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【RISE】那須川天心が裕樹を飛びヒザ蹴りでKO、志朗が鈴木真彦からダウン奪い那須川と再戦へ、女子トーナメントは寺山日葵が優勝

2020/11/01 13:11
「Cygames presents RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka」2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場) ▼メインイベント(第15試合)Mr.RISE Final Match -58.0kg契約 3分3R延長1R〇那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)KO 2R 2分56秒 ※飛びヒザ蹴り×裕樹(ANCHOR GYM/RISE三階級制覇)  2014年7月のプロデビュー以来、キックボクシング36戦全勝(27KO)、MMA4戦全勝(3KO)、MIXルール1勝(1KO)と驚異の快進撃が止まらない那須川の今回の対戦相手は“Mr.RISE”と呼ばれた裕樹。  38歳の裕樹は長年にわたってRISEで活躍し、RISE初で唯一の三階級制覇を達成。“鬼のローキック”と呼ばれる強烈なローを武器に国内外の強敵と戦ってきたが、今回引退試合を迎えることになった。通常、那須川は57.0kg以上では試合を行わないが、裕樹の引退試合ならということで59.5kg契約を快諾も、裕樹がRISEフェザー級の58.0kg契約を希望。過酷な減量を経てリングに立った。  1R、開始早々、那須川がスーパーマンパンチで先制。速いパンチのコンビネーションでアタックを仕掛け、至近距離での左ショートストレートでダウンを奪う。左ボディ、左右フックからの左ストレートと次々仕掛けていく那須川。強烈な左ミドルキックが快音を発する。左ストレートを裕樹がブロックしてもすかさずヒザをボディに突き刺す。左ボディストレート、右フックと那須川の強打が決まるが、裕樹は那須川を見据える。ガードを固めて前に出る裕樹に那須川が左ストレートをヒットさせて初回は終了。両者笑顔を交わす。  2R、前に出る裕樹へ那須川は次々とパンチを当て、ストレート連打で踏み込むと同時に左ストレートで裕樹を吹っ飛ばしてダウンを奪う。ローを蹴ろうとする裕樹へ速い連打、そして飛びヒザ蹴りを放つ那須川。裕樹は左ロー、右ローを蹴るが、那須川の連打が決まりスタンディングダウン。  裕樹の右ローに左ストレート、裕樹は打ち合いに行き、那須川はノーガードで“打って来い”と誘う。裕樹のパンチを4発受けた那須川は、倍以上のスピードで猛然と打ち返す。それでもなおも打ち合いに行く裕樹。那須川は左ストレート、右フック、そして最後は前へ出てくる裕樹へ高く飛び上がっての飛びヒザ蹴りが炸裂。  バッタリと倒れる裕樹。KO勝ちした那須川は正座して深々とお辞儀。「ありがとうございました」と、泣き顔で裕樹に礼を述べる。最後は笑顔で握手を交わした。  那須川はマイクを持つと「なんですかね、なんだろう…非常に感慨深いというか裕樹さんには本当に昔からお世話になっていて。エキシビションをやったり、セミナーをやったり、一緒にご飯を食べたりとか思い出があったんですが、引退試合としてそういう想いを殺して望みました。裕樹さん、ありがとうございました。なかなかこれから裕樹選手みたいな選手ってなかなか現れないと思うので、最後にこの試合ができて嬉しいです。裕樹さんの息子さんが僕と試合をやると言って、勝てないやろと言っていたと聞きました、息子君、きみのお父さんは最高のファイターだったよ。お父さん、カッコ良かったでしょう? 最高の試合が出来て良かったです。僕もこれからまだまだ強くなるので、たくさん応援をよろしくお願いします」と、裕樹を称えた。  裕樹は「皆さん、本当にすいません、ちょっとね、言葉にならないんですけれどこんな素晴らしい舞台を用意してくれたRISEさん、そして最後の相手をしてくれた那須川天心選手ありがとうございました。子供たちにカッコいい姿を見せたかったんですけれど、どうやったパパ、カッコよかった?(うなずく2人)それだけでいいですわ。天心君、本当にありがとう。16歳の頃からリアルディールに入ってキックボクシングを始めて強くなりたい一心でやって来ました。  最後に世界一の男と拳を交えて戦えたことを嬉しく思います。夢とは最後まで思い続ければ叶うんだなって少しは証明できたかなと思います。ずっと強くなりたいと思ってやってきました。少しは近づけたかなと思います。最後に、ずっと20歳の頃から寄り添ってくれた妻に心から感謝したいと思います。本当にありがとう。最後ちょっとカッコ悪かったけれど、あなたのおかげで僕はずっと続けてこれたし、楽しかった。最高の格闘技人生でした」と語った。  裕樹がリングを降り、ひとつの戦いに幕が降りると同時に、新たなる戦いの幕が開いた。挑戦者決定トーナメントで優勝した志朗がリングに上がり、那須川と対峙したのである。  志朗は「天心君、おめでとうございます。