キックボクシング
レポート

【RISE GIRLS POWER】小林愛三が雄叫びをあげる気迫のファイト、決勝は小林vs陣内まどか

2020/09/20 22:09

▼第5試合 -44kg契約 3分3R
〇松谷 綺(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFアマチュア-46kg王者)
判定3-0 ※30-27×3
×坂田美優(FASCINATE FIGHT TEAM)


 松谷は真王杯王者・米田貴志に幼少からその技術を叩き込まれた17歳。戦績は2勝2分と無敗だが、RISEではドローが続いている。


 坂田はRISEライト級王者・原口健飛擁するFASCINATE FIGHT TEAM の秘蔵っ子。松谷と同じく幼少から空手でキャリアを重ねてキックボクシングに転向した。地元関西では適正階級で試合ができず戦績は2戦2敗の18歳。


 1R、松谷は左右のミドルとローを蹴り、パンチにつないでヒットを奪う。この攻撃の散らしに坂田は戸惑い、ローを蹴り返して右ストレートを放つも、松谷の手数と攻撃の散らしに圧倒される。しかし、ラウンド終了間際に左フックの強打で一矢報いた。


 2R、コンビネーションでヒットを奪い、右ローを強く蹴る松谷。坂田は一発一発が強いが、手数にかなりの差がある。ローの蹴り合いは負けていないが、その後に続くパンチで差が付く。松谷は右ローを蹴っておいての右ハイもきれいな形でヒットさせた。


 3R、松谷はしつこく右ローを命中させていき、坂田のパンチはかわしていく。ワンツー、左右フックを繰り出す坂田へ松谷はテンカオ、捕まえてのヒザ蹴り。ガムシャラにパンチを放つ坂田に勢いでは押される松谷だが、的確に攻撃を当ててジャッジ三者とも30-27の判定3-0で勝ちを収めた。


 松谷はマイクを持つと「前回、前々回とGIRLS POWERに出場させていただいて2回ともドローでつまらない試合をしてしまいましたが、今回勝ててホッとしています。もっと倒し切って勝ちたい気持ちがあったので、もっとたくさん練習してKOできるパンチ力やキック力を付けたいと思います」と、もっと向上していきたいと話した。

▼第4試合 -51kg契約 3分3R
〇RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
×AYA(BLA-FREY)


 RANは2勝4敗の戦績を持つ17歳。前戦はRISEでAKARIとのJK対決に敗れている。対するAYAは1勝1敗2分の28歳で兵庫県からの参戦だ。


 1R、RANは右ロー、AYAはパンチの4連打から蹴りを出すが、両者とも距離感がつかめていないかなかなかヒットを奪えない。RENは手数も少なかった。


 2R、ワンツーで入り込むAYAをステップでかわしていくRAN。右ミドルをタイミングよく蹴ったRANだが、やはり手数が少ない。目立ったヒットはないもののAYAは手数が出ている。


 3Rは開始と同時にRANがパンチを連打して前へ出る。組むとヒザ蹴り。ワンツーの打ち合いでもRANがヒット奪う。左ハイをかすめさせ、打ち返すAYAへ右フック。最後はRANが攻めの姿勢を見せつつAYAのパンチを当てさせず、RANが判定2-0で3勝目をあげた。


 RANはマイクを持つと「全然コメント考えてなかったんですけれど…」と言うと、場内から「名前を憶えてって」と声がかかり、「名前を憶えていってください。RANです」とそのままアピールした。

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