シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】海人が8Rのマラソンマッチの末ピンペットに敗れる、町田光がジャーマンで勝利、笠原友希が延長2Rの大接戦を制す、女神がsasoriにダウンを奪われ初黒星

2020/02/15 19:02

▼第6試合 49.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×女神(TIA辻道場/SB日本女子ミニマム級王者)
判定0-3 ※8-10×3
〇sasori(テツジム/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王者)
※本戦の判定は28-28、29-28、28-28。


 sasoriはアグレッシブなファイトスタイルで12戦8勝(1KO)2敗2分と高い勝率を誇る現NJKF女子王者。2019年9月、小林愛三や寺山日葵ら国内トップクラスと拳を交えてきた喜多村美紀との同門対決を制し、王座に就いた。サウスポーからパンチの連打とローキックで突進し、薙ぎ払うような左右フックで相手を仕留めに行く。


 迎え撃つ女神は豊富なアマチュア経験を持ち、2019年7月に16歳でプロデビュー。『Girls S-cup 2019』でSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメントに抜擢されると、1回戦(デビュー戦)でいきなりNJKFミネルヴァ・ピン級王者MARIを破り、決勝ではSB日本女子ミニマム級1位MISAKIをKO。2戦目にして王座に就くという衝撃デビューを果たした。


 その後は韓国人選手やタイ人選手との国際戦を経験して現在5戦5勝3KOと無敗。今回はタイトル獲得後初めて国内の他団体王者を迎え撃つ。


 1R、アグレッシブにパンチで前へ出るsasoriに女神は左右ロー。サウスポーからの左ボディをヒットさせて前へ出ていくsasoriに女神は打ち合うが左フックを被弾してフラつく。さらに攻撃の手を休めず打ち合いにもっていくsasoriは左フックで何度も女神をフラつかせた。


 2R、パンチでラッシュをかけるsasoriに女神は押されるが、首投げでシュートポイントを奪う。さらに打ち合いへ行くsasoriに女神も足を止めて打ち合う。前蹴り、バックハンドブローといつもの動きが出てきた女神だが、sasoriはパンチを全く止めずに打ち合いへ行く。左ストレートをもらって後退する女神。


 3R、投げを狙う女神だがの突進は続く。左ストレートを顔面とボディへ打ち込み、女神も打ち合うがパワーで押される。連打で女神の頭が揺れるが、突進してきたsasoriを再び首投げでシュートポイントを奪った。


 本戦の判定はジャッジ1名が女神を支持したがドロー。延長戦へ突入する。


 延長戦も手を休めないsasoriの猛攻に女神もパンチを返すが左ストレートを顔面とボディにもらう。ロープに追い詰められ、sasoriの左フックでついに女神がダウンを喫する。左目の上をカットして流血しながらも最後まで左右フックで攻め続けたsasori。判定3-0でsasoriが女神にプロ初黒星をつけた。

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