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【DEEP☆KICK】那須川天心の弟・龍心のリベンジならず、“西の神童”伊藤千飛が返り討ち

2020/07/31 05:07
【DEEP☆KICK】那須川天心の弟・龍心のリベンジならず、“西の神童”伊藤千飛が返り討ち

那須川龍心(右)との再戦を制した伊藤千飛

「DEEP☆KICK 44」
2020年7月26日(日)テクスピア大阪

▼特別試合 NEXT☆LEVEL提供試合 -48kg契約 1分30秒3R(アマ)※首相撲なし
〇伊藤千飛(真門伊藤道場)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
×那須川龍心(TEPPEN GYM)


 伊藤千飛と那須川龍心は2019年11月に行われた「DEEP☆KICK 41」で初対決。東西ジュニア最強対決と銘打たれた一戦は伊藤が3-0の判定勝ちを収めた。それから8カ月、アマチュアとは思えない注目度の高さから早くも再戦が組まれた。


 雪辱に燃える龍心は右ローやハイなど蹴り主体の攻めを見せる。一方の伊藤は中学生離れした鋭い左ストレートやボディフックで対抗する。中学卒業後は兄・天心同様プロの道に進もうとしている龍心は前回と比べ成長しているように思われたが、成長のスピードは伊藤の方が上だった。相手の動きを見て放った右ストレートで龍心をグラつかせたかと思えば、客席からどよめきが起こるようなボディフックで一気に仕留めにかかる。


 負けじと龍心が反撃を試みるも柔軟なウイービングやヘッドスリップでかわし、東京から乗り込んできた龍心を返り討ち、2度目の対決も伊藤に軍配が上がった。


 今回の再戦に関し伊藤は「ジャブのフェイントとか僕も何回か引っかかっていたので、那須川選手は強くなっていたと思う。でも、前回より相手のパンチが見えたので、ラッキーだと思いましたね」とコメント。


 5歳からフルコンタクト空手を始めたという“西の神童“はどこまで強くなるのか。

▼メインイベント DEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメント準決勝 3分3R 延長1R
×一樹 (teamNAOKI)
判定0-3 ※27-30、27-30、28-30
〇HΛL (OISHIGYM)
※HΛLが-53kg挑戦者決定トーナメント決勝に進出


 元MA日本スーパーフライ級王者で現在は巨輝が運営するTEAM NAOKI所属の一樹とOISHI GYMの秘密兵器HΛLがDEEP☆KICK-53㎏挑戦者決定トーナメントで激突した。


 2R、HΛLは右ストレートで先制のダウンを奪う。その後必死に反撃を試みる一樹だったが、時すでに遅し。HΛLがそのまま3-0の判定勝ちを収めた。


 勝利を手にしたHΛL、それでも「2R目からバテてしまった」と反省することを忘れない。「ケガをしていたので、最終調整がうまくいかなかった。出直します」と一言。


 これで、HΛLはもう1ブロックの勝者・寺山遼冴が待つDEEP☆KICK-53㎏級トーナメント決勝戦へ。13戦12勝1敗という期待のルーキーはどんな闘いを魅せてくれるのか。

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