キックボクシング
レポート

【新日本キック】緑川創が難敵ガムライペットを破り世界王座防衛、勝次は丹羽圭介との王者対決を接戦で制す、ぱんちゃん璃奈がプロ初のKO勝ちに大喜び

2019/12/08 22:12

▼第8試合 1部メインイベントREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
〇老沼隆斗(STRUGGLE/同級王者)
判定3-0 ※50-49、50-48、50-48
×濱田 巧(team AKATSUKI/挑戦者)


 新日本キックのリングで初となるREBELSのタイトルマッチ。両者ともに連勝を続けていたが、老沼は9月に泰史にKO負け。濱田は10月のKNOCK OUTで大崎孔稀に判定負け。共に再起戦となる。両者は過去に2度対戦して老沼の2連勝。3度目の対戦となるタイトルマッチを制するのはどっちだ。


 1R、開始ゴングと同時に中央に走っていく濱田がパンチを狙い、老沼は下がって距離を取りながら蹴りをヒット。首相撲の攻防では老沼がヒザ、ヒジで攻めていく。老沼のヒジで早くも濱田が出血。老沼は得意のハイ、濱田は距離を詰めてボディ連打。ジャッジは三者10-9で老沼。


 2R、前進する濱田は得意のパンチ&ロー。老沼はパンチやミドルで迎撃し、組みの展開でも突き放してヒジ、パンチ。濱田は前進してボディ。老沼は下がりながら左フック。濱田は得意のバックブローをヒットして流れを引き寄せ掛けたところでゴング。ジャッジは三者10-10。


 3R、場内は「巧コール」。老沼はジャブ、左ミドル。濱田が組みつくと老沼はヒジ、パンチ。離れ際に濱田が左フックをヒット。なおもパンチで攻めるが、老沼は冷静にパンチをかわしてバックキック。老沼の後ろ廻しに濱田がパンチを合わせて老沼は倒れるがノーダウン。ジャッジは三者10-10。


 4R、老沼が左ミドル、左ハイ、右ミドルで先手を取り、濱田がパンチで追いかける展開。老沼は右ローを集中。濱田はパンチ、ヒジで前進。老沼が右ストレート、右ローをヒット。濱田はなおも前進してパンチ。老沼もパンチを返す。
 

 5R、濱田が前進して思い切ったパンチ、バックブロー。老沼は右ロー、左ミドルをヒットさせるが濱田の前進が止まらない。老沼は左右ハイキック、濱田はパンチ。両者が最後まで白熱した打ち合いを見せて、終了ゴングと同時に拍手が起こった。


 判定は、濱田の突進に飲み込まれかけながらも踏みとどまり、蹴りとヒジをヒットさせてポイントを奪った老沼。負けた濱田は四方に土下座して詫びたが、大きな拍手が起こった。


 老沼は「こうやって防衛戦をやって、僕はREBELS軽量級とストラッグルの看板を背負ってやってます。もっと華のある選手になります。頑張ります」とアピールした。

▼第7試合 団体対決 58kg契約 3分3R
〇瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム/日本フェザー級2位)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
×NOWAY(ネクストレベル渋谷/初代MuayThaiOpenフェザー級王者)


 公務員キックボクサー瀬戸口は36歳。対するNOWAYは38歳。


 1R、サウスポーのNOWAYは蹴りで距離を取る。瀬戸口は思い切り距離を詰めて力強いパンチをボディから顔面にヒット。


 2R、ヒジを狙うNOWAY。瀬戸口はパンチをボディから顔面へ。


 3R、パンチで攻める瀬戸口、蹴