▼セミファイナル 第10試合 ライト級 5分3R
×冨樫健一郎(パラエストラ広島)1位
[判定1-2] ※29-28、27-30、28-29
○金田一孝介(K-PLACE)
修斗からPANCRASEに主戦場を移した両者。ライト級王者・久米鷹介、暫定王者・雑賀ヤン坊達也につける1位の冨樫健一郎は、2017年11月のアジズ・パフルディノフ戦、トム・サントス戦、上迫博仁戦で3連敗も2019年4月にアキラに判定勝利。9月に林源平との接戦をスプリット判定で落としている。
対する“無冠の実力者”金田一は2年ぶりの試合。2011年7月に修斗で佐々木憂流迦に判定2-0で敗れた後、試合間隔は空いているものの5つの白星が並んでいる。ジャングル伊藤戦の一本勝ち後、西方清信に一本勝ち。その後、鈴木道場長にも判定勝ちすると、上田厚志、松岡嵩志をKO・TKOに下すなど2018年は3連勝をマークした。
ランキング1位の冨樫を相手に打撃が得意で腰も重い金田一は、約2年ぶりの試合で勝利しランキング入りを果たすか。受ける40代・冨樫は金田一をいなすか? part.2
1R、はサウスポー構えの富樫は金田一の右の打ち終わりに左を狙う。金田一は富樫の入りに右ストレート、ダブルレッグテイクダウン。オモプラッタ狙う富樫を潰し、サイドからヒザ突く金田一。ジャッジは2者金田一10-9、1者富樫。
2R、金田一の左に内側から右ジャブを突く富樫。さらに左ボディストレートも。金田一は右ミドルをヒット、ダブルレッグは3度富樫が切る。2者富樫支持、1者金田一支持。
3R、2度のダブルレッグテイクダウンを決めた金田一はパウンドで富樫の出血を多くさせる。追う富樫はジャブも、金田一は前蹴りも駆使してアウトキックボクシング。判定は2-1(富樫29-28、27-30、28-29金田一)で金田一が勝利した。
ケージの中で金田一は、「2年ぶりで怪我もあって、誘ってくれた小池代表、応援してくれた人たちのおかげです。今後も応援お願いします。1位の富樫選手に勝ったんで、誰とやるとかは関係者が決めることですが、個人的には松本選手と。正規王者が久米選手なんで。次期王座挑戦権をかけて松本選手とやらせてください。RIZINに行くなら返してもらって。僕たちはあれを巻きたくてやってるんで」とアピールした。