キックボクシング
レポート

【BOM】石井一成がBOMスーパーフライ級王者に! 名高が完勝。佐藤九里虎、稔之晟がWMC日本王座獲得

2020/06/28 19:06

▼第4試合 WMC日本スーパーフライ級王座決定戦 3分5R
×誓(ZERO/NJKFフライ級1位)
[判定0-2]※47-49, 48-48, 48-49
◯佐藤九里虎(FAITH/WMC日本バンタム級5位、RISEスーパーフライ級11位)

 WMC日本スーパーフライ級(52.16kg)王座決定戦として、NJKFフライ級1位・誓(ZERO)が、WMC日本バンタム級5位&RISEスーパーフライ級11位・佐藤九里虎(FAITH)と対戦。

 本場タイの修行経験があり、ミドルキックを得意とする誓だがムエタイスタイルに固執せずパンチの打ち合いも辞さない。佐藤はパンチ、キックをバランスよく組み立てるタイプ。

 蹴りを主体に圧力をかけていく誓に対し、パンチの精度は佐藤が優位に。誓は左右のローで佐藤を削るが、佐藤は伸びる右ストレート、オーバーハンドフックと打ち分けて反撃。接戦は2-0の僅差判定で、佐藤がWMC日本スーパーフライ級のベルトを巻いた。

▼第3試合 WMC日本バンタム級王座決定戦 3分5R
◯稔之晟(TSK ジャパン/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者)
[判定3-0]※50-48, 49-48×2
×佐野佑馬(創心會/WMC日本バンタム級6位)

 WMC日本バンタム級王座決定戦。稔之晟は、MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者。対する佐野は、WMC日本バンタム級6位。両者は2020年年2月に行われたトーナメント1回戦を勝ち上がっての決勝戦となる。

 長身の稔之晟は左ミドルを得意とし、手足の長さを利したストレートや首相撲からのヒザ蹴りで戦うタイプ。1回戦では藤九里虎に判定勝ち。左ミドルを得意とする佐野は1回戦で延長戦の末に奥脇一哉を左フックで仕留めている。

 オーソドックス構えの稔之晟、サウスポー構えの佐野。序盤の稔之晟の右ローがローブローとなるが、コンパスが長い稔之晟は、ローからミドルと上下に打ち分け。佐野は飛び込んでの左フック、ロープに詰めて右アッパーをヒットさせるが、稔之晟はミドルを左右で打ち込み、佐野の腕を削っていく。終盤にはミドルから右ストレートもヒットさせ、主導権を渡さず稔之晟が判定勝利。WMC日本バンタム級王座に就いた。

▼第2試合 WMC日本スーパーバンタム級 3分5R
×奥脇 一哉(エイワスポーツジム/WMC日本バンタム級2位、RISEスーパーフライ級6位)
[2R 2分47秒 KO]※左右ラッシュ
◯中村 空(尚武会/WMC日本バンタム級7位)

 WMC日本バンタム級2位&RISEスーパーフライ級6位・奥脇一哉と、WMC日本バンタム級7位・中村空の対戦。

 奥脇はジュニアキック出身で2016年1月にREBELS-MUAYTHAIフライ級王座に就いたが、その後は不調が続き勢いに乗れていない。持ち前のアグレッシブさで再浮上を狙う。対する中村もジュニアキック出身で、本場タイのMAX MUAYTHAIでも勝利して勢いに乗る若武者だ。

 試合は一進一退の攻防のなか、2R、中村がテンプルに右をヒットさせてダウンを奪い、ロープに詰めて左右ラッシュ。レフェリーを呼び込んだ。

▼第1試合 BOM 50kg契約 3分5R
◯響・PKセンチャイジム(P.K.ムエタイジム)
[判定3-0]※49-48×3
×ダイヤ・ウォー・ワンチャイ(ウォー・ワンチャイ プロモーション)

 第1試合は響・PKセンチャイジムvs.ダイヤ・ウォー・ワンチャイの高校1年生対決。

響は中学校1年生の頃よりタイの名門PKセンチャイジムで修行し、若年ながら既にタイで10戦以上の試合を経験。通常日本国内ではエイワスポーツジムで日々の練習をしており、アマチュア大会では70戦以上もの試合経験がある。

対するダイヤもまたタイのエグシンディコンジムで修行を積み重ね、タイでの試合経験数も響に引けを取らない。今回が日本デビュー戦となる。

 接戦の試合はオーソドックス構えから左ミドルを当て、組みでも負けなかった響が判定勝利した。

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