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【Krush】K-Jeeが初回KOで加藤久輝にリベンジ&初V、近藤魁成はダウン奪い再起戦に勝利、吉岡ビギンは晃貴を4度ダウンさせる圧勝

2020/03/28 18:03

▼第4試合 Krushフェザー級 3分3R・延長1R
×伊澤波人(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 1R 2分43秒 ※左フック
〇斗麗(WIZARDキックボクシングジム)


 伊澤は2017年9月にK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の武居由樹とのワンマッチでKO負けを喫したが、その後はフェザー級に階級を上げ、神戸翔太や伊藤健人らを破り4連勝をマーク。2019年4月、TETSUに判定負けを喫して連勝は途切れたが、9月に高橋直輝に勝利して再起を飾っている。持ち味は空手仕込みの多彩な蹴り技。戦績は30勝(8KO)10敗2分。


 斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。3連勝で「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」のリザーブファイトに抜擢され、江川優生とKrushフェザー級王座を争ったTETSUに勝利。4勝無敗の関西期待の新鋭だ。


 1R、開始すぐから圧力をかけて強打を叩きつけるのは斗麗。右に左にと構えを変えて回り込みながらパンチ&ミドルを放ち、左ショートストレートの連打で伊澤が倒れ、これがダウンとなる。


 斗麗は顔面とボディへのパンチで襲い掛かり、頭部にヒザ蹴りも突き上げて圧倒。至近距離でも強い左ショートフックを打ち、顔面へ飛びヒザ蹴り。ようやく得意のローを蹴った伊澤だが斗麗の左ショートフックでダウンを喫する。


 さらに襲い掛かる斗麗は顔面とボディにパンチを打ち分け、ヒザも突き刺す。最後は左フックで伊澤が倒れ、斗麗が実力者・伊澤を圧倒しての初回KO勝ち。立ち上がった伊澤は“信じられない”といった表情で呆然とその場に立ち尽くした。


 斗麗はマイクを持つと「8月の大阪盛り上げるので僕を使ってください」と、8月のK-1大阪大会参戦をアピールした。

▼第3試合 Krushバンタム級 3分3R・延長1R
×多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園2018 -55kg王者)
KO 1R 2分18秒 ※右フック
〇松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg王者)


 多久田はK-1甲子園2018 -55kg王者で、2019年3月にプロデビューすると3勝(2KO)無敗の快進撃を続けている17歳。対する松本は「格闘代理戦争4thシーズン」(AbemaTV)の卒業生でK-1カレッジ2018 -55kg王者。2019年9月のプロデビュー戦と11月の2戦目で共に橋本実生を破り、同じく2戦2勝と無敗。


 1R、両者ともきびきびとした動きを見せ、松本は身体を左右に振りながらプレッシャーをかけてパンチを放つ。松本がロープを背負った多久田から左ストレートでダウンを奪う。サウスポーながら左側へ回る多久田に松本が左フックで2度目のダウンを追加。パンチで詰めていった松本が最後は右フックをヒットさせて3度目のダウンを奪い、初回KO勝ちを飾った。


 松本はマイクを「自分にはしっかりいつも応援してくれる応援団が見えました。自分は皇治さんに(格闘代理戦争で)選んでもらって、幸せな日々を送れています。こんな幸せな日々は勝利でしか返せないのでこれからも頑張ります」と笑顔で語った。

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