自分たち2人は同じトレーナー、世界一のバンテージ職人、永末ニックトレーナーに教わっているので、その2人が戦うのは運命だなと思います。次は全てを懸けて勝負に挑むので覚悟してください」と宣戦布告。  それを笑顔で聞いた那須川は「志朗君、おめでとう。僕は志朗君が上がると信じていたので、その通りになってよかったですし、裕樹さんの引退試合を終えて僕がMr.RISEを背負って志朗君と戦うので決着をつけましょう」と語った。 [nextpage] ▼セミファイナル(第14試合)RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~決勝戦 3分3R延長2R×鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)判定0-3 ※27-30×3〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)※志朗がトーナメント優勝。 優勝賞金500万円、そして那須川天心との挑戦権を懸けたトーナメントの決勝戦は、1回戦で江幡塁との激闘を制した鈴木と、シュートボクシングの植山征紀を降した志朗で争われた。  1R、さっそく前に出て右を放つ鈴木に志朗は左ローと前蹴り。鈴木は飛び込んでの左ボディ、さらにワンツー。鈴木はストレートに左ボディ、右ローを織り交ぜてアグレッシブに攻めていく。しかし、右ストレートを出したところへ志朗がカウンターの右ストレートを直撃させて鈴木がダウン。  鈴木は立ち上がるもフラついている。志朗の強いジャブにフラつく鈴木。右フック、右ボディストレート、ジャブを浴びる鈴木。パンチで反撃する鈴木だが志朗はガードしてジャブ、右ストレートを打ち込む。コーナーへ詰まる鈴木だが、打ち合ってしのぐ。1R終了のゴングと同時に、志朗の右ストレートで倒れた鈴木だが、これはノーカウント。  2R、右ストレートで強気に前に出る鈴木に志朗はジャブを突きさして鈴木のアゴを上げさせる。攻めの姿勢を崩さない鈴木が右ストレートを当て、左ボディもヒット。右ローも蹴る。しかし、ガードが堅い志朗はよく見てカウンターの右ストレートで鈴木を大きくグラつかせた。志朗の右ボディストレートに鈴木も左ボディを返す。  3Rも鈴木はワンツーと右ローで前へ出る。志朗はジャブと左フック、右ロー。前蹴りでボディを攻めて前足払いでコカす。前に出る鈴木をジャブで翻弄する志郎。鼻血を出しながらも攻撃の姿勢を崩さない鈴木だが、志朗を捉えることができない。ジャブと前蹴りで鈴木を寄せ付けない志朗。そして足払いで鈴木をコカしたところで試合終了。  判定は3-0で志朗が優勝。追い上げならなかった鈴木は号泣した。  志朗はマイクを持つと「たくさんの応援ありがとうございました。那須川天心君に負けてから自分の時間は止まったままなんですよね。このメンバーの中で優勝したので、皆さん、自分が天心君と戦うのは文句はないと思います。天心君がボクシングに移籍する前に、自分が敗北の味を教えるので皆さん来年は楽しみにしていてください」と、来年3月までに実現する那須川天心との再戦で初黒星を自分が付けると宣言した。 ▼第13試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020 決勝戦 3分3R延長2R〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)判定3-0 ※30-28×3×紅絹(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENアトム級王者)※寺山がトーナメント優勝。  優勝賞金300万円の女子キックボクシング軽量級の最強決定トーナメント決勝戦は、準決勝で百花を破った紅絹と、sasoriを返り討ちにした寺山のRISE QUEEN同士で争われることとなった。両者は2018年2月と2019年11月の2度対戦しており、2度とも寺山が勝利している。  1R、サウスポーの紅絹はステップで右へ回り込み、寺山は右ミドルと右前蹴りを当てに行く。飛び込んでのフックやジャブを繰り出す紅絹だが、寺山はよく見てかわしてのジャブ、前蹴り。紅絹は踏み込んでの右アッパー。もらった寺山だが動じることはなく冷静に蹴っていく。  2Rも入り込んでくる紅絹を前蹴り、ヒザ蹴り、右ストレートで迎え撃つ寺山。後ろ蹴りも繰り出す寺山は紅絹の前進や後退に合わせて距離を保ち、紅絹をなかなか近づけさせない。  3R、寺山は右ミドルを多用し、ジャブ、前蹴りで紅絹を近づけさせない。自分からは右ストレート。紅絹はアタックを仕掛けるが、パンチや蹴りで突き放され、右ストレートでも押し戻される。最後まで自分のペースを乱さずに戦い抜いた寺山が判定3-0で勝利。優勝を勝ち取った。  ベルトを巻いた寺山はマイクを持つと「決勝戦で戦ってくださった紅絹選手、そして準決勝で戦ってくださったsasori選手、そして1回戦で戦ってくださったerika選手ありがとうございました。このトーナメントで凄く成長できましたし、その3選手がいたからこそ私がここまで来ることができました。私は今まで自分に自信が持てなくて自分のことが大嫌いだったんですけれど、キックボクシングを始めてTEPPENの仲間と応援してくれる皆さんと家族に支えられてここまで来ることができました。