2025年3月29日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2025』の前日計量&記者会見が、28日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会が開幕戦となる「RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament」に出場する8名が顔をそろえた。伊藤隆RISE代表は外国人選手に関して「日本人が全滅する可能性があるくらい厳選して選んだ」という。
計量結果とコメントは以下の通り。
▼第8試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament ① 3分3R延長1R中村 寛(BK GYM/第8代ライト級王者)=61.5kg「僕のために世界トーナメントを開催してくださって感謝します。この感謝と自分が新たに強くなった姿をやっと明日、ずっと胸にしまってきたので、この感謝と愛をぶつけたい。チャンヒョンが簡単に倒れるとは思ってないが、それを分かったうえで思い切り倒しに行きたいと思います(笑)。自分が楽しみすぎて笑っちゃいました」
チャンヒョン・リー(韓国/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級王者)=61.35kg「ワールドトーナメントなので世界各地から強い選手が集まってきました。私も韓国を代表して参加しているので最善を尽くして戦いたい」
▼第7試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament② 3分3R延長1R笠原友希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者)=61.5kg「僕もいい感じの仕上がりになってきて、過酷なトーナメントだと思うが優勝する気でばっちり仕上げてきたので楽しみにしてほしい。日本開催なので日本人対決が盛りあがると思うので準決勝で中村選手、決勝で常陸選手とやれたらと思っています」
パヌワット・TGT(タイ/TARGET/2024年スーパーフェザー級 漢気トーナメント優勝)=61.3kg「明日のトーナメントは僕の人生において最大の試合になります。全力で準備してきました。この試合に備えて整えていました。全員強いので誰とやってもいい試合になるでしょう」
▼第6試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament③ 3分3R延長1R常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/スーパーフェザー級3位)=61.45kg「明日は何としても勝って誰が優勝するかを分からせる試合にする。とりあえず1回戦は必ず勝ちます」
シャクリヨール・ユラエフ(ウズベキスタン/Temur Kurbanov team/WMF-63.5kg王者)=61.2kg「私は踊るためでも遊ぶためでもなく、戦うためにここに来ました」
▼第5試合 RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament④ 3分3R延長1Rエン・ペンジェー(中国/仏山温拿拳館)=61.3kg「今回は日本で試合をするのが3回目なので物凄くリラックスしています。1回戦は自信満々です。絶対に勝ちます」
レダ・ベラーセン(モロッコ/オランダ/fight team Ringer/ENFUSION世界バンタム級王者)=61.3kg「美しい国、素晴らしいRISEという団体で戦うのは初めてだが、自分のスキルを見せられるのが楽しみです」
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質疑応答
――計量時に見た対戦相手の仕上がりと印象は?
ベラーセン「少し自分より背が高いが、これは普通のことだ。特に問題はない。明日どのように勝つかを楽しみにしてほしい。瞬き厳禁で見てもらいたい」
ペンジェー「自分の相手は身長が高くないが、フィジカルはとても強い。パンチが強いが自分はパンチが強い選手とやるの大好きなので明日は勝ちます」
ユラエフ「相手を見たが心配する必要はない。私もファイターなので。日本の強い選手の一人と戦うが私が必ず勝つ」
常陸「年下なんだって聞いてびっくりしました。顔が本当に小さかった。いい目をしていて気合いが入っているのでいい戦いになると思います」
パヌワット「笠原は彼が整えてきたのが伝わった。彼から自信も伝わってきた。フェイスオフで顔を合わせられて嬉しいし、簡単な試合にはならないと感じた」
笠原「映像で見てゴツいと思ったが仕上がりもいい感じで。明日は面白い試合になると思います」
リー「中村とは1回試合をしたことがあって、今日まで成長してきたと思う。1回目と違う点が絶対にあると思うし、準備もしてきたと感じているので自分もそれに対していい結果を見せたい」
中村「頑張って努力をしているんやなと思います。僕は何も考えてないです。その時を楽しめたらなと。半年間溜めてきたので、明日は思い切り何も考えず楽しみます」
――中村選手、そのネックレスは?
中村「これはスポンサーさんから提供していただいて。フルダイヤでめちゃかっこいい。1000万は超えていると思います。ホワイトゴールドにフルダイヤ。これ、借りてる状態なんですよ。だから自分で買えるくらい稼ごうと思っています。借り物では満足してないので稼ぎます」
――ペンジェー選手のその髪型は?
ペンジェー「今までは大人しかったので、今回から自分は暴れるので僕のことを覚えてください。中村、僕は髪だけじゃなく試合でもう1回あなたと戦う。自分は初戦に勝って、準決勝で常陸と再戦して、決勝で中村を倒して僕が優勝します」
――笠原選手は同じシュートボクシングの海人選手の炎上をどう思った?
笠原「相手が体重オーバーして試合が出来なかったけれど、海人選手は相手がオーバーしたくらいでは試合をやらない選手じゃない。そういう選手じゃないです。あのこと以外にも大変なことが起こっていたと僕は思っていました。SBがナメられていたり、日本の格闘技界がナメられていたりすることもあるので、そこは僕が実力と実績を付けて格闘技をもっとよくしていけるような選手になりたいと思っています」
――伊藤代表は海人選手の件について言いたいことはありますか?
伊藤「笠原選手が言っていましたが、オーバーでやらなかったわけじゃないと思うんですよね。相手の謝罪や誠意ある対応がなかったり、試合は選手と主催者のリスペクトで成り立つもの。それが欠けていたのだと思います。日本だけでなく他でも起こることで、リスペクトというものが重要なのでONEは常にリスペクトと言っていますが、そこが欠けていたのだと思います。いいイベントだと思うので、こんなことで話題になるのは違うと思いますし、今後、立ち技格闘技として盛り上げる仲間として頑張っていただきたいと思います」
――ユラエフ選手とベラーセン選手が警戒している選手は?
ベラーセン「自分以外は特にこのトーナメントの中で脅威になる選手はいない。自分は試合するが明日勝ってその先も見据えてここに来ている。参加者の中で自分が一番優れている」
ユラエフ「今の段階では何とも言えないが、私も格闘家なので神様が望めばRISEのベルトをウズベキスタンに持ち帰りたい。それだけです」
――中村選手、彼らは相手が誰でも問題ないと言っているが?
中村「順番にしばきましょうか。上がってきたら思い切り僕が倒します。そんだけ言うんやったらやってみろ。僕はいつでも待っているので決勝まで上がってみろって伝えてください」