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レポート

【修斗】猿丸、大尊、工藤が衝撃KO、西川が一本勝ち、中村が永尾下す=第1部

2020/09/19 14:09

▼ライト級 5分2R
〇工藤諒司(TRIBE TOKYO M.M.A.)
[1R 2分13秒 KO]
×野瀬翔平(マスタージャパン福岡)

 TRIBE TOKYO M.M.A.の工藤諒司が久々の修斗帰還。青森県八戸市出身で小学生の頃からレスリングを始めた工藤は、中学で柔道も経験。高校ではフリースタイルでインターハイ3位となり、国士館大学レスリング部に所属した。卒業後、同大出身の先輩だった安藤達也に連れられてTRIBE TOKYO M.M.Aに出稽古、すぐに入門を決意したという。

 2018年12月の久保村ヨシTERU戦のKO勝利以降、5連勝中の工藤の修斗参戦は、2019年3月の内藤太尊戦の判定勝利以来。2019年10月の「ONE Warrior Series 8」東京大会では、当時MMA6勝無敗だったジェリー・オルシム(フィリピン)を判定で下し、2020年2月の「ONE Warrior Series 10」シンガポール大会でも韓国のイ・ミンヒョクに判定勝ち。2020年4月の『Road to ONE:2nd』では、椿飛鳥を相手にテイクダウンから立ち上がり際に右ストレートを効かせ、連打でパウンドアウトしている。『ONE Championship』本戦出場間近となっている工藤が久々の修斗マットでどんな戦いを見せるか。

 対するは、弘中邦佳を師匠に持ち、福岡を拠点に戦績を重ねる、負けなしの野瀬翔平(マスタージャパン福岡)。2018年7月のプロデビュー以降、4勝2分の野瀬は柔道出身。高校時代に首を骨折する大事故に遭いながら、プロ格闘家になることを決意。

 堅実な試合運びのなかで、常に一本も狙うフィニッシャーでもあり、2019年9月の「Road to ONE:CENTURY」では、MWJ杯優勝の高城光弘に判定勝ち。続く11月の「闘裸男25」では古豪・岡田剛史をアームロックで粉砕している。2020年3月の後楽園ホール大会で小林孝秀戦が組まれていたが、大会が中止となり、試合はキャンセルに。今回は約10カ月ぶりの試合となる。実績で大きく上回る工藤を相手に野瀬はどう戦うか。

1R、オーソドックス構えの工藤にサウスポー構えの野瀬。先にダブルレッグは野瀬も差し上げて左で小手に巻き切る工藤。野瀬の右と工藤の左が交錯する中、詰める工藤は金網際で右ヒジ! さらに右ストレート! 効かされた野瀬はサークリングも詰める工藤が、金網背に打ち返してきた野瀬に狙いすました左から連打、そして右をクリーンヒット、野瀬がダウン。

勝利した工藤は「昨日、愛犬が亡くなり、間に合わなかったですけど、愛犬の死が意味のあるものだったと証明できたので、ありがとうと伝えたいです」と語った。

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