自分には自分がついていると信じて、ここまで来れてよかったです。もっともっと強くなってもっともっと上に行けるようにしますので寺山日葵を、TEPPENを応援よろしくお願いします」と、声を震わせながら語った。 [nextpage] ▼第12試合 SuperFight! スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R×山田洸誓(正道会館KCIEL/RISEスーパーライト級王者)延長R 判定0-2 ※9-10、10-10、9-10〇北野克樹(誠至会/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)※本戦の判定は30-29、29-29、29-30。  山田は正道会館の全日本空手道選手権連覇者で、2017 年 3 月にプロデビュー。昨年7月から開催されたRISEスーパーライト級王座決定トーナメントに参戦するとタップロン・ハーデスワークアウト、山口侑馬を破り10戦無敗のまま王者となった。今年2月には NJKFウェルター級王者・中野椋太と対戦。接戦を制し王者対決で白星を挙げデビュー以来11連勝中。  対する北野は誠至会のエースで、多彩な足技でKO勝利を積み上げる24歳。スピードのある回転系の蹴りを得意とし、今年3月のNJKFではタイの強豪相手に、強烈な回し蹴りを直撃させて失神KO勝利。9月には大ベテランの健太と対戦し得意の足技で判定勝利を収めている。  1R、ロー・ミドル・ハイと蹴り技を飛ばす北野にサウスポーの山田は左ローを返していく。右ミドルを連打して前へ出ていく北野に山田は右フックを強打。北野はローを空振りするとそのまま回転して後ろ廻し蹴りを放つが、山田はかわす。  2R、蹴りの距離を保って蹴りを出していく北野。山田はなかなか入れないが、踏み込んでの右フックを繰り出す。インファイトを仕掛ける山田に北野は徐々に組み付きが多くなる。  3R、北野は入り込む山田にヒザ蹴り。北野が右ミドルを蹴ると山田はすぐに左ローを返す。オーソドックスにスイッチした山田は左ロー。それでも北野は左右ミドルを蹴り、山田のパンチはかわして左ミドルを蹴る。山田は左右ストレートでボディを打つが、北野の左右ミドルに攻めあぐねる。最後は山田がローを連発し、判定は三者三様のドローに。 延長戦、山田がミドルをさばいてパンチを打っていったところでバッティングがあり、一時中断。再開後、北野が左右ミドル、山田が左右ローで蹴り合う。ジャブでボディを打つ山田へミドルを蹴る山田。右ローを連打する北野に山田も蹴りを返すが、入れない展開が続く。山田は右ストレートを当てに行くが、すぐに北野が蹴る。  攻撃が少なかった山田を北野が判定2-0で破り、山田にプロ初黒星を付けた。 ▼第11試合 -61kg契約 3分3R〇中村 寛(BK GYM/前DEEP☆KICK-60kg王者)KO 1R 2分44秒 ※右フック×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS/修斗バンタム級世界4位)  中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される23歳。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZIN で元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。戦績は8勝(8KO)2敗。昨年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、1年ぶりの試合となった今年7月には10月11日大会でベイノアと対戦する宮城寛克に判定負けを喫しており、現在2 連敗中。地元大阪で再起を狙う。  対する魚井はPRIDEがきっかけで格闘技に興味を持ち、アマチュア修斗を経て2008年にCDF(Club Dog Fight)でプロデビュー。“フルスイング”する豪快なフックを武器に、2016年2月から6連勝を挙げ注目を浴びる。昨年8月にはRIZINに初参戦、ハワイが誇る強打者カナ・ハヤットとの打撃戦を制し、地元神戸での凱旋勝利を収めた。今回が初めてのキックルールとなる。  試合前の煽りVTRでは「RISE vs RIZIN対抗戦Vol.1」として紹介された。  1R、サウスポーの魚井はいきなり左フックをフルスイング、オーソドックスの中村が右ローを合わせてそれがローブローになってしまい、いきなり試合中断。再開後、サウスポーに戻った中村は圧力をかけていき、魚井は右フックをフルスイング。中村は左ロー。残り1分が過ぎたところで、ロープ伝いに離れる魚井へ中村が左ストレートでダウンを奪う。  立ち上がるも中村が右をフェイントしての左ストレートで2度目のダウンを追加。そして最後はコーナーを背負った魚井へ豪快に右フックを叩き込み、3度目のダウンで中村が会心のKO勝ちを収めた。  中村はマイクを持つと「当たらんと思ったのに完全に右目潰されたわ。大晦日までに俺がこの目、復活させて完ぺきな状態に持って来れるなら、見に来てるんやろ、皇治。