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【UFC】2階級同時女王ヌネスがフェザー級初防衛、バンタム級に黄金時代到来! ガーブランド復活、スターリング、オマリーが鮮烈勝利!=UFC 250

2020/06/07 02:06

▼バンタム級 5分3R
〇アルジャメイン・スターリング(米国)136lbs/61.69kg
[1R 1分28秒 リアネイキドチョーク]

×コーリー・サンドヘイゲン(米国)135.5lbs/61.46kg

 MMA18勝3敗のスターリング(米国)が、MMA12勝1敗のコーリー・サンドヘイゲン(米国)と対戦するバンタム級戦に注目が集まっている。ともにオーソゾックス構えを基本にサウスポーでも戦うスイッチヒッター。

 ランキング2位のジャマイカ系米国人のスターリングは、NCAAディビジョン3でオールアメリカンに2度選出されたレスラーかつ柔術黒帯。2017年12月に現ランキング1位のマルロン・モラエスにTKO負けを喫したものの、以降2年間負け無し。ブレット・ジョンズ、コーディー・スタマン、ジミー・リベラ、ペドロ・ムニョスを相手に4連勝を飾っている。

 対するサンドヘイゲンはランキング4位。17歳からネイト・マーコートの下でMMAを始め、キックボクシングでもWKA世界王座を獲得。プロMMAファイターとしては、RFA、LFAで活躍後、2018年1月にUFCデビュー。これまでオクタゴンで5連勝をマークしている。BJJでも茶帯を巻いており、2019年1月にはマリオ・バウティスタに腕ひしぎ腕固めで一本勝ち。2019年8月の前戦では、ハファエル・アスンサオの寝技を凌いで打撃で上回り判定勝ちを収めている。

1R、ともにオーソドックス構えから積極的に詰めるスターリングが、サンドヘイゲンを金網に詰めて、右で差して前方にいなしてバックテイク。背後から足をかけて引き込むとリアネイキドチョーク狙い。4の字ロックからいったんは腕を外したサンドヘイゲンだが、スターリングは左手を喉元に巻くと、後ろ手を剥がそうとしたサンドヘイゲンだが力無くなりタップ。敗者サンドヘイゲンは「ベルトを獲りに行け」とスターリングに語った。

 試合後、ジョー・ローガンからインタビューを受けたスターリングは、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が黒人男性を死に至らしめた事件について、「マイノリティに対し、正義の無い悲しいことが起きている。抗議を起こさなくてはいけない」と主張。

 さらにサンドヘイゲン戦と今後について「キャリア最大の大きな試合だった。サンドヘイゲンは強かった。ロングアイランドでアイアキンタらと毎日際限なく練習してきたんだ。ここで止まるわけにはいかない。ベルトを獲りに行く。僕はマット・セラのBJJの黒帯だけどサンドヘイゲンも帯を持っている。バックを取ってテイクダウン出来て自信になったよ。世界初のこのジャマイカの国旗を掲げたチャンピオンになりたい」と王座獲りを宣言した。

 勝者のスターリングは、引退を表明したヘンリー・セフードが持っていたバンタム級のベルトへの挑戦権を得たか。同級では、1位のマルロン・モラエス、3位のピョートル・ヤンの動向も気になるところだ。

▼ウェルター級 5分3R
〇ニール・マグニー(米国)171lbs/77.56kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×アンソニー・ロッコ・マーティン(米国)170.5lbs/77.34kg

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