MMA
インタビュー

【RIZIN】グスタボ「僕も剛柔流空手をやっていた」「アカデミーにも空手家はいる」「打撃で勝負したらすごいKOを見せられる」

2025/03/28 15:03
 2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川で開催される『RIZIN.50』の選手インタビューが28日、岡山にて行われた。  ライト級で9月の『RIZIN.48』で王者者ホベルト・サトシ・ソウザに敗れたルイス・グスタボ(ブラジル)が参戦。伝統派空手出身でDEEP同級王者の野村駿太(BRAVE)と対戦する。  再起戦となるグスタボは「DEEPのチャンピオンを3回倒している。野村が4人目になる」と語った。 野村に「いらっしゃい、RIZINへ」という試合を見せたい 「こんにちは。ゲンキ?」 ──大会まであと2日となりました。今の心境を教えてください。 「すごく幸せな気分でいます。またいつもの日本で試合できるっていうのはとても嬉しいことですし、ファンの皆さんにいいエネルギーをもらっています。帰って来れてとても嬉しく思っています。ありがとうございます」 ──今回対戦する野村駿太選手の印象を教えてください。 「対戦相手はいいストライカーということは分かっていますが、初RIZINということで、“いらっしゃい、RIZINへ”というような試合を見せたいと思います。ここではライオンのような強者しかいないということを見せたいと思います」 ──どういったこう試合の正解内容にしたいと思っているかもぜひ教えてください。 「これまでDEEPのチャンピオンを3回倒しています(上迫博仁、大原樹理、武田光司)。今回でそれが4回目になると思います。ノックアウトか、極めて必ず勝ちたいと思います」 ──前回、サトシ選手との試合で敗れ、うなだれて、結構落ち込んでいました。その中で自分を鼓舞するように、絶対また戻ってきたいんだというお話をされてましたが、この6カ月どういう風に立て直して、どんな練習を重ねてきたのか、そのあたりを聞かせてください。 「自分の考えでは、チャンピオンっていうのは敗北と勝利からできるものだと思っています。そしてこの前、負けたのが初めて自分が負けた試合でもないですし、人生というのは結構、山あり谷ありだと思っています。あのリング上で負けるということは、自分にとってそこまで意味はないもので。もう人生の中で自分はとても難しい、難局に今まで遭ってきました。家族を失ったり、お父さん、おばあちゃん、おじさんなどを亡くしたり。すごく難しい状況にあったこともあるんです。でもそういった経験が今、自分をこのような男にしてるんですね。自分的には負けたことでその落ち込んだりするわけではなく、もう一度サトシ選手と戦って、絶対に自分はチャンピオンになりたいと思っています。なので、負けるということが、自分の人生を形成するとても大切な要素にはなっていると思います」 ──この6カ月間をどう過ごしてきたかを教えてもらえますか? 「あの試合で負けた後も自分の生活っていうのは全く変わりません。あの、この6カ月間すごく厳しく毎日練習していましたし、負けたからって何かが変わったわけではありません。自分の中で、この前の試合も、もうラッキーなすごく幸運なサトシ選手のパンチで彼が勝ったと思っています。で、彼自身もその勝利をあまり信じてなかったからか、びっくりしていたように感じました。あの審判もちょっと早めに試合を止めちゃったのもありますし。なので、サトシ選手が引退しないことを願います。もう一度戦って、自分がチャンピオンになりたいです」 ──今回の対戦相手の野村選手はストライカーで打撃の選手ですけれど、サトシ選手のようなグラップラーとの試合と比べ、グスタボ選手としてはどちらの方が得意でしょうか。 「自分にとってどちらが簡単だとか、そういうのは特にないです。ストライカーでもグラップラーでも。自分はMMAをやっていますので、柔術でも打撃でも、どんな選手にも対応できるように練習しています」 ──野村選手のバックボーンは空手です。グスタボ選手は空手に触れたこと、練習したことなどありますか? 「朝倉未来選手は空手家ですか?」 ──そうですね。もともと空手家(禅道会)でした。 「朝倉未来を含め、空手家と戦ったことはあります。自分自身も13歳から15歳まで空手を習っていましたが、ムエタイほどアグレッシブなものではないので、後からムエタイに転向しました」 ──今、空手を幼い頃やってたということなんですけど、それは伝統派空手でしょうか? フルコンタクト空手でしょうか。 「剛柔流空手を13歳から15歳までの2年間です」 ──野村選手は伝統派空手の選手ですが、特殊な飛び込みをするタイプの空手家との練習やスパーリングパートナーがいたりするんでしょうか。 「もちろん、そういった対戦相手を想定した練習はしてきました。自分がいるアカデミーでは柔術家もストライカーもいますし、空手家もいます。なのでそういった相手とスパーリングをしてきました。リョート・マチダとも以前、スパーリングをしたこともあります」 ──野村選手はRIZINライト級の中でも、かなり台風の目的な存在なのではないかというふうに言われてます。グスタボ選手はその野村選手を研究するにあたって、彼のポテンシャルをどのような感じましたか。 「打撃が強い選手だという印象は本当に思っています。でも、それは自分の強みでもあると思っているので、とてもいい試合を見せられると思います。打撃で勝負したら絶対に自分が勝ちますし、すごいKOが皆さんに見せられると思います」 ──SNSに1週間前ぐらいにヴァンダレイ・シウバ選手らと一緒に、ジムでやり取りされている姿があったんですが? 「ヴァンダレイ選手はよく自分のアカデミーに来てくれるんですね。で、ああいったレジェンド級の人たちが集まることが、2カ月に1回ぐらいはあるんですけれども、そういう練習をしていて、自分たちにとってはよくある光景です。最後に、皆さん、また一緒にいれて嬉しいです」
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