年末。俺、適正で復活して全部勝つので、伊藤代表、RIZINでもいいですよね? 関西で絶対に倒れへん男と絶対倒す男、関西からでもこのカードで盛り上げたいです。皇治、いや皇治選手やな。ほんまに立ってはるから。俺と対戦してください」と、RIZINの年末大会で皇治と戦いたいとアピールした。皇治は会場を訪れているところが中継で映し出されている。 [nextpage] ▼第10試合 RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~② 3分3R延長1R〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)判定2-0 ※30-29、29-29、30-28×植山征紀(龍生塾ファントム道場/SB日本スーパーバンタム級王者)※志朗が決勝戦へ進出。  志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。新日本キックボクシング協会で活躍し、2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得し、2度の防衛に成功。2018年11月からは「打倒・那須川天心」を掲げてRISEに参戦。9月の「RISE WORLD SERIES」-58kg級決勝戦でついに実現したが、判定3-0(30-28×3)で敗れた。1月の再起戦では京谷祐希に勝利、7月には清志を1Rわずか26秒でKOしている。  ハードパンチャーとして知られる植山は、24勝のうち12のKO勝ち、昨年11月のSB日本スーパーバンタム級王座決定戦では笠原友希を3RTKOで葬りベルトを獲得。2019年6月のRIZIN初参戦時には、強打を爆発させ拳剛を1RでTKOに仕留めるインパクトを残した。10月のRIZINにも参戦して梅井泰成からダウンを奪って勝利するなど3連勝していたが、11月のSBでは栗秋祥梧にヒジでカットされてのTKO負け。今年8月の『RIZIN』では江幡塁に判定で敗れている。今回、良星の欠場を受けて代打出場が決まった。  1R、ジャブを多用する志朗に植山は前へ出て左右ロー。志朗は右ボディストレート、右ロー。植山は右ストレートからの左フックを放つが、打ち合う志朗が左フックを当てる。終盤、植山がバックスピンキック2連発をヒットさせ、さらにバックハンドブローを繰り出す。  2R、志朗はジャブ&ローキック、植山は前へ出てローを蹴りながらパンチを狙うが、志朗は絶妙の距離感で植山の攻撃をかわして逆に左ボディアッパー、左ボディストレート。ローとボディで削っていく志朗に植山は前へ出るが手数が減って来る。  3R、植山の右カーフキックで大きくバランスを崩す志朗だが、次には志朗が右ストレートで植山を転倒させる。ジャブを巧みに使って植山を止め、左ボディストレート、前蹴りを突き刺す志朗。植山はその左ボディにフックを合わせようとするが、志朗の出入りが早い。空振りの多い植山は疲れが見えるが、前へ出て攻撃の姿勢。志朗は冷静にジャブを突き、右ミドル&ローを蹴る。  自分のペースを守り続けた志朗が、植山の強打を封じて勝利。鈴木の待つ決勝戦へ駒を進めた。 ▼第9試合 RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~準決勝① 3分3R延長1R〇鈴木真彦(山口道場/第7代RISEバンタム級王者)判定 ※30-28×3×江幡 塁(伊原道場/WKBA世界スーパーバンタム級王者、KNOCK OUT初代同級王者)※鈴木が決勝戦へ進出。  鈴木は軽量級離れしたパンチ力と卓越したテクニックで、昨年11月の両国国技館大会でトーナメントを制して那須川天心が返上したバンタム級のベルトを獲得。昨年9月には無敗の初代RISEスーパーフライ級王者・田丸辰に初黒星を付け、今年1月には良星の挑戦を退けて初防衛に成功。7月にはかつて那須川天心と戦ったウィサンレックをKO。2015年8月の『BLADE FC JAPAN CUP -55kgトーナメント』で那須川天心に敗れて以降、連勝記録を重ね5年間無敗、19連勝という驚異の記録を打ち立てている。  江幡は双子の兄・睦とともに江幡ツインズとして知られ、新日本キックボクシング協会のエースとして活躍。軽量級日本最強との呼び声も高く、新日本キックボクシング協会日本バンタム級王座とWKBA世界スーパーバンタム級王座に続き、2019年8月にはKING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級初代王座決定トーナメント優勝で3本目のベルトを巻くことになった。兄弟揃ってワンツー&ローキックを主軸とした高い攻撃力を持ち、戦績は41勝(21KO)2敗3分。8月の『RIZIN』では植山征紀を判定で破っている。  1R、両者ローを蹴る中、鈴木はカーフキックも混ぜる。スロースターターの江幡に鈴木は積極的にワンツーで仕掛けていく。左右フックを叩きつけての左ボディも。鈴木が右ストレートをヒットさせてラッシュを仕掛けると、江幡も打ち合って左フックをヒット。鈴木がコンビネーションを打つと江幡は打ち終わりに強打を返す。