キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】那須川天心の弟・龍心のリベンジならず、“西の神童”伊藤千飛が返り討ち

2020/07/31 05:07

▼第3試合 DEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
×勇馬 (山口道場)
TKO 2R2分59秒 レフェリーストップ
〇寺山凌駕 (TEPPEN GYM)
※寺山凌駕が-53kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出


 先週Sasoriに辛勝した寺山日葵の弟・寺山遼冴がDEEP☆KICK-53㎏挑戦者決定トーナメント準決勝に出陣。山口道場の勇馬と激突した。「当たらなくてもジャブ」といったセコンドの那須川天心の指示を聞きながら、寺山は1Rから積極的に手数を出す。一方の勇馬は応援団の声援を背にジャブとローで応戦する。


 試合が動いたのは2R。寺山は左ストレートをクリーンヒットさせると、さらに連打を浴びせ先制のダウンを奪う。明らかにダメージのある勇馬に対して、寺山はすぐ2度目のダウンをとる。とどめは痛烈な顔面への前蹴りで粘る勇馬に引導を渡した。DEEP☆KICK44前半戦のベストバウトというべき一戦だった。

▼第2試合 DEEP☆KICK-56kg契約 3分3R
×翔太郎(猛志會)
判定0-3 ※29-30、29-30、27-30
〇翔磨(多田ジム)


 サウスポーの翔磨はカウンターを主体にした左のミドルやヒザ蹴りでペースを握る。オーソドックスの翔太郎がボディブローで反撃すると、すぐさま前蹴りで対抗して向こう気の強いところを見せる。

 2Rが終わった時点のオープンスコアでは翔磨が2ポイントがリード。それに気を良くしたか、翔磨は3Rもミドルやヒザでプレスを強め、3-0の判定勝ちを飾った。

▼第1試合 DEEP☆KICK-57.5kg契約 3分3R
×濱田祐生(山口道場)
判定0-3 ※28-29、28-29、28-30
〇上野コウキ(直心会)


 パンチの濱田、蹴りの上野という構図になった一戦。先手先手で攻める濱田に対して、スロースターターの上野は2Rからピッチを上げていく。そして3R、上野は左ミドルキックやヒザ蹴りでまとめ、濱田から3-0の判定勝ちを収めた。

〈オープニングイベント〉
NEXT☆LEVEL提供試合

▼OP第1試合 48kg契約 1分30秒2R
〇赤木春斗(健心塾)
判定2-1 ※20-19、19-20、20-19
×開夢斗(魁塾 中川道場)

(文・布施鋼治/写真・石本文子)

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