キックボクシング
レポート

【RISE GIRLS POWER】小林愛三が雄叫びをあげる気迫のファイト、決勝は小林vs陣内まどか

2020/09/20 22:09

▼第3試合 アトム級(-46㎏)3分3R
〇上仮屋真莉(ROAD MMA GYM/第16回J-NETWORKアマチュアBリーグトーナメント女子-46kg級優勝)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
×ねこ太(トイカツ道場)


 上仮屋は2019年9月の那須川梨々戦でRISE デビューを果たすも、現在は連敗中で戦績は1勝2敗の34歳。対するねこ太はアマチュアで着実にキャリアを重ねて2020年2月にデビューした叩き上げ。デビュー戦では敗れ、今回初勝利を目指す。


 1R、左右ミドルとパンチの連打で突進するねこ太を左右フックで迎え撃つ上仮屋。手数ではねこ太、一発の重さでは上仮屋か。


 2Rも突進するねこ太だが、上仮屋はワンツーを繰り返してこれをヒットさせていく。左ジャブ、右ストレートに仰け反るねこ太。次第にねこ太の突進力が弱まり、上仮屋が左右フックを連続ヒット。それでもねこ太は前に出る。


 3R、ねこ太は声をあげながら最後の気力を絞っての突進。前蹴りと左右のパンチを繰り出して前へ出る。上仮屋は下がりながらもワンツー、ローを当てに行き、ねこ太の動きが止まるとジャブ、右ストレートで仰け反らす。最後まで前に出続けたねこ太だったが、判定3-0で上仮屋の勝利となった。


 上仮屋はマイクを持つと「RISEで初めて勝利できました。コロナで子供たちもイベントとかなくなってしまって、その中で自分が努力して挑戦する姿を母として見せたかったのが心にありました。そして今、勝利できてほっとしています。子供たちが自慢できる母でいたいです」と語った。

▼第2試合 フライ級(-52kg)3分3R
×武内紗耶香(格闘技道場BLOOM)
TKO 3R 1分33秒 ※ドクターストップ
〇山本知美(FAITH/KAMINARIMON全日本女子-57kg級準優勝)


 両者共にアマチュアでは持ち前のパワーファイトで勝ち星を重ねてデビューを果たした。武内は今年2月の宮﨑若菜とのデビュー戦ではパワーと左ストレートを武器に前に出るも惜敗。山本はFAITH初の女子ファイターとして今夜がデビュー戦。アマチュアRISE全日本女子大会で準優勝した北九州出身の逸材だ。


 1R、序盤は山本の的確なパンチを被弾し、前蹴りで吹っ飛ばれた武内だが、中盤を過ぎると左右フックで反撃を開始。山本をロープ際へ押し込んで連打を見舞う場面も。


 2R、山本は右ローを狙い撃ちにし、パンチを顔面とボディへ打ち分ける。武内は左右フックの連打で山本にコーナーを背負わせる場面もあるが、山本がヒットを奪う。前蹴りでも武内を崩す。


 3R、再三相手の腕を脇に挟む山本に注意が与えられた直後、再開と同時に山本の右ハイがヒット。これで武内が左目上をカットして流血。ドクターチェックでストップがかかり、山本の“技あり”TKO勝ちとなった。


 山本は「次は一発KOを狙ってぶっ飛ばしていくのでよろしくお願いします」と笑顔でアピールした。
 
▼第1試合 RISE Nova女子Aクラス -46kg 2分2R
×西原朱花(TEAM TEPPEN)
判定0-3 ※19-20、19-20、18-20
〇辻井和花(BRING IT ONパラエストラAKK)


 西原は空手出身のTEAM TEPPEN女子部の新鋭。対する辻井はなんとまだ14歳のサウスポー。


 1Rからパンチで勢いよく前進する辻井。ストレートの連打で押される西原だったが、右ミドルを蹴り返してパンチにつなぐ。勢いで辻井が優った。


 2R、西原は前蹴りで辻井の突進を止めに行き、右ストレートで反撃するが辻井の猛攻は止まらない。左ストレート、左右フックで突進を続け、西原を下がらせる。判定3-0で辻井が将来が楽しみになる勝利を収めた。

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