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【Road to ONE】青木真也が無観客試合で絶叫「クソみたいな世の中、生きていく」宮田vs田中はドロー=ABEMAが中継

2020/04/17 19:04

▼Road to ONE グラップリング フェザー級(※70.3kg)10分1R(※判定無し)
△宮田和幸(BRAVE GYM)
[時間切れ ドロー]
△田中路教(フリー)

 宮田和幸はレスリング集団「BRAVE GYM」総帥。引退後も練習を続けグッドシェイプを保っており、内弟子との練習でもグラップリングでは引きを取らないという。

グラップリングでは、2016年3月の「GRANDSLAM 4」で金原正徳とドロー。2018年6月の「QUINTET Fight Night in Tokyo」では杉江“アマゾン”大輔を相手に側転パスガードからキムラロックを極めている。


【写真】レスリングの猛者だが柔道経験も豊富な宮田は左で差して引き手を掴んだ足技でテイクダウン。

 対する田中路教は元UFCファイターで、現在LFAと契約。北米マット復帰前に実戦を望み、今回の参戦となった。ロータス世田谷などのMMAジムに加え、日体大のレスリング部でも練習を積んでおり、五輪レスラー相手に、現役MMAファイターとしてどんなグラップリングを見せるのか。

 ケージでのグラップリングルール。ケージレスリングで金網に押し込んでのテイクダウンや、金網際でのバックテイク、あるいは金網を支点としてのエスケープなど、ピュアグラップリングとは異なる攻防にも注目だ。

 右で小手に巻き内股で投げを狙う田中。宮田はそれに動じず防ぎ、左で差すと田中はケージ際に。柔道経験もある宮田はしっかり引手を引いて、足技で回して崩してバックテイク! 4の字ロックから田中のアゴを上げてチョークを狙う。バックからのエスケープが巧みな田中は正対する。

 上を取るとクローズドを解いた宮田に激しくパスを狙うが、宮田も足を越えさせず。ケージに押し込む田中。宮田はバタフライガードから隅返しのようにスイープするがすぐに起き上がる田中に、宮田は下からオモプラッタ狙い。すぐに腕を抜く田中だが、再び宮田は下から腕を固めて回していく。

 背中をつけても巧みなガードを見せる宮田。いったんクローズドに組むと、足を解く。側転パスを狙う田中に足を戻す宮田。ガードの中に入る田中。クローズドの宮田は下から右をオーバーフック。上体を離した田中は再び側転を狙うが足が効く宮田は越えさせず。ラバーガード狙いから糸通しを極めて残り1分でバックを狙うが、その際で腕を外して正対する田中。

 下から宮田はハーフガードも田中は首を固め脇差しパスへ。宮田はシングルレッグに移行も、腹固めチョークを狙う田中。最後は腕十字を狙うも宮田も極めさせず。田中は最後までアグレッシブに攻め、宮田も44歳にして恐るべきグラップリングの強さを見せた。

▼ムエタイ・ストロー級 56.7kg 3分3R
〇HIROYUKI(日本)
[KO 2R1分33秒]※右フック
×ポン・ピットジム(タイ)

 HIROYUKIは他団体との対抗戦に出場することが多い新日本キックの特攻隊長。2月2日の「MAGNUM 52」ではNJKFスーパーバンタム級王者・久保田雄太を相手に判定3-0で勝利している。

 3月大会ではINNOVATIONバンタム級&ムエタイオープンスーパーバンタム級王者・岩浪悠弥との対戦も決まっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会が中止となっていた。前戦では「仕方なくやっている」という55.5kg契約で戦ったHIROYUKIだが、今回も試合2週間前オファーのスクランブル発進のため、さらに重い56.7kg契約で戦う。

 デビュー時から在籍した目黒・藤本ジムの閉鎖に伴い、RIKIXに出稽古。WMC日本スーパーバンタム級王者の加藤有吾らとも練習を積んできた。今大会は、同じ大会に出場する先輩・緑川創とともに新チーム「Monster Guns」所属として試合に臨む。

 対するポン・ピットジム(ポン・PITジム)は、元オームノーイスタジアムのランカーで、日本では2月のBOMに出場し、スーパーバンタム級(55.34kg)で鳩(TSK japan)と対戦。3R KO負けを喫している。今回の試合は、ケージでのONEムエタイルールで、ヒジ有り・3分3R・オープンフィンガーグローブ着用となる。

 1R、HIROYUKIは右ハイキックで先制し、サウスポーのポンに左右ローを蹴っていく。ジャブから組み付いて鮮やかななコカしを見せるHIROYUKI。ノーモーションの右ストレートもクリーンヒットさせる。右ボディから組み付いたHIROYUKIが離れる際を狙い、ポンはヒジを振るう。

 2R、HIROYUKIは左の前蹴りをボディに入れてから顔面にもヒットさせる。右インローを多用するHIROYUKI。ポンの左縦ヒジとHIROYUKIの右縦ヒジが同時に放たれたが、ヒットしたのはインサイドから打っていったHIROYUKIの方。直後にHIROYUKIが前蹴りを放ち、倒れたポンはダウンとなる。

 このチャンスを逃さないHIROYUKIは一気に仕掛け、パンチ連打で最後は右フックでKO。HIROYUKIが勝利を飾った。

大会の模様はABEMAのビデオで視聴が可能。

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