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レポート

【Krush】バンタム級トーナメント優勝は本命の吉岡ビギン、斗麗が初回KO勝ちで豪快復活

2020/12/19 23:12

▼第6試合 Krushライト級 3分3R延長1R
〇東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 1R 2分34秒 ※左ミドルキック
×鈴木孝司(K-1ジム五反田チームキングス)


 東本は2012年9月のKrush初参戦でHIROYAをKOしたことで注目され、Krush・K-1のトップ選手たちと拳を交えてきたベテラン選手。4連敗を喫したが2020年1月に川崎真一朗をKOして復活の雄叫び。3月のK-1では蓮實光の剛腕でマットに沈んだが、8月のKrushではラウェイの金子大輝を1R3分2秒、左フックでKOに仕留めている。町田にハンバーガーショップも経営している“戦うハンバーガー屋さん”。


 鈴木は第17回K-1アマチュア チャレンジAクラス -65kg優勝を果たし、2017年9月にKrushでプロデビュー。9月のKHAOSで山下和希に勝利し、戦績を3勝(1KO)5敗1分としている。


 1R、サウスポーの東本に鈴木は右ミドル、右ストレート。じりじりと前へ出て左のパンチを繰り出す東本だが、左三日月蹴りで鈴木の動きが明らかに止まる。一気にボディへのパンチ連打でコーナーへ追い詰めた東本は、左ミドルを蹴ってダウンを奪う。


 立ち上がった鈴木だがボディのダメージは深く、東本が左ミドルを2連打するとマットに沈んだ。


 東本はマイクを持つと「得意のパンチではないですけれどKOすることができました。ゴンナパー選手がK-1獲っちゃって、Krushも持っているけれど2つも持っているのは無理だと思います。Krushのベルトは返上すると思うので、次チャンス下さい」とタイトルマッチをアピールし、「SHOGUN BURGERが明後日2周年になります。お得なイベントをしようと思うのでよかったら来てくださ」と恒例となった経営するバーガーショップのPRで締めくくった。

▼第5試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10、9-10
〇三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※本戦の判定は28-28×3


 三輪は7勝(3KO)13敗2分の戦績。伊藤は9勝(2KO)8敗4分の戦績。


 1R、サウスポーの伊藤は序盤から重い左ミドルを何発も命中させていく。三輪も右ローを返すが、伊藤の左右フック、ヒザ蹴りと重量感のある攻撃が目立つ。


 2R、三輪の右ローに前蹴りとヒザ蹴りで対抗する伊藤。左ミドル、ヒザ蹴りを始め伊藤の重い攻撃が何発も入るが、タフな三輪は前へ出てきて右ストレート、右フックを当てに行く。


 3R、ボディの打ち合いがあり、蹴りを決めていく伊藤だが、三輪は前に出続ける。そしてその執念で、ついに右ストレートでダウンを奪った。伊藤もパンチで反撃し、判定は三者とも28-28でドロー。延長戦へ突入した。


 前に出る三輪は右ストレート、左の顔面からボディへのダブルフック。伊藤はヒザ蹴りで対抗する。前へ出る三輪とそれを受け止める伊藤。両者最後まで全力を振り絞っての攻防は判定となり、判定2-1で前へ出て攻め続けた三輪が勝利をもぎ取った。

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