアームロックで回して上に。キムラからストレートアームバー狙い。腕を戻す論田にマウントを奪い、脇を開けさせ、バックマウントに。パウンドからリアネイキドチョークを狙う石橋。  しかしブリッジからリバーサルする論田。いったん下になる石橋はすぐにシングルレッグから上に。クローズドに入れる論田。石橋が上のままホーンを聞いた。  判定は3-0(30-27×2, 30-26)で“激闘王”石橋が勝利。マット上で「まず一言、修斗、ただいま。僕にとっては試合全部が激闘。またダメージないんで。THIS IS ISHIBAHSI KEITA、ポジションゼロ」とマイクで語った。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R○黒澤亮平(パラエストラ松戸)※元世界ストロー級王者[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×マッチョ ザ バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)  元世界フライ級(※現ストロー級)王者・黒澤亮平(パラエストラ松戸)が参戦。マッチョ ザ バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)と対戦。  黒澤は2013年に飛鳥拳のリングネームでプロデビューを果たし、同年には当時のフライ級(52.2kg)で新人王を獲得すると翌年に行われたインフィニティリーグで全勝優勝。2016年には、現在、ONE Championshipを主戦場としている澤田龍人との王座決定戦に勝利し、第6代世界フライ級王者に輝いた。  順風満帆なキャリアを積んできた様に見える黒澤だが、怪我に苦しみ防衛戦を果たせず王座を返上。2年半のブランクを作ってしまった。しかし2019年、心身共にメンテナンスを計り、リングネームも本名である黒澤亮平に戻し戦線復帰。復帰後は1R KOを2度。一撃で対戦相手をぶっ倒し完全復活を果たした。  2019年は3勝1敗。1月に児玉勇也に2R リアネイキドチョークで一本勝ちすると、5月にチーム・ラカイのジェロム ワナワンを1R KO。9月に本田良介にスプリット判定で敗れたものの、2020年8月に木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅を1R KOで下している。勝った試合は全てフィニッシュという状況だ。  その黒澤と対戦するのが関西ストロー級の重鎮・マッチョ ザ バタフライ(総合格闘技道場コブラ会)だ。デビューから10年を迎え、近年は怪我に泣かされる事も多く、2016年に3戦(1勝1敗1分)も、2017年6月にニシダ☆ショーとの再戦で一本負け、2018年6月に安芸柊斗に1R KO負けと連敗。しかし、2019年の大阪大会では石原慎之介を相手に1Rにリアネイキドチョークで一本勝ち。久々にマッチョらしい勝利を上げている。  この両者は6年前のインフィニティリーグで激突しており、その時は黒澤が判定でマッチョを下している。前回は2Rでの対戦だったが今回は3R。前回は大阪での対戦だったが今回は聖地・後楽園ホール。6年の月日を経て怪我に泣かされた両者が再び相まみえる。黒澤亮平とマッチョ ザ バタフライ、二人の生き様を感じるフライ級戦だ。  フライ級では、9月に猿丸ジュンジが飯野タテオを初回KO、7月の大阪大会では本田良介が小巻洋平から一本勝ちしているため、勝者はこのストロー級上位戦線に加わることになる。  1R、ともにオーソドックス構え。左の蹴りで牽制するバタフライ。ダブルレッグに入るも切る黒澤に引き込みバタフライガード。離れる黒澤は立ち上がる。  左ボディジャブを突く黒澤。さらに左ロー、続いて顔面にワンツーを振るが、掻い潜るバタフライはテイクダウン! 黒澤の左足にハーフでからむ。下から跳ね上げ立ち上がる黒澤。左で差して押し込み。