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2020年8月9日(日)に横浜みなとみらいの神奈川・ぴあアリーナMMにて14時から開催される『RIZIN.22-STARTING OVER-』の第7試合で、浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)と対戦する。
2019年8月のアリーシャ・ザペテラ戦の判定勝ち、2019年12月のBellator JAPANでのジェイミー・ヒンショー戦でのキムラロックでの一本勝ちと、対海外勢相手に2連勝を飾っている浅倉は、コロナ禍に再開された「RIZIN」での8カ月ぶりの試合に何を思うか。
──2019年12月29日のジェイミー・ヒンショー戦での一本勝ち(キムラロック)以来、8カ月ぶりの試合になります。練習はどのようにしていましたか。
「やっぱり自粛期間があったりとかで、いつも通りに練習できない時期はあったんですけど、その中でも、濃い練習を自分は出来ていたと思っているので、別に全然、(コロナに)関係なく今回はしっかり追い込んで仕上げられた、準備が出来たと思っています」
──対戦相手の古瀬美月選手とは以前、一緒に練習したことがあると思いますが、印象はいかがですか?
「フットワークが軽くて、すばしっこくて打撃も上手かったので、しっかり打撃は気をつけていきたいなと思っています」
──毎大会、打撃の進化が見られる浅倉選手ですが、今回の試合ではカンナ選手の強化された打撃が見れそうですか?
「本当に相手と触ってみてじゃなきゃ分かんないですけど、打撃もしっかり成長しているところは見せて行きたいし、別に打撃だけに拘らずに自分の得意なところで戦って行きたいなと思っています」
──YouTubeでボクシングの京口紘人選手ともコラボされていましたが、その時に何かボクシング技術等も教えてもらいましたか。
「そうですね、技術も多少教えてもらって、通用する部分もたくさんあると思うので、そういう部分は練習に採り入れてやってみたりしたので、いろいろ教わったことが試合に出れば、またYouTubeの方も盛り上げると思うので、いろいろやってみたいと思います」
──動画では「年下相手はやり辛い」とも漏らしていましたね。
「やり辛い部分はありますけど、試合にかける準備は別に誰が相手でも変わらないので、いざ試合となればそんなに関係ないのかなと思ってます。それより、初めての年下の相手なので自分がしっかり壁になって、まだまだ相手に(自分を)越させられないし、越させたくもないので、その意地を見せて試合が出来れば良いなと思います」
──ところで、9月17日(現地時間)に米国『INVICTA FC 42』のメインイベントで、昨年8月の「RIZIN.18」で浅倉カンナ選手が勝利しているアリーシャ・ザペテラ(米国)が、第6代アトム級王座決定戦に出場します。対戦相手は2月大会でジン・ユ・フレイ(UFC参戦)に挑戦したアシュリー・カミンズ(米国)になりました。ザペテラ選手は、7月にはRENA選手と1勝1敗のリンジー・ヴァンザントにも判定勝利していますし、気になるところでしょうか。
「リンジーとの試合は見ていなかったのですが、ザペテラ選手とは試合をしていますし、やっぱりレスラーは強いなと感じました。それに、アシュリー選手はアメリカに練習に行った時に手合わせをしているんです」
──2018年秋に、10TH PLANETサンディエゴで練習したときですね。アシュリー・カミンズとも練習していたんですか。
「はい。アメリカに行った時はアシュリー選手に勝てませんでした。その強い2人が戦うので、今回のそのタイトルマッチは楽しみです」
──Bellator JAPANでのジェイミー・ヒンショー戦の一本勝ちを見ても、カンナ選手はそのワールドクラスの一角にいるのだと思います。海外進出も視野に入っていますか。
「海外での試合には興味もあるのですが、いまのRIZINには、浜崎朱加選手ら、世界のトップクラスの選手が揃っていると思うので、まずはそこでしっかり勝つことが私にとって重要だと思っています」
──そういうなかで、今回は「壁になる」と。キャリアや実績から考えても差を見せつけて勝ちたい試合になりますね。
「はい。(古瀬が)カンナとやるのはまだ早かったな、と思ってもらえるような試合をしたいと思います」
──なるほど。会場での試合観戦を待っていたファンにも一言お願いします。
「皆さん本当に長い間、待っていてくれたと思うんで、本当に自分にとっても久々の試合で、期待を超えられる試合をして、どんどんどんどん、また格闘技を盛り上げて行ければ良いなと思ってます。ファンの方も一緒に盛り上がっていただければなと思います。そして今回、パラエストラ千葉ネットワークから3人(浅倉カンナ、扇久保博正、神田コウヤ)出るんですけど、全員で全勝して行きたいと思っているので、応援よろしくお願いします!」
【写真】発売中の『ゴング格闘技』では、扇久保博正、朝倉海のロングインタビューに加え、堀口恭司、マネル・ケイプ、ビクター・ヘンリーが扇久保vs.朝倉海を予想! 浅倉カンナのインタビューも掲載。