スリリングな展開にラウンドが終了すると場内は大きな拍手に包まれた。  2R、鈴木は右ストレートから右ロー、右ストレートから左ボディ。江幡もワンツーを返す。鈴木が前に詰めて右ストレートから左ボディ、江幡が下がると鈴木が一気に強打をまとめに行く。鈴木が左ボディ、右フックとスピードある強打を次々とヒットさせていき、江幡も返すがスピードと手数で鈴木が上回る。  3R、鈴木の右ローに江幡は左ミドルで応戦。鈴木はぐいぐいと前へ出て右ストレート、左右フックから左ボディと攻めていく。鈴木の強烈な右フックが決まるが、江幡は何ともなかったように右フックを返す。鈴木の右フックへすぐに江幡が右フック。前へ出る鈴木が突き刺すような右ストレート。前蹴りで江幡を崩すと一気に前へ出てパンチをまとめる鈴木。江幡はもらっていないが、見栄えは悪い。鈴木が右アッパー、江幡はすぐに左フックを返す。両者打ち合い。鈴木も被弾するが、攻撃の手を休めない。  両者攻めに攻めたスピード感あふれる好勝負は、鈴木が判定で勝利。20連勝目をあげて決勝戦へ進出した。 [nextpage] ▼第8試合 RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~ リザーブマッチ 3分3R延長1R〇拳剛(誠剛館/DEEP☆KICK-55kg王者)TKO 1R 1分55秒 ※パンチ連打×拓也(蹴空ジム/バンタム級4位)※拳剛がリザーバーに決定。  この組み合わせは延期となったASIA SERIES-55kgトーナメントのリザーブマッチがスライドされた形となった。  拳剛は14勝(2KO)10敗2分の戦績を持ち、父が立ち上げた誠剛館の館長。2019年6月の『RIZIN』では植山征紀にTKOで敗れたが、その後は3連勝でDEEP☆KICK王者にも就いた。拓也は15勝(2KO)3敗の戦績を持ち、2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝者。2017年6月から2019年3月まで6連勝を飾るが結城将人にストップされる。しかし、その後は津田鉄平、イ・スンヒョンに連勝して再び波に乗っている。  1R、ワンツーの右を思い切り打つ拓也。拳剛は長いリーチを利したワンツーで迎え撃つ。左右でボディも叩く。拳剛が左ヒザ蹴りから右ストレートを打ち抜き、ダウンを奪う。一気にパンチをラッシュする拳剛。レフェリーがストップし、拳剛の速攻KO勝利となった。 ▼第7試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020 準決勝2 3分3R延長1R×sasori(テツジム/PRIMA GOLD/NJKFミネルヴァ日本ライトフライ級王者)判定1-2 ※28-30×2、30-29〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/初代RISE QUEENミニフライ級王者)※寺山が決勝戦へ進出。  sasoriはアグレッシブなファイトスタイルで9勝(1KO)3敗2分を誇る現NJKF女子王者。2019年9月、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月にはシュートボクシングに参戦し、5勝3KO無敗の快進撃を続けていた女神と対戦。サウスポーから繰り出す左ボディ&左フックを中心に、パンチを全く止めずに打ち合いへ行くスタイルで女神からダウンを奪い、延長戦で判定勝ち。7月にはRISEに初参戦すると寺山に延長戦で敗れるも大きなインパクトを残した。10月の1回戦では平岡琴に判定勝ち。  寺山はジュニア時代から数々のアマチュア大会で好成績を残し、高校生になった15歳でプロデビュー。シュートボクシングで活躍中のMISKAIやMIOといった女子トップファイターたちとしのぎを削り、7戦目でMISAKIに初黒星を付けられたが、2018年11月のJ-GIRLSミニフライ級タイトルマッチでリベンジを果たしている。2019年9月に初代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座に就き、J-GIRLSミニフライ級王座と合わせて2冠王に。今年7月にはsasoriとの延長戦にわたる激闘を制した。1回戦ではerika(=名前の後にハートマーク)に延長戦の末に判定勝ち。  1R、サウスポーのsasoriはいつも通りグイグイと前へ出ていく。寺山は一定距離を保ちながら前蹴りと右ミドル、左ストレート。寺山は得意の右前蹴りでさっそくsasoriを転倒させる。前へ出てパンチを振るうsasoriに寺山は下がりながらジャブ、右ストレート、ヒザを的確に当て、顔面前蹴り。強引に詰めるsasoriだが、寺山の距離で試合は進んだ。  2Rも距離を保って右ミドル、左前蹴り、右ヒザを当てていく寺山。出鼻を挫かれる形となるsasoriはなかなかパンチの距離に入れない。左ストレートを当てても寺山に組まれ、離れ際にはヒザ、そして前蹴りをもらう。パンチで詰めるsasoriに寺山は鋭いヒザ蹴り連打、そして前蹴り。sasoriの左ストレート、左フックがヒットし、寺山はsasoriの圧力にやや疲れを見せるか。  