▼第6試合 BOM 56kg契約 3分5R
×知花デビット(エイワスポーツジム/WMAF世界スーパーバンタム級王者)
[判定0-3]※48-50×2, 48-49
◯加藤有吾(RIKIX)
現WMAF世界スーパーバンタム級王者・知花デビット(エイワスポーツジム)と、現WMC日本スーパーバンタム級王者・加藤有吾(RIKIX)が対戦する王者対決。
知花はこれまでにINNOVATIONバンタム級王座、WMC日本バンタム級&フェザー級王座、WMAF世界スーパーバンタム級王座を獲得してきた実力者。パンチ&ローを得意とする。加藤は元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹が手塩にかけて育てた愛弟子で、2019年12月のBOMでWMC日本王座を奪取した。パンチのコンビネーションを得意とする。
1R、序盤から積極的に仕掛ける知花。右ローをカーフに効かせ、加藤のバランスを崩す。カウンター狙いの加藤。2Rも右ストレートをヒットさせる知花はコーナーに詰めて右ヒジも。しかし加藤は防御を固め、反撃の機をうかがうとワンツーをヒット。ロープ際に詰めてラッシュに知花は防戦一方となる。
中盤以降も細かいパンチを上下に打ち分ける加藤は、左ジャブを縦拳でガードの隙間から打ち込む。鼻血を出した知花も右ローなどを返すが、パンチの手数で勝る加藤が、知花のパンチの内側をカウンターで突いてヒット。組んでも両脇を差してのこかしは加藤。最後まで動きを止めずに判定勝利。王者対決を制した。
▼第5試合 BOMフェザー級 3分5R
◯渡辺優太(エイワスポーツジム/元J-NETWORK・WMC日本・MA日本・WPMF日本スーパーバンタム級王者)
[2R 3分00秒 KO]
×昭彦(尚武会)
渡辺優太(エイワスポーツジム)が昭彦(尚武会)とフェザー級で対戦する。渡辺は2018年6月にTKO勝ちでWPMF日本スーパーバンタム級王座を獲得した、ムエタイスタイルのサウスポー。2019年3月のONEミャンマー大会に参戦経験を持つが、同年9月の『Road to ONE:CENTURY』では内藤大樹に敗れた。昭彦は飛びヒザ蹴りやハイキックを得意としてアグレッシブに攻めるファイタータイプ。2月のBOMではパンチで攻めるところをヒジでカットされ、TKO負けを喫した。
1R、サウスポー構えの渡辺とオーソドックス構えの昭彦。互いにローの打ち合いから長いコンパスを活かして前足のみならず奥足ローキックも当てる昭彦。渡辺も同じく奥足ローを打ち返す。2R、オーソから左フックをひっかける昭彦はボディにも打ち分けるが、こつこつローを突く渡辺は、昭彦の右ミドルにカウンターの左ストレート! ダウンした昭彦は立ち上がれず。レフェリーがカウント途中で試合をストップした。
リング上でマイクを握った渡辺は、「僕はONEに出ていて、そこで1勝するために頑張ってきたんですけど、いまのところ連敗続きで、後が無い状態だったんですが、こんな時期に試合を組んで下さった中川会長にとても感謝しています。ちゃんとKOで倒せて、次に繋げるために勝ててよかったです」と、安堵の笑顔を浮かべた。