▼第4試合 ONEムエタイ フライ級 3分3R
〇MOMOTARO(OGUNI GYM)
[2R TKO]
×ボルター・ゴンサルベス(ブラジル)
元WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者のMOMOTAROは、2019年3月のONE初参戦でケニー・ズィー(中国)に判定勝ちも、4月に元ルンピニー3階級王者ルーシラー・プーケットトップチーム(タイ)に判定負け。しかし、9月のシントンノーイ・ポーティラックン(タイ)との試合では、41秒KO勝ちの番狂わせを起こした。11月にはホームリングのNJKFで琢磨に3R判定勝ちを収めて連勝していたが、今年1月のONEで元ONEキックボクシング・フライ級王者ペッダムに判定負けを喫して連勝がストップ。今回はそれ以来の試合となる。
対するゴンサルベスはブラジルでムエタイを始め、学生生活を終えるとタイへ渡り、名門シッソンピーノンジムでかつての名選手サガットペットの指導を受けた。タイのパトンスタジアムやMAX MUAYTHAIなどでムエタイのキャリアを積み、2017年P-1 Changトーナメント優勝、2018年WPMF世界ライト王者、2018年ムエタイ・エクストリーム-60kgトーナメント王者となり、2019年10月に東京・両国国技館で開催された日本大会でONE初参戦。いきなりロッタン ・ジットムアンノン(タイ)のONEムエタイ世界フライ級王座に挑戦し、判定2-1で敗れるもロッタンを苦戦させた。戦績は27勝(18KO)5敗1分。22歳。
1R、オープンフィンガーグローブのケージ戦。サウスポー構えのMOMOTAROに、サウスポー構えからオーソドックス構えに変えたゴンザルベスは右ミドルのダブル! そこにMOMOTAROも右フックを狙う。
前足でサイドキックで距離取るMOMOTARO。蹴り足を取られると追打を避け下になるゴンザルベス。蹴り足を掴んでの3ステップは注意に。圧力をかけなおすMOMOTAROに脇差すゴンザルベスは投げる。
右ハイをスウェイでかわすMOMOTARO。ボディ打ちからミドルを打つ。金網に詰めて4連打を見せたMOMOTAROだが鼻血を見せる。
2R、オーソドックス構えにするゴンザルベス。蹴り足を掴まれるとまたも追撃を避け下になる。MOMOTAROの右ローとゴンザルベスの左の蹴りが交錯。しかし、ゴンザルベスが右足首をひねったのか、左の蹴りで痛めたか、ストップの意思表示。レフェリーが試合を止めた。
MOMOTAROは相手の負傷によりTKO勝利した。