3R、前蹴りで止めてワンツーを打つ寺山へsasoriは左のボディを狙い撃ち。左ストレート、左ボディ、左ストレートの連打も見せる。sasoriのボディに寺山は前蹴りで対抗。距離を取りつつ右ミドルとワンツーを蹴るが、sasoriのインファイトに組み付く場面も増える。パンチで前へ出るsasoriだが、寺山は組んで突き放してのワンツー、そしてヒザ蹴り。足を止めての打ち合いも。  sasoriにやりたいことをさせず、自分のペースで戦った寺山がsasoriを返り討ち。紅絹との3度目の対決が待つ決勝戦へ駒を進めた。 [nextpage] ▼第6試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020 準決勝1 3分3R延長1R〇紅絹(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENアトム級王者)判定2-0 ※30-29、29-29、30-28×百花(魁塾/NJKFミネルヴァ日本アトム級王者)※紅絹が準決勝へ進出。  紅絹は2006年10月デビューのベテラン選手で、パンチを主体としたトリッキーなファイトスタイルで各団体にて活躍。2012年11月、J-GIRLSミニフライ級王者になったのを皮切りにタイトルマッチを多数経験。7月に那須川梨々との王座決定トーナメント決勝戦を制し、RISE QUEENアトム級(-46kg)王座に就いてベテラン健在を示した。今年2月には平岡琴との倒し倒されの激闘を制して初防衛に成功している。10月の1回戦ではAyakaに判定勝ち。  百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEではプロ2戦目の那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。その後は紅絹、平岡琴に敗れ那須川にもリベンジを許したが、ローマニー・センチャイとはドロー、今年2月にはMARIを相手にミネルヴァ王座の防衛にも成功している。1回戦では大倉萌に延長戦の末に判定勝ち。  両者は過去2度対戦して、2度とも紅絹が勝利している。  1R、サウスポーの紅絹は左ストレートで飛び込む。両者ローを蹴りながらパンチを繰り出し、紅絹はステップを踏みながら右へ回り込む。紅絹は前蹴りを効果的に使い、足を止めずに打っては離れる。百花は左右のフックを返すが紅絹はブロック。  2R、百花が右インローを連打すると紅絹は“蹴って来い”と挑発。紅絹も左インローを多用する。アタックを続けるのは百花だがそこへ紅絹が右フックを合わせてヒットを奪う。積極的に前へ出て左右フックで攻める百花へ紅絹は前蹴り、左ミドル、そして左フックを巧みに合わせる。紅絹の流れになってきた。  3Rも百花を右フックで迎え撃つ紅絹だが、百花がガムシャラに放った左右フックの右が紅絹を捉える。紅絹はすぐにステップを使って離れると、入って来る百花に左ミドルと前蹴り。フックの打ち合いになるとかわして打つ紅絹だが、百花の右に顔が上がる場面も。残り30秒前に百花がラッシュを仕掛け、ロープを背負った紅絹も足を止めて打ち合う。紅絹の右フックがヒット。さらにバックハンドブローの打ち合い、百花が前へ出て最後も打ち合いとなって終了。  判定は2-0で紅絹の勝利。ビッグヒットを奪った差が接戦の勝敗の分かれ目となったようだ。3度目の対決も制し、決勝進出を果たした。 ▼第5試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020リザーブマッチ 3分3R延長1R〇Ayaka(健心塾/NJKFミネルヴァ日本ピン級王者)判定2-0 ※29-28、29-29、30-28×宮﨑小雪(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子-47kg級優勝)※Ayakaがリザーバーに決定。  Ayakaは2018年4月にプロデビューし、2019年11月にはぱんちゃん璃奈を苦しめた祥子を破り、ミネルヴァ王座を獲得。今年2月のRISE初参戦で伊藤紗弥にテクニックで翻弄されたものの、3Rに右ストレートでダウンさせての逆転KO勝利。伊藤に生涯初のダウン&KO負けを味わわせて一気に知名度を上げた。しかし、「GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」の1回戦では紅絹に判定負けして連勝が「7」でストップ。戦績は8勝(2KO)3敗。  宮崎は“宮崎姉妹”の妹で、小学3年生から空手を学び、2019年8月のKAMINARIMON全日本女子トーナメントで優勝。アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月の『RISE GIRLS POWER』にてプロデビュー。そのデビュー戦は松谷綺とドローだったが、9月の『KNOCK OUT』ではKARENにプロ初勝利。