MMA
インタビュー

【RIZIN】鈴木千裕が殴り合い宣言、もしテイクダウンに来たら「クレベルに教えてもらった技を存分に出そうと思う。取れるものなら取ってみろ」

2025/03/28 17:03
 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』の選手インタビューが28日、岡山にて行われた。  セミファイナルのRIZINフェザー級(66kg)5分3Rでカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)と対戦する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が登壇。インタビューに応じた。  9連勝の快進撃を続けているダウトベックをストップし、5月4日(日)東京ドームで開催される『RIZIN男祭り』へコマを進めることが出来るか。 寝技に対しての恐怖がなくなった ――現在の心境を教えてください。 「心境はいつも通りで。東京じゃない分、ちょっと減量の調整をしっかりすれば問題ないって感じですね」 ――対戦相手のダウトベック選手の印象を。 「丁寧ですね。丁寧な試合運びと凄い冷静なんですね。どんな時でも冷静で表情一つ変えない。そういう人ってやりにくいんですよ。表情が読めないので。そういうイメージが強いです」 ――どんな試合の展開になるとイメージしている? 「殴り合いじゃないですか。普通に子供同士の殴り合いで。それで分が悪かったらテイクダウンに来ると思うので、その時にはクレベルに教えてもらった技を存分に出そうと思ってますね」 ――メインイベントじゃない試合はかなり久しぶりになるかと思うが、心境に違いは? 「いや、特にないですけれど(井上)直樹くんにプレッシャーを与えていきますね(笑)。うわ、このあと試合かよっていう感じの大会を僕がやればいいんじゃないですか。一番になると言うのは、その興行の中でお客さんが振り返った時に、いや、あの日の試合は千裕とダウトベックが一番良かったよねって言わせれば、俺の勝ちだと思うので。だから、そういう試合を期待してください」 ――この試合に向けてクレベル選手とも練習した。試合直前でアドバイスとかエールは? 「クレベルの試合が終わったら一緒にご飯を食べようって話していますね。『必ずあなたを勝てる』って言ってくれて。僕はクレベルにバトンをつなぐよってエールを送りましたね」 ――東京ドーム大会で、朝倉未来選手の復帰戦の相手の候補として名前が上がっている。自分のマインドに影響したりとかは? 「ないですけれど、前も言いましたが男にはやらないとけない時が必ず来るので。今回の試合をクリアしてあと1カ月ですけれど、漢気を見せるのはその時なので相手は誰でもいいっす。朝倉未来選手でも誰でもいい。みんなが見たいなら漢気を出すところですね。ファンの人たちからも5月は出ないでくれ、スパンが短すぎると言われるけれど、戦うためにこの道を選んだのに戦いの期間が長いのは退屈。だから出たいと思います」 ――2年前はもっと短いスパンで試合をたくさんしていたのでは? 「デカい怪我をしない限りは試合は出来ると思うので。これも微妙なラインで、僕は自分が出来るうちに試合をたくさんやろうと思っているので、いつ故障してパンチが振れなくなるとか、自分の100%のパフォーマンスが出せなくなったら辞めようと思っています。それがいつか分からないので、出来るうちにいっぱいやりたいと思っているので何でもやります」 ――ダウトベックが、鈴木選手は試合運びが上手いと言っていたが? 「構えてお互い見合って、アゴが空いてるからそこに手を置くだけですよ。シンプルにやっています。お腹が空いてるな、アゴが空いてるなって見てやっているので…それが上手いんじゃないですか。相手の空いてる隙を見つけるのが上手いのだと思います。これは天性か分からないけれど直感、効いたと思ったら自分を信じて行ってるので、自分を信じるのがRIZINの中では一番強いんじゃないですか。俺のパンチなら絶対に倒れるって勝負を掛けるので、その判断がいい判断をしているんじゃないですか」 ――ボンサイ柔術から戻ってきて変化に気付いたことは? 「変化に気付いたのは、寝技に対しての恐怖がなくなりましたね。テイクダウンに来てもクレベルよりは強くないので、テイクダウンされてもだからどうしたと、組み立てられる自信がつきました。それが試合に使えるかは分からないので全力でやります」 ――テイクダウンを切れる自信がある? 「凌いでやりますよ。取れるものなら取ってみろと思います」 ――燃えている? 「いつも燃えてるんですけれど、どこまで成長できたか自分自身が楽しみなのでめっちゃ燃えてますよ」 ――ダウトベックは、試合のイメージはやってみないと分からないと言っていたが、鈴木選手は? 「ぶん殴る、それだけじゃないですかね。殴って、組まれたら切って、タイミングがあったらテイクダウンして。そんなに深く考えてないんですよね。自分の中のプランではぶん殴るだけですね。そんなに考えてないです」 ――YA-MAN戦は参考になる? 「そんなっすね。YA-MAN選手はキックボクシングは王者で強いけれどMMAは不完全なので。そこまでテイクダウンは参考にならない。僕だったら切りますし、倒れた後のリカバリーもMMA歴があるので差が出るんじゃないですか。どっちかと言うと関選手とか朝倉選手との試合とかの方が参考になります」 ――香川に稲妻を落とす? 「香川は初じゃないですか。だから初めて格闘技を現地で見る人もたくさんいると思うので、今の格闘技は面白いなって思わせますよ」 ――最後にファンへメッセージを。 「僕は前回、試合で負けて再起を懸けての復帰戦ですけれど、諦めないヤツが一番強いのを見せたいですね。だから楽しみにしてください。絶対に勝ちますよ」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.337
2025年3月22日発売
表紙はさいたまSAで激突の武尊vs.ロッタン。全試合分析も掲載! MMAフェザー級特集ではクレベル&鈴木千裕の練習対談、シェイドゥラエフ独占インタビュー、バンタム級参戦のサバテロ、RIZIN柏木氏の日本MMAへの提言も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント