▼ウェルター級 5分3R
〇大尊伸光(世界ライト級1位/野田ボディビル同好会)
[1R 3分23秒 KO]
×マックス・ザ・ボディ(カメルーン/BRAVE)
2年振りの修斗復活となる元環太平洋王者・大尊伸光(野田ボディビル同好会))の試合が決定。修斗で田口泰地、AB、田中有を相手に3連勝後、2018年大晦日にRIZINに参戦し、後のライト級トーナメント優勝者トフィック・ムサエフに2R TKO負けを喫したが、その後、長年蓄積されたダメージのメンテナンスを徹底的に行い、満を持しての復帰戦を迎える事となった。
その対戦相手となるのは宮田和幸主宰のBRAVE所属、カメルーン出身のマックス・ザ・ボディだ。GRACHAN、ZST、GLADIATOR、DEEP等で活躍するマックス・ザ・ボディは、ZST王者の小金翔と判定まで持ち込む実力者。2019年4月には「GLADIATOR 009」でプロシューターのウエタ・ユウに判定勝ち。2020年6月には、無観客試合として開催された『TTF CHALLENGE 08』で、村岡倫行を相手に終始プレッシャーをかけ続け最後は左フックからのパウンドでKO勝利を決めている。
強烈な左フックからの1発で沈めたパンチ力は圧巻の一言。日本屈指のハードヒッター大尊伸光と最高の肉体を持つ男マッスル・ザ・ボディ。この2人のマッチアップならば判定は必要なし。ド迫力のKO決着に期待大だ。マッスル対決を制するのは、大尊かマックスか!?
マックス戦の決定に大尊は、ツイッターで「大尊ファンの皆様お待たせしました。久しぶりに試合します! 闘病中の母親に、息子の強い姿を見て喜んでもらうためにも絶対に勝ちます」「俺のボディのがマックスってことを相手のボディでわからせてやります!!」とツイート。
両選手と親交のある芦田崇宏の「大尊さんとマックスなんて。筋肉が大渋滞ですよ!!」の声には「筋肉は大渋滞だけど、2人とも3Rスタミナもたないからすぐに渋滞緩和される説!(笑)」と笑い飛ばしながら「ハルクトーナメント的な試合を見せれるように頑張ります!!」と意気込みを記している。
ともにオーソドックス構え。右のカーフックを効かせる大尊。マックスは大きな右フックが空を斬る。左ミドルを蹴るマックスも、大尊はステップで外す。さらに右ローをカーフに効かせる大尊! 手打ち気味に大きな右で前に出たマックス。しかし、大尊は下がりながらも右からカウンターの左フック! マックスが前のめりに倒れた。大尊、KO勝ち!
試合後、リングサイドで観戦した闘病中の母に向けて大尊は、「僕のお母さんが病気で。ちょっと上がってもらっていいですか。(互いにハグ)完全に自己満足ですけど……俺も勝ったからママも絶対勝てよ。こんなヤバイときに皆さん来ていただきありがとうございます」と語った。