小外でテイクダウン。しかし、そこに得意のギロチンを狙うバタフライ。ここは警戒している黒澤が頭を譲らずホーン。  2R、右ローを突く黒澤。バタフライは右ローから組みに行くが、切る黒澤。左ボディを当て右を振るが、黒澤の打撃を掻い潜りテイクダウンに行くバタフライ。尻で座る黒澤にバタフライガードから右腕を手繰るバタフライ。シングルレッグから立ち上がりテイクダウン狙いも、互いにスクランブルで上を取るのは黒澤。しかしここも立ち上がるバタフライ。その際でバックからチョークを狙う黒澤。  正対し脇を潜りたいバタフライ。しかし、尻を着けるも黒澤はギロチンから背中はつけない。  3R、左インローから入る黒澤。さらに左ロー。遠間からダブルレッグはバタフライも切る黒澤は圧力を強める。ダブルレッグを切られるバタフライは苦しいところ。その際で左を当てる黒澤。下から腕を手繰りに行くバタフライだが、抜く黒澤は右! 腰を落としたバタフライはダブルレッグも切る黒澤は前に。バタフライは右ロー。  右のロングを振る黒澤! 金網に詰め右ローを打ち下ろし、左から入る黒澤。相打ちのタイミングで右を当てる黒澤。バタフライも右を入れるが、ホーン。  判定3-0(30-27×2, 29-28)でバタフライのテイクダウンを切り、打撃を当てた黒澤が再戦でもバタフライを退けた。 [nextpage] ▼女子51kg契約 5分3R×杉本 恵(世界スーパーアトム級3位/AACC)[1R 2分46秒 腕十字]○SARAMI(パンクラスイズム横浜)  8月大会で、初代スーパーアトム級王者(黒部三奈)が誕生した修斗女子戦線に、SARAMI(パンクラスイズム横浜)が参戦する。  現DEEP JEWELSアトム級王者の前澤智に3度勝利しているSARAMIだが、2018年3月の同級王座戦で当時の王者・黒部三奈に判定負けで戴冠ならず。続くDEEPケージでのアリーシャ・ガルシア戦で2R KO負けで連敗を喫したが、2018年12月に齋藤裕子に判定勝ちし、2019年6月から「ONE Warrior Series」に参戦。  初戦でミシェリ・フェヘイラに一本勝ちを収めるも、2019年6月のOWS日本大会ではキム・ソユルに判定負けで、再起の舞台が修斗となった(※ソユルはMMAで4勝1敗。唯一の黒星が平田樹がTKO勝ちしているナイリン・クローリー戦での判定負け)。  そのSARAMIを迎え撃つのが、インフィニティリーグ覇者の杉本恵(AACC)だ。2019年に行われたインフィニティリーグをぶっちぎりで優勝し、2020年8月には黒部三奈(マスタージャパン)と初代女王の座を争い判定で惜敗。しかし、打撃でも打ち合える新たな一面を見せている。  杉本は敗北からの復帰戦でどのような試合を見せるか。女王・黒部を頂点とする同級では、両者に加え、9月大会で永尾音波を判定で下した中村未来も控えており、SARAMIの参戦でさらに戦線が加熱していくだろう。  1R、サウスポー構えの杉本、オーソドックスのSARAMI。左ジャブ&インローを突く杉本。SARAMIも観gいを振り、左を返す。さらに右を当てて前に。左で差すが、杉本は小手に巻く。頭をアゴ下につけるSARAMIはタイクリンチ。  右から左を当てながらテイクダウンを奪うSARAMIはバックテイクから両足をかけて、バックマウント。杉本の身体を伸ばしてパウンドし、腕十字で一本を奪った。  技量差を感じさせる勝ち方を見せたSARAMIは、「会場が初めての雰囲気でちょっと緊張したんですけど、いい勝ち方が出来て良かったです。このまま修斗に出て、黒部さんのベルトを狙うのかな、という感じですけど、また修斗に出て戦います。よろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼インフィニティリーグ2020 フェザー級 5分2R△よしずみ(勝ち点3/HAGANE GYM)[判定1-0] ※20-18, 19-19×2△一條貴洋(勝ち点0/ブレイブハート)  2020年8月より再開した「インフィニティリーグ2020」公式戦で、よしずみ(勝ち点3/HAGANEGYM)と一條貴洋(勝ち点0/ブレイブハート)の一戦も決定。  