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レポート

【UFC】3つの王座戦が流れたメインで王者フィゲイレードが挑戦者モレノと死闘の末にドロー防衛、オリヴェイラが元王者ファーガソンに圧勝! ダーンが打撃戦を制して3連勝、ジャカレがガードからの打撃で失神TKO負け、スワンソン&フィジエフが衝撃KO勝利!

2020/12/13 10:12

【プレリム】

▼フェザー級 5分3R
○カブ・スワンソン(米国)145lbs/65.77kg
[2R 1分52秒 KO] ※右フック
×ダニエル・ピネダ(米国)145.5lbs/66.00kg

 スワンソンは、MMAでは2019年10月のクロン・グレイシー戦の判定勝ちから1年2カ月ぶりの復帰戦。2019年12月の「QUINTET」米国大会ではジェイク・シールズの足関節で左ヒザを負傷している。ピネダは8月にエウベウ・バーンズにクルスフィックスでのヒジでTKO勝ちをマークしている。掛け率ではピネダがフェイバリットで優勢。

 1R、サウスポー構えから入るスワンソンだがオーソドックスに戻す。ピネダはオーソドックス構え。スワンソンはいったん組むが固執せず。ピネダは左から右のワンツーをヒット! 下がるスワンソンに右カーフキック! スワンソンの足が流れる。スイッチし前足を変えるスワンソン。

 ピネダの右ローを掴んでテイクダウン。ピネダのヒール狙いを足を抜きガードの中に。腰を掴んでパスを狙うとピネダは三角絞めから腕十字狙い。またいで外したスワンソン、スクランブルから立ち上がる両者。

 右のカーフキックを効かせるピネダは左右で前に! しかし打ち合い上等のスワンソンは左ストレート! ピネダがダウンから立ち上がるとスワンソンは金網に詰めて右ストレートを効かせる。

 2R、スワンソンの左足のダメージはいかに。前足を変えてサウスポー構えになるスワンソン。右の跳びヒザはピネダ。スワンソンも押し戻し左ミドル。ピネダの右ローを足を引いてかわす。左足にシングルレッグはピネダ。

 しかし足を抜いたスワンソンは、金網を背にしながらも右アッパー! さらに左フック、右アッパー、そして打ち下ろしの右フックにピネダが後方にダウン! ここで両手を挙げてみせたスワンソンだが、続行にパウンド。レフェリーが間に入った。

 復帰戦をKO勝利で飾ったスワンソン。アンダードッグの評価のうえ、カーフキックにも苦しんだが、ヒザの怪我を克服しての逆転勝利に落涙。オクタゴンを降りた瞬間、右足をひきずった。

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