キックボクシング
レポート

【RISE】自称“岡山の神童”平野凌我がベテラン津田鉄平とのタフファイトを延長戦で制す

2020/09/20 15:09



▼第3試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
〇福井萌矢(建武館/JAPAN CUP 2019 -55kg級準優勝)
KO 1R 1分01秒 ※左ハイキック
×松長晴基(G-1 TEAM TAKAGI)


 福井は新空手で実績のある18歳で今回がデビュー戦。松長も今回がデビュー戦となる21歳。


 1R、ローとミドルの蹴り合いからスタートした直後、松長のローに合わせた福井の左ハイが鮮やかにヒット。一発KOで松長を担架に乗せた。


 福井は「自分は上に行ける素質があると思っているので次も派手なKOで勝ちます」とアピールした。
 
▼第2試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R
〇数島大陸(及川道場/第30回全日本新空手道選手権大会 K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝、JAPAN CUP 2017 K-3選抜トーナメント-45kg級優勝)
判定3-0 ※30-26×3
×笠見瑠伊(Team OJ/K-1甲子園2019 -55kgトーナメント準優勝)


 数島は新空手で数々の優勝歴を持つ17歳で今回がデビュー戦。笠見は1勝1KOの19歳。


 1R、両者ミドルを蹴り合う中、サウスポーの数島は左ストレートをボディに突き刺す。中盤、笠見のテンカオが突き刺さり下がった数島だが、ロープを背に左フックでダウンを奪う。さらに左ストレートでダウンを追加。


 2R、数島は笠見の右をかわしての左を何度もヒットさせる。笠見もパンチ&ローで前へ出ていくが、数島に合わせられる。


 3Rもミドルや前蹴りを蹴って誘い、笹見が打ってくるところに左のパンチを合わせる数島。笠見も右ミドルからの右ストレートで応戦するが、数島が的確な左をカウンターで浴びせていき判定勝ちした。


 数島は「デビュー戦で勝ててよかったです。僕はこんなもんではないので上を目指していく」と宣言した。
 
▼第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
×梅本彪司(TEAM TEPPEN/JAPAN CUP 2019 -55kg級優勝・大会MVP)
判定0-3 ※29-30、28-29、28-30
〇大珠(平井道場/元BigBang Jr-45kg王者、第23回J-NETWORKアマチュア全日本選手権Aリーグ-53kg優勝)


 両者デビュー戦。梅本は右の三日月蹴りを中心に蹴りを出していくと、サウスポーの大珠はローを蹴ってパンチで飛び込む。右フック、左フックで顔面とボディを叩く。


 2Rも大珠の猛攻が続く、左右フックを思い切り振り抜き、ロープに押し付けた梅本に左右のボディを連打。梅本はヒザ蹴りで対抗する。


 3R、梅本が右テンカオをグサリと突き刺して形勢逆転。梅本はボディをパンチとヒザで攻めていく。動きが止まった大珠も最後はコーナーやロープに押し込んで顔面とボディへ連打。梅本も右フックで応戦して熱戦が終了。大珠の判定勝ちとなった。

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