よしずみは3月大会で小野島恒太に判定負け。一條は2月大会で石井逸人に判定負けしている。  当初、9月19日の渋谷TSUTAYA O-EAST大会にて、よしずみvs.野尻定由のリーグ公式戦が行われる予定だったが、野尻が負傷により欠場。よしずみの不戦勝となり、勝ち点3が与えられている(※リーグ戦のシステム上、不戦敗扱いとなるが、個人の戦績には含まれない)。  1R、ともにオーソドックス構え。一條のダブルレッグをがぶり立ち上がるよしずみに、一條は押し込んで左を差して投げるが、潰したよしずみが上に。そこに足関節を仕掛けて立ち上がる一條。  テイクダウンからパワフルに上を取る一條はハーフから右で脇差し。しかし、よしずみはそこにシングルレッグで前方に落として上に。ハーフから右で脇差し、左でパウンドする。  2R、一條の左ローに左ジャブを合わせてダウンを奪うよしずみは上になるが、そこからスクランブルで上になる一條。右で枕にして左で脇差しハーフからパスを狙う。よしずみは背中をつけてハーフから二重がらみ、クローズドガードに。鉄槌は一條。  よしずみは下から三角狙いで立ち上がりを狙うが、潰す一條はケージに詰めて腰を殺す。金網で上体を立てるよしずみはダブルレッグから上に。  一條を横に寝かすと鉄槌&パウンド連打。さらにバックマウントを奪ったところでホーン。判定は1-0(20-18よしずみ,19-19, 19-19)でドロー。勝ち点1が双方に与えられた。 【インフィニティリーグ2020日程】(※予定)2020年11月23日 後楽園一條貴洋 vs.よしずみ 2021年1月石井逸人 vs.よしずみ小野島恒太 vs.野尻定由 2021年2月一條貴洋 vs.野尻定由 2021年3月or5月石井逸人 vs. 野尻定由小野島恒太 vs. 一條貴洋 ※来年度の大会日程は決まり次第、発表。 [nextpage] ▼フライ級 5分2R○新井 丈(キングダム立川コロッセオ)[判定3-0] ※20-18, 20-17×2×津村有哉(リバーサルジム新宿me.we)  スタンドでのボクシングスタイルに拘り現在2連勝(大竹陽、牧ヶ谷篤に勝利)と波に乗る新井丈(キングダム立川コロッセオ)と、打投極のトータルバランスの良さで2018年度新人王決定トーナメント準優勝になっている津村有哉(リバーサルジム新宿Me,We)が対戦。鳥取出身の津村は、ZSTデビュー後、2018年10月のプロ修斗デビュー戦で大勝たくにぃに判定勝ち後、同12月に斎藤康太に判定負け。勝ち越しを狙う。  1R、ともにオーソドックス構え。津村の低いダブルレッグを切る新井。次続けてシングルレッグに入るも新井は再び切る。シングルレッグから金網に詰めるが、脇を差し上げる新井がヒザ蹴りで突き放す。  左ハイは津村。ブロックしテイクダウン狙いを切る新井は左フック。左ハイをガード上に返す津村。津村はなおもシングルレッグも新井はノーアームギロチンを仕掛ける。頭を抜き、近い距離で左右を当てるのは新井。金網に詰め左をボディに突く。さらに左フックで顔面を叩く。  2R、津村のシングルレッグに左フックを合わせる新井。頭を振って圧力をかける。津村も左右連打で前に出るが、新井も下がりながら右! 押し返すと右で前進。しかし新井の左の打ち終わりに津村も左を返す。  右を当ててラッシュする新井。下の津村はギロチンを仕掛け立ち上がる。なおも詰める新井は右前蹴りから津村のシングルを切って右! 後退する津村を組み倒し、ハーフから鉄槌。立つ津村だが小外でテイクダウンは新井。マウントを奪い、ゴング。  判定は3-0(20-18, 20-17×2)で打撃を効かせた新井が勝利。3連勝を飾った。
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