キックボクシング
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日本最古のキックボクシングジム「目黒ジム」が閉鎖、54年の歴史に幕。沢村忠ら多数の王者を輩出

2020/02/01 18:02
 キックボクシング発祥の地であり、日本初のキックボクシングジムとして1966年に生まれた「目黒ジム」(現・目黒藤本ジム=東京都目黒区下目黒1-3-17)が、1月30日(木)に閉鎖されたことが分かった。  キックボクシングはタイのムエタイをヒントに、ボクシングのプロモーターであった故・野口修が考案した格闘技。1966年1月に日本キックボクシング協会を設立し、同年4月に旗揚げ戦が行われた。この時、目黒ジムからプロデビューし、後にスーパースターとなるのが“真空飛びヒザ蹴り”で一世を風靡した沢村忠である。 目黒ジムでスネを鍛える“キックの鬼”こと沢村忠 目黒ジムは富山勝治、西川純、亀谷長保など多くの名チャンピオンを輩出し、初代日本ヘビー級王者・藤本勲が会長職を継いだ後も新妻聡、小野寺力、緑川創、勝次など60人以上のチャンピオンを生み出し続けた。2011年10月には石井宏樹が、ジムとしても長年の悲願であったムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムの王座に就いた。  2019年12月に藤本会長が闘病生活のため会長職から離れ、ジムが今後どうなるのか注目されていたところだった。 所属選手である勝次によれば、「今後のことは選手たちで話し合いが終わってから、となっています。自分とHIROYUKIの試合(2月2日。新日本キック)が終わってから、残っている選手たちで話し合うことになっています」とのことで、プロ選手たちの所属ジムが今後どうなるのか、誰かが目黒ジムの名を受け継いでジムを開くかということも含めて、話し合いが行われる予定だという。
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