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レポート

【UFC】ポイエーがフッカーとの5R死闘制す。5人目の対戦相手変更も佐藤天が1R TKO勝利! 浜崎と激闘のフレイが一本負け

2020/06/27 22:06

浜崎と2度激闘のフレイが階級上げてUFC緊急参戦も、20歳のハンセンに一本負け

▼女子ストロー級 5分3R
○ケイ・ハンセン(米国)115.5lbs/52.39kg
[3R 2分26秒 腕十字]
×ジン・ユウ・フライ(米国)115.5lbs/52.39kg

 ハンセン、フレイともにInvicta FC出身で、今回がUFCデビュー戦。

 18歳でInvictaでプロデビューしたハンセンはMMA6勝3敗。10th Planet所属で柔術紫帯。もともとソフトボール選手で、2015年8月の「UFC 190」のロンダ・ラウジーvsベチ・コヘイア戦のロンダのKO勝ちを見てMMA転向を決めた。

 対するフレイは、2016年9月のInvictaで浜崎朱加のアトム級タイトルに挑戦もカットによる出血で2Rドクターストップ負け。2019年6月のRIZINでは、スーパーアトム級王座を浜崎朱加と争い接戦の末に敗れた。2020年2月には、Invictaアトム級王座防衛戦で体重超過し、試合はアシュレイ・カミンズに判定勝利も王座剥奪。緊急参戦の今回はストロー級に上げてオクタゴンに臨む。


 1R、サウスポー構えのフレイは左を振って組み付き離れ際に左フック! しかしオーソドックス構えのハンセンも右を返す。左インローを前足に蹴るフレイ。ハンセンの右は遠い。スイッチして右ローも前足に当てるフレイ。さらに左ロー。詰めるフレイに組み付き両脇を差してダブルアンダーフックのハンセンだが、フレイが右を差し返すと左で差し返して払い腰狙い。ここを耐えるフレイが離れ際に左を振る。フレイの右ジャブの打ち終わりに左を合わせに行くハンセン。フレイは左インローを前足に当て、右ローも前足に当てる。

 2R、左右のローはフレイ。さらに左フック、首相撲に組むが、小外がけでテイクダウンしたハンセン。ハーフガードのフレイに左で枕に巻き、ギロチンに組み変え右を差そうとする。右で脇を差したハンセンが肩で顎を押してパスガード、マウントもすぐに腰を切って足を戻すフレイ。半身になり左手をキムラに狙う。左腕でギロチン狙うハンセンから首を抜き、立ち上がるフレイ。しかしすぐに倒したハンセンにフレイは下から草刈を狙う。ハンセンのラウンドに。


 3R、左インローを当てるフレイ。2Rのテイクダウンプレッシャーからかフレイの距離は遠い。前に出るハンセンは左で小手に巻き、内股狙いで崩すと、そのままフレイの右腕を固めてバックに回るとうつ伏せで腕十字へ。フレイを仰向けにさせると足を三角に組んでの腕十字にフレイはタップするほかなかった。

 チェイス・フーパー(1999年9月生まれ)に続くUFC2番目の年少ファイターとなる20歳のハンセン(1999年8月生まれ)はMMA7勝3敗に。

 UFCで鮮烈デューを飾ったハンセンは、「Invicta FCでも女子の中では最年少だった。『まだ若すぎる』とか『経験が足りない』とか、いろいろ言われるのは慣れているし、『素晴らしく将来性がある』と言われることにも慣れた。出来るだけベストなファイターと戦っていきたい。今日はのまれないようにベストを尽くそうと頑張った。素晴らしい経験だったし、UFCの一員になれたことを誇りに思う」と、笑顔で語った。

▼フェザー級 5分3R
○ユーセフ・ザラル(モロッコ)145.5lbs/66.00kg
[判定3-0] ※29-28×3
×ジョーダン・グリフィン(米国)145lbs/65.77kg


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