▼ライトヘビー級 5分3R
○ポール・クレイグ(206lbs/93.44kg)スコットランド
[1R 2分06秒 三角絞め]
×ガジムラド・アンティグロフ(206lbs/93.44kg)ロシア
1R、ともにオーソドックス構え。右を振って組んで小外で崩してシングルレッグでテイクダウンはアンティグロフ。クレイグはバタフライガード、腰骨に足を当てて三角絞め狙い。しかしアンティグロフは空いた右手でパウンド。クレイグは顔から出血しながらもヒザ裏で足をロックし、三角絞め。アンティグロフがタップした。
スコットランドのクレイグはMMA13勝4敗1ドロー。2019年11月の前戦ではショーグン相手にドローとなったが、これで13勝のすべてをフィニッシュ勝利という驚異的な記録をマークした。
三角絞めでの一本勝ちを極めたクレイグは試合後、公式のインタビューに、「勝利できるっていうのはいつだって嬉しいけど、このアイランドで達成できたのは最高だ。セットも何もかも完璧だし、試合のためだけに用意されている。この1週間ずっとスペシャルだったよ。今週だけじゃない。チームがここに来てからの4週間、すべてが最高で、何もかもがうまくいった。相手のレスリングがすごいのは分かっていたし、シングルレッグを取られてダウンもさせられた。彼のストレングスは前代未聞だよ。これまでに感じたことのないくらいだったけど、向こうはプレッシャーを心配するのに忙しそうだったし、マウントを取ることに必死だった。普段からチームメイトがそうしてくるから、対応力は備わっていたし、ちょっとのスキがあれば付け入ることができる」と試合を振り返った。
また、今後について「できれば9月に戻ってきて、またやれたらいいな。一瞬で流れを変えたかった。10日とはいかないけど、でも早めに変えたかった。俺は戦うのが大好きだしね。前にも言った通りさ。俺はひよっこじゃないし、わりと長くやってきている。これがUFCでは10戦目。できるだけ早く次の試合をやりたい」と次戦を早くも熱望した。