続いて10月11日に『RISE DEAD OR ALIVE 2020 YOKOHAMA』で行われた「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」のリザーブマッチに、MISAKIの欠場を受けて試合5日前のスクランブル発進にも関わらず、小林愛理奈を破って連勝を飾ったサウスポー。戦績は2勝1分。  1R、ステップを使って右へ回り込む宮崎だが、時折止まってAyakaの右を誘うと左にヘッドスリップしての左ストレートを放つ。動きながら左ストレートを当てて来る宮崎に、Ayakaは右ロー、前蹴りで動きを止めにいく。Ayakaの前進してのプレッシャーをステップで見事にかわしていく宮崎。  2R、宮崎が蹴りの連続攻撃を繰り出すとAyakaはしっかりとこれをかわす。宮崎は左ストレートをボディと顔面へ連続して打ち分け、Ayakaも右フックを返す。Ayakaは距離を詰めて連打からバックハンドブロー、宮崎は一歩下がってワンツー。Ayakaが打ち合いに来ても回り込んで攻撃する。  3R、一気に距離を詰めて打ち合いに行くAyaka。宮崎もこれに応じて打ち合うが、すぐにステップを使って回り込み、Ayakaが前に出てくると一歩下がって左ストレート。宮崎のワンツーにAyakaが右の強打。これで宮崎の動きが止まり、Ayakaが距離を詰めてのパンチを連打してヒザも突き刺す。しかし、宮崎は前蹴りを使ってAyakaを転倒させる。さらにパンチに対して左右ミドル。どんどん前へ出て攻めるAyakaに宮崎は蹴り、そして打ち合いでも対抗。  ジャッジ1名はドローだったが、2名はAyakaのアグレッシブを評価したかAyakaが判定2-0でミネルヴァ王者の意地を見せた。 [nextpage] ▼第4試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R〇憂也(魁塾/ウェルター級6位、DEEP☆KICK -65kg級王者)KO 1R 2分02秒 ※右ストレート×籔中謙佑(KUMA GYM/同級8位、DEEP☆KICK -70kg級王者)  当所は4月の大阪大会で予定していたが新型コロナウィルス感染拡大により中止となったカード。関西の中量級トップ対決となる。憂也は23勝(11KO)12敗3分で2019年6月と2020年2月の『RIZIN』で共にKO勝ち。藪中は10勝(1KO)6敗3分。  1R、共に右ストレートを繰り出す。憂也は左右ローを蹴って誘いながらパンチの機会をうかがい、藪中の右フックに返す形で右フックを合わせてダウンを奪う。さらに左フック、右ショートストレートを直撃させて2度目のダウンを奪い、圧巻のKO勝ち。2021年に強化していくことを伊藤隆RISE代表が明かしているミドル級戦線に名乗りをあげた。 ▼第3試合 ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R〇中野椋太(誠至会/同級5位、NJKFウェルター級王者、S1ジャパン65kg級王者)判定2-0 ※29-28、28-28、30-28×山口裕人(山口道場/WPMF世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一同級王者)  中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になったパンチを得意とするアグレッシブファイター。昨年は国際戦でタイ人と韓国人に連敗を喫したが、RISE初参戦となった7月の大阪大会で、DEEP☆KICK王者の憂也に 1RKO で勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメント決勝戦では畠山隼人を破り優勝。RISE2度目の参戦となった今年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓と対戦。善戦するも判定負けを喫しており今回が再起戦となる。  対する山口は勝っても負けてもKOの激闘派として知られ、KNOCK OUTを主戦場にシュートボクシングやホーストカップなど様々な団体から、引っ張りだこの人気選手。RISEには昨年3月の北井智大戦で初参戦。今年7月のRISEonABEMAでは、試合前から舌戦を繰り広げていた松本芳道を1R1分20秒、渾身の左フックでリングに沈めRISE初勝利を挙げた。  1R、山口がいきなりワンツーで仕掛ける。山口の右ストレートに中野は左フックを合わせる。体格がひと回り大きく見える中野は後ろ廻し蹴りを繰り出して場内を沸かせる。中野のジャブに右オーバーハンドを狙う山口だが、中野は左フックを返す。山口はよく動いてロー、ミドルを蹴り、中野は左ミドル。  2Rも蹴り合いが続く中、山口の右オーバーハンドが決まり、一瞬中野の身体が沈む。山口はいつもよりも多く蹴りを使い、ワンツーで飛び込む。しかし、中野は返しの左フックを狙い撃ちしてこれをヒットさせる。中野は右ハイ、左ミドルで距離を取って戦い、山口も遠い距離からローを蹴る。  3R、山口が右フックを打ってのけ反った瞬間、中野が左フックでダウンを奪う。中野はジャブ、右ミドルで距離を取り、山口は前へ出て左右フックで逆転を狙う。中野のミドルにバックハンドブローを返した山口だが、中野を崩すには至らず。山口のフルスイングの右フック、左フックが中野の顔面を捉えるが、中野も左フック。山口渾身の打ち合いに場内が沸いたが、逆転はならず。ダウンを奪った中野の勝利となった。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R〇京谷祐希(山口道場/同級5位)判定3-0 ※30-28×2、29-28×鷹介(=ようすけ/魁塾/同級6位)  パンチを得意とする京谷祐希と8月のRISE 後楽園大会で金子梓をKOした鷹介がRISEに2度目の参戦で“伝説の壊し屋”越えを狙う。  1R、前に出てくる鷹介に京谷はワンツーから右ボディを命中させていく。回り込みながらのジャブも顔面を捉える。鷹介は右ボディに右フックを狙うが、京谷の左ストレート強打を浴びた。  2R、京谷は左ボディストレート、鷹介が攻撃を出すと右フック、さらに右ボディを打つ。京谷の左ボディからの左ストレートが強烈にヒット、顔面とボディへ攻撃を振り分けてまとめる。しかし、前へ出る鷹介がコーナーを背負った京谷に右ストレートをヒット。鷹介が入ってくるところにパンチを命中させる京谷だが、鷹介は構わず前へ出て攻撃を仕掛ける。  3R、自分からのコンビネーションと待ちの姿勢でのカウンターを使い分ける京谷。もらっても前へ出る鷹介は右をヒットさせるが、手数に差がある。京谷の右アッパーに右フック2連打を返す鷹介。どんどん圧力を強める鷹介に京谷は左ミドルを蹴るが、終盤はやや押され気味。攻める鷹介に京谷はクリンチが多くなる。  最後は鷹介の圧力にバテた感のあった京谷だったが、的確なパンチを当てていった京谷がランキング上位の意地を見せて判定勝ちした。 ▼第1試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R×寺山遼冴(TEAM TEPPEN/DEEP☆KICK -53kg級王者)判定0-2 ※29-30×2、29-29〇有井渚海(及川道場)  寺山日葵の弟である遼冴は9月の『DEEP☆KICK』でプロ初戴冠。昨年12月に対戦し、引き分けとなっている有井との再戦に臨む。有井はABEMAが配信する人気恋愛バラエティ番組『恋する 週末ホームステイ』(恋ステ)に出演して注目を浴び、9月の『Road to ONE』では強烈なボディ攻撃でKO勝利を収めた。寺山は3勝(1KO)2分でサウスポーの16歳、有井は4勝(2KO)1分の19歳。  1R、両者ともミドルとローを蹴って行く。寺山は有井の右ミドルの蹴り終わりを左ローと左ストレートで狙う。前へ出て左前蹴りから右ストレートをクリーンヒットさせる有井。両者スピードのある蹴りを見せた。  2R、ワンツーで積極的に攻撃を出す有井だが、寺山は左ローと左ストレートでカウンターを狙う。前に出る有井はワンツー、右ミドルをヒットさせ、攻撃する姿勢を見せる。  3R、足を止めての打ち合いも見られるが、寺山は長く続けずステップして距離を取る。強引に前へ出て攻撃していく有井だが、寺山はいなしつつジャブ、左ストレートを打つ。寺山の左ストレートに左フックを返す有井。ラスト10秒、打ち合いに行った有井に寺山の左ストレートカウンター、有井の右ストレートが共に強く当たる。  前へ出て攻撃する姿勢を見せた有井が、ややディフェンシブになりすぎた寺山を判定2-0で下して決着をつけた。 [nextpage]▼オープニングファイト3 バンタム級(-55kg) 3分3R〇大森隆之介(EX ARES/JAPAN CUP 2019 -60kg級優勝)KO 1R 2分34秒 ※後ろ蹴り×朝日慧仁(TARGET SHIBUYA)  オープニングファイトのバンタム級3連発のトリを務める一戦。朝日も170cmあるが、大森はそれを上回る175cmの長身。両者好戦的に右のバックスピンキック。これがズバリと決まり、朝日はうずくまってダウン。大森が鮮やかなKO勝ちを収めた。 ▼オープニングファイト2 バンタム級(-55kg) 3分3R×麻太郎(健心塾)KO 1R 2分08秒 ※左フック〇力哉(BKジム) 7月に対戦した両者のダイレクトリマッチ。前回は麻太郎が勝利している。173cmとこの階級ではかなりの長身を持つ麻太郎がヒザ蹴りを突き刺して一気にパンチでラッシュ。しかし、ここで力哉が右のカウンターでダウンを奪う。ハイキックの空振りから回転してのバックハンドブローでダウンを追加すると、最後はパンチを連打して左フック。力哉が見事なKOでリベンジを果たした。 ▼オープニングファイト1 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R〇匠朗(KSS健生館)KO 2R 1分24秒 ※左ボディブロー×日進丸(日進会館/第29回グローブ空手道選手権 播州杯軽量級優勝) 1Rに匠朗がジャブ2発からの鮮やかな右ハイキック、ヒザ蹴りを突き刺してのワンツーで2度ダウンを奪う。2Rはボディを徹底的に攻めまくり、右ローを蹴って左フックからの左ボディでダウンを追加。そして右フックからの左ボディが強烈に極まり、匠朗が圧倒的な技術力を見せつけてKO勝ちした。
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