キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】那須川天心の弟・龍心のリベンジならず、“西の神童”伊藤千飛が返り討ち

2020/07/31 05:07

▼セミファイナル DEEP☆KICK-60kg契約 3分3R
〇佐藤 亮 (健心塾)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
×竹内皇貴 (チームドラゴン)


 NJKFスーパーフェザー級3位の佐藤亮がDEEP☆KICK初参戦となるチームドラゴンの竹内皇貴を迎え撃った。強打の佐藤に対して竹内はガッチリとガードする。すると、佐藤は2Rから右のカウンターのヒザ蹴りで竹内を攻略。竹内もヒザで対抗する攻防となり、試合はシーソーゲームとなる。


 3R、佐藤は右フックを突破口に攻略にかかる。気がつけば、竹内は左目横をカットして大流血。結局、最終Rの攻防がモノをいい、佐藤が3-0の判定勝ちを収めた。


 大会本部席でこの一戦を観戦していたRISEの伊藤隆代表も佐藤の強打を高く評価した。

▼第5試合 DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
〇山畑雄摩 (NJKF心将塾)
TKO 3R1分22秒 ※レフェリーストップ
×竹市一樹 (MA二刃会)
※山畑雄摩が-63kg王座決定トーナメント決勝に進出


 NJKFとMA日本キックの対抗戦。NJKFの山畑雄摩は1Rからコツコツと左ローを当てていく。一方、MAの竹市一樹は強烈な右ボディフックを狙っていくが、ときおりローが効いている素振りを見せる。


 2R以降、山畑はさらにローによる攻撃を加速させる。これにはタフな竹市も3Rになると下がり始めてしまう。そして相手が前のめりになったところで、山畑は顔面ヒザ蹴りを決め豪快なKO勝利を飾った。

 これで山畑はDEEP☆KICK-63㎏王座決定トーナメント決勝に進出。9月21日に予定されている次回大会では先に決勝進出を決めている海月と決勝を争う。

▼第4試合 DEEP☆KICK-63kg王座決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
〇海月 (D.O.T)
TKO 2R 3分00秒 ※レフェリーストップ
×藤阪弘樹 (M-FACTORY)
※海月が-63kg王座決定トーナメント決勝に進出


 1R開始早々、海月は藤阪弘樹をロープに詰めたうえで連打を決め先制のダウンを奪う。負けじとアラフォーの藤阪はそこから覚醒。右のテンカオを軸に猛反撃を開始する。


 2Rになっても、藤阪の猛攻は止まらない。ワンツーからのヒザに海月は防戦一方となった。セコンドの「ミットを思い出せ」というゲキを背に藤阪がヒザ蹴りでとどめを刺そうとした刹那、海月は右一発で藤阪をKO。


 九死に一生を得るような大逆転勝利を飾るとともに、DEEP☆KICK-63㎏級トーナメント決勝戦へと駒を進めた。

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