キックボクシング
レポート

【REBELS】ぱんちゃん璃奈、初のメインは判定で完勝も「いつもKOできなくて申し訳ないです」

2020/11/08 21:11

▼第4試合 65kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
〇鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
KO 1R 1分17秒 ※3ノックダウン
×康弘(ゴリラジム)


 鈴木はMMAファイターとしてパンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)で優勝。2019年8月の『REBELS』でキックボクシングの試合に臨み、パワフルなパンチで初回TKO勝ちを飾ると10月の『KNOCK OUT×REBELS』ではメインイベントに抜擢。二冠王・橋本悟を1R僅か45秒でマットに沈めた。


 11月には耀織も2Rでマットに沈める快進撃を続けていたが、2020年2月の「無法島GRANDPRIX」1回戦で与座優貴との無敗対決に判定勝ちも、準決勝の西岡蓮太戦で判定負けを喫して初黒星。9月のKNOCK OUTで再起戦に臨み、Bigbangスーパーライト級王者・昇也にTKO勝ちして再起を飾った。戦績は6勝(4KO)1敗。


 今回対戦する康弘は福岡県柳川市にあるゴリラジム所属で、2017年11月に九州のキックボクシング大会『大和』で25歳の時にプロデビュー(初回KO勝ち)。2019年4月に大和初代65kg級王座に就いた。普段は西日本鉄道の運転士兼車掌だという。戦績は4勝(3KO)3敗。


 1R、両者いきなり足を止めてのフルスイングのフックの応酬。鈴木が右フックでダウンを奪う。一気にフルスイングでラッシュをかける鈴木はボディへのパンチを振って左フックでダウンを追加。


 最後は康弘も粘ったが、鈴木がボディへの打ち分け、ヒザ蹴りも混ぜて右フックで3度目のダウンを奪い、予告通りの初回KOを飾った。

 鈴木は「見ての通り僕は元気にしています。12月、試合を組んで下さい。僕は戦えます」と12月大会への連続参戦を大声でアピールした。

▼第3試合 65kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
〇与座優貴(橋本道場)
判定3-0 ※30-29×2、29-28
×久保政哉(フリー)


 久保は今回がKNOCK OUT初参戦。世界最大のキックボクシングプロモーション『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た選手だ。GLORYフェザー級トーナメントで準優勝の実績も持つ。その主武器は、サウスポースタイルからの強烈な左ミドルキック。


 与座は2016年極真会館『第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会』軽量級を19歳で制し、2017年には軽量級世界王者に。2018年4月の第35回全日本ウェイト制選手権では中量級に階級を上げて準優勝するなどトップ選手として活躍していたが、2019年3月にキックボクシングに転向。ほぼ月イチのハイペースで試合経験を積み、7戦全勝(3KO)の快進撃を続けていたが、今年2月の『KNOCK OUT』で鈴木千裕に判定2-0で敗れ、プロ初黒星を喫した。


 1R、サウスポーの久保は左ミドルを狙い撃ち。与座はローを蹴りつつ、久保の蹴り足をキャッチしての攻撃を多用する。与座はたびたび後ろ蹴りを繰り出すが久保との距離が近いため失敗に終わる。


 2R、与座は久保をコカしにいく。前蹴りでも転倒させる。久保が左ミドルを蹴れば与座も左ミドルを連発、さらに足払いでコカす。与座のパワフルな左ミドルに久保はパンチで対抗するが、与座のパワーに翻弄されている印象。


 3R、前に出る久保に与座は左フック。ジャブ、前蹴りで突き放す与座は回り込んで打ち合いを避ける。単発ながら与座のパンチ、蹴りが久保を捉え、久保のパンチは空を切る展開が続く。最後はヒット&ウェーのような戦い方で与座が久保を判定で破った。

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