▼バンタム級 5分3R
〇アルジャメイン・スターリング(米国)136lbs/61.69kg
[1R 1分28秒 リアネイキドチョーク]
×コーリー・サンドヘイゲン(米国)135.5lbs/61.46kg
MMA18勝3敗のスターリング(米国)が、MMA12勝1敗のコーリー・サンドヘイゲン(米国)と対戦するバンタム級戦に注目が集まっている。ともにオーソゾックス構えを基本にサウスポーでも戦うスイッチヒッター。
ランキング2位のジャマイカ系米国人のスターリングは、NCAAディビジョン3でオールアメリカンに2度選出されたレスラーかつ柔術黒帯。2017年12月に現ランキング1位のマルロン・モラエスにTKO負けを喫したものの、以降2年間負け無し。ブレット・ジョンズ、コーディー・スタマン、ジミー・リベラ、ペドロ・ムニョスを相手に4連勝を飾っている。
対するサンドヘイゲンはランキング4位。17歳からネイト・マーコートの下でMMAを始め、キックボクシングでもWKA世界王座を獲得。プロMMAファイターとしては、RFA、LFAで活躍後、2018年1月にUFCデビュー。これまでオクタゴンで5連勝をマークしている。BJJでも茶帯を巻いており、2019年1月にはマリオ・バウティスタに腕ひしぎ腕固めで一本勝ち。2019年8月の前戦では、ハファエル・アスンサオの寝技を凌いで打撃で上回り判定勝ちを収めている。
1R、ともにオーソドックス構えから積極的に詰めるスターリングが、サンドヘイゲンを金網に詰めて、右で差して前方にいなしてバックテイク。背後から足をかけて引き込むとリアネイキドチョーク狙い。4の字ロックからいったんは腕を外したサンドヘイゲンだが、スターリングは左手を喉元に巻くと、後ろ手を剥がそうとしたサンドヘイゲンだが力無くなりタップ。敗者サンドヘイゲンは「ベルトを獲りに行け」とスターリングに語った。
PURE EMOTION!
— UFC (@ufc) June 7, 2020
🇯🇲 @FunkmasterMMA showed why he is a 𝗡𝗜𝗚𝗛𝗧𝗠𝗔𝗥𝗘 at 135. #UFC250 pic.twitter.com/rTFAFwcjH4
試合後、ジョー・ローガンからインタビューを受けたスターリングは、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が黒人男性を死に至らしめた事件について、「マイノリティに対し、正義の無い悲しいことが起きている。抗議を起こさなくてはいけない」と主張。
"This one's for everyone back home fighting the good fight." #UFC250 pic.twitter.com/GXFAtGSfVP
— UFC (@ufc) June 7, 2020
さらにサンドヘイゲン戦と今後について「キャリア最大の大きな試合だった。サンドヘイゲンは強かった。ロングアイランドでアイアキンタらと毎日際限なく練習してきたんだ。ここで止まるわけにはいかない。ベルトを獲りに行く。僕はマット・セラのBJJの黒帯だけどサンドヘイゲンも帯を持っている。バックを取ってテイクダウン出来て自信になったよ。世界初のこのジャマイカの国旗を掲げたチャンピオンになりたい」と王座獲りを宣言した。
勝者のスターリングは、引退を表明したヘンリー・セフードが持っていたバンタム級のベルトへの挑戦権を得たか。同級では、1位のマルロン・モラエス、3位のピョートル・ヤンの動向も気になるところだ。
LONGEST ACTIVE UFC WIN STREAKS - Bantamweight
— UFC News (@UFCNews) June 7, 2020
6 - Petr Yan
5 - @funkmasterMMA #UFC250
MOST BTW WINS - UFC History
12 - TJ Dillashaw
11 - R. Assuncao
11 - Urijah Faber
10 - @funkmasterMMA
MOST BTW SUBMISSIONS - UFC History
6 - Urijah Faber
5 - Rani Yahya
4 - @funkmasterMMA pic.twitter.com/QA7K6o2b1v
▼ウェルター級 5分3R
〇ニール・マグニー(米国)171lbs/77.56kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×アンソニー・ロッコ・マーティン(米国)170.5lbs/77.34kg