▼DEEPバンタム級 5分3R
○昇侍(トイカツ道場)61.45kg
[3R 4分55秒 KO] ※左フック
×CORO(K-Clann)61.40kg
37歳の昇侍は、2017年8月のGRACHANで4年ぶりに復帰し、3勝1敗と調子を上げて、2019年3月に6年ぶりにDEEPに復帰したが、石司晃一にテイクダウンを奪われた末に2R TKO負け。同年5月大会で元UFCの水垣偉弥に判定負けも、終盤には打撃戦に持ち込むなど健在ぶりを示した。10月の釜谷真戦では、首相撲&ヒザ蹴りからのパウンドでTKO勝利。再起を果たしている。
32歳のCOROは、2018年4月に朝倉未来に判定負け後、ハシャーン・フヒト、白川“Dark”陸斗にいずれもドロー。2019年10月の「DEEP 92」で清水俊一に判定勝ちし、2年ぶりの白星を掴み、2020年3月大会では、ONEストロー級(※56.7kg)で4勝のドリームマンことクリッサダー・コンスリチャイに61.2kg戦ながら、2R TKO勝ちと2連勝中。ベテランの実力者・昇侍を越え、バンタム級戦線で頭角を現すか。
昇侍は「この階級(バンタム級)でだいぶ慣れてきて、コンディションも調整の仕方も過去最高の状態です。いい試合をしたいと思います」と笑顔でコメント。対するCOROも「久々に大きな怪我もなく調整出来たので、打撃でも寝技でも圧倒できると思います」と全局面で戦い「圧倒する」と語っている。
1R、ともにオーソドックス構え。ジャブ&右ローをカーフで打つCORO。COROのローに左フックを狙う昇侍、左インローを突く。左フックから右を狙う昇侍。右のタイミングがいいCORO。
2R、ジャブ、カーフキックのCOROに、チェックする昇侍は右から左ボディの対角線攻撃。首相撲&ヒザ、さらに左三日月蹴りも腹に効かせると、COROはダブルレッグへ。これを切る昇侍が脇腹にパウンドする。COROの動きが落ちて来た。
3R、首相撲ヒザを効かせる昇侍。左を被弾しながらも右を返すCOROはダブルレッグに入るが、スイッチから切り返した昇侍が上に。なおもCOROは足を手繰りに行くがそれも切る昇侍が左フック! スタミナが切れていたCOROも右を振るがカウンターでもらいダウン。レフェリーがKOを宣言した。
昇侍はマット上で「疲れました。もっともっと強くなってきます」と挨拶した。バックステージでは今後、バンタム級戦線で最後の勝負に出ることを語っている。