キックボクシング
レポート

【REBELS】ぱんちゃん璃奈、初のメインは判定で完勝も「いつもKOできなくて申し訳ないです」

2020/11/08 21:11

▼第2試合 61kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
×中澤良介(TRY HARD GYM)
判定0-3 ※28-30、27-30、27-30
〇麻火佑太郎(PHOENIX)


 9月のKNOCK OUTで古村匡平に敗れた中澤は、麻火との対戦。中澤は5勝4敗1分の戦績、麻火は7勝5敗だ。


 1R、サウスポーの麻火はテコンドー仕込みのサイドキックを多用。麻火は左ミドルからワンツー、そのままパンチの連打に蹴りを交えてのラッシュを見せる。この猛攻に耐えた中澤は右ボディストレートを打つが、右を顔面に当てることがなかなかできない。


 2R、麻火は後ろ蹴り、カカト落とし、ヒザ蹴り、三日月蹴りと多彩な蹴り技にパンチを混ぜてどんどん攻める。しかし顔色ひとつ変えない中澤は左ミドルを命中させ、パンチでもボディを攻めていく。麻火は二段蹴りやパンチとヒザの波状攻撃も繰り出すが、中澤は下がらず左フックを顔面とボディへ放つ。


 3R、細かくパンチを顔面に当ててくる麻火に中澤は前へ出て左右のフックを叩きつける。中澤は左フックをヒットさせハイキックも狙うがこれは不発。麻火もスタミナを切らさず最後まで蹴りを出し続け、判定3-0で勝利した。

▼第1試合 70.5kg契約 3分3R延長1R REDルール
×渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
TKO 2R 2分38秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
〇小原俊之(キング・ムエ/J-NETWORKミドル級3位)


 渡慶次はパンクラスを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで6勝4敗5分と本場ミャンマーの選手を相手に勝ち越しており、その勝利の中には2018年6月にミャンマーの英雄ソー・ゴー・ムドーをKOした試合や、同年12月にミャンマーで開催された国際大会の『KBZ グランドファイナル』でKO勝ちして日本人2人目の同大会王者に輝いた試合も含まれる。


 新型コロナウイルスの影響でミャンマーの選手が来日できない状況のためラウェイの試合が組まれず、9月の『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』でキックボクシングルールに初挑戦。NKBミドル級4位・釼田昌弘(テツジム)を左ローと左フックでダウンさせ、3R1分59秒でTKO勝ちを収めた。今回はキック2戦目に臨む。


 小原は183cmの長身サウスポー。NKBの「PRIMA GOLD杯 NKBミドル級トーナメント」では1回戦でNKBミドル級王者・西村清吾を1Rわずか23秒、ヒジ打ちによるTKOで破ったが準決勝で敗退。2019年7月には新日本キックで日本ミドル級王者・斗吾と対戦し、1Rにヒジでカットして流血に追い込み左ミドルで善戦したがダウンを奪われ判定負け。今回が1年4カ月ぶりの試合となる。


 1R、サウスポー同士。小原はジャブと左ロー、渡慶次も左ローで応戦する。小原が左ストレートを打ち込めば渡慶次も左ストレート。渡慶次はパワフルな左ボディストレート、右フックで襲い掛かるが小原の左縦ヒジで眉間から流血。


 2Rも左ローの蹴り合い。渡慶次はパワフルなパンチを繰り出すが、小原は隙あらばヒジを打つ。渡慶次の額から鮮血が流れ落ち、ドクターチェック。再開後、渡慶次は左フックをヒットさせるが今度は左頬もカットされて流血。再びドクターチェックを受ける。

 ここでレフェリーストップがかかり、小原のTKO勝ちとなった。

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