▼ウェルター級 5分3R
○マイク・ペリー(米国)171lbs/77.56kg
[判定3-0] ※29-28×3
×ミッキー・ガル(米国)170lbs/77.11kg
ガルはボクシング、ブラジリアン柔術をバックボーンに19歳でMMAをスタート。グラップラーズ・クエストなどで活躍後、ダナ・ホワイト代表の「Lookin' For a Fight」で勝利し、試合後のマイクパフォーマンスでCMパンクとの対戦を直訴。1R、リアネイキドチョークで一本勝ちすると、セイジ・ノースカットもチョークで極め、2連勝。しかし、その後はランディ・ブラウン、ディエゴ・サンチェスに敗れるなど2勝2敗。
対するペリーは、11歳の時にムエタイを始め、フロリダ州王者に。MMAでは今回が20戦目となる。UFC最初の5戦で4勝1敗と好戦績も、そこから2勝5敗。2019年は4月にアレックス・オリヴェイラに判定勝ち後、8月にヴィンセンテ・ルケにスプリット判定負け。12月にジェフ・ニールにハイキックを効かされ、パウンドでTKO負けを喫している。
1R、ともにオーソドックス構え。大きな左右を振るペリーに、金網背にサークリングするガル。ペリーの右をかわして左ストレートを入れると右ミドルをクリーンヒットする。四つの組みでも右ヒザを突くガル。自分だけが当てられる距離から右ミドル、右ロー。リーチが短いペリーは詰めて右を強振するがかわすガル。ペリーの右ローには左ストレートを合わせる。
ガルの右ミドルの打ち終わりを掴んだペリーはその引きに合わせてついていきボディロックからバックテイク。ガルの向き上がりに肩固めを狙うがガルも察知し抜ける。
2R、右ミドル、二段蹴りで牽制はガル。ペリーの飛び込みに右フックをカウンターで入れ、シングルレッグへ。しかしそれを切ったペリーが逆にシングルレッグでテイクダウン。下のガルはギロチンから背中越しにクラッチしフルネルソンにしてスイープを狙うが、ペリーは上からパウンド。ガルは腕十字狙い、さらにキムラクラッチでスイープすると金網押し込みダブルレッグ、さらにシングルレッグへ移行も足を抜くペリー。
ジャブの刺し合いからカウンターの右ストレートでダウンを奪うペリー! 鉄槌、マウント&パウンドもガルはブザーに救われる。
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— UFC (@ufc) June 28, 2020
3R、ワンツーから右ストレート、左アッパーで詰めるペリー。下がるガルはサークリングも反撃できず。ペリーの右のハンマーパンチがガルを襲う。さらに右をボディにも突くペリー。スタミナ苦しいガルをとらえテイクダウンするとハーフから左腕を右ヒザで釘つけにクルスフィックスにとらえパウンド。さらにマウントに移行しパウンド・ヒジ。マウント返しのガルだが立ち上がらずボトムを選択。ガードの中に入って来たペリーに三角絞めを狙うが、はめられないペリーがかついで上のままブザー。
"You're all talking that mess."
— UFC (@ufc) June 28, 2020
Doubters proved wrong tonight 🤫 #UFCVegas4 pic.twitter.com/KWkkwNVd1C
判定は3-0でダウンを奪ったペリーが勝利。たった1人のセコンドの彼女とオクタゴンを後にした。
▼ヘビー級 5分3R
○モーリス・グリーン(米国)255lbs/115.67kg
[3R 3分44秒 肩固め]
×ジアン・ヴィランテ(米国)255lbs/115.67kg
UFC7勝8敗のベテランのヴィランテ。前戦はミハル・オレクシェイチュクに1R TKO負け。今回、ライトヘビー級から再びヘビー級に上げての初戦となる。
LFAからTUF28のセミファイナリストを経て、UFC入りしたグリーンはジェフ・ハフス、ジュニオール・アルビニ相手に連勝も、2019年10月にセルゲイ・パヴロヴィッチにTKO負け。2020年1月にアレクセイ・オレイニクに腕十字で敗れ、2連敗中。
1R、サウスポー構えから入るグリーンだがオーソドックス構えに。オーソドックス構えのヴィランテはじりじりと圧力をかける。右アウトサイドローを前足に突くグリーン。右関節蹴りは金的蹴りとなり中断。再開。右ローを返すヴィランテ。
2R、左ジャブで牽制し、変わらず右前蹴りで距離を取るグリーン。ワンツーで前に出るとかわしたヴィランテの右がかすめる。左ボディストレートはヴィランテ。手数が減って来たグリーンに右ローから圧力をかける。体勢を崩すグリーン。ヴィランテはさらに左ローも。
3R、ヴィランテの左に左手を伸ばしてアイポークとなるグリーン。ヴィランテは右目を回復させて再開。右のスーパーマンパンチで飛び込むグリーンを左フックで迎撃し、ダウンを奪うヴィランテ! 倒れ込むグリーンに怒涛の鉄槌、ヒジ打ち連打! グリーンは止められる寸前のピンチに。
一旦はマウントもハーフガードにからんだグリーン。猛ラッシュでガスを使い切ったか、動きが落ちたヴィランテの左腕を外に流して下から肩固めに極めて、最後は首を捻りまさかのタップを奪い逆転勝ち。グリーンはインタビュースペースで号泣した。
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▼ミドル級 5分3R
○ブレンダン・アレン(米国)185.5lbs/84.14kg
[判定3-0] ※29-28, 29-27, 30-27
×カイル・ドーカス(米国)185.5lbs/84.14kg
オーソドックス構えのアレンに、サウスポー構えのドーカス。1R、首相撲から右ヒザでドーカスからダウンを奪うアレン。さらにインサイドガードから右ヒジも。2Rもテイクダウン奪うアレンがヒジ。立つドーカスだが、ブザーと同時の左フックでドーカスはダウン。3R、ダブルレッグテイクダウンはドーカス。サイドからバックに回り足をボディトライアングルに組みリアネイキドチョーク狙い。しかしアレンも正対しスクランブルで上を取り、ブザー。判定3-0(29-28, 29-27, 30-27)でアレンが激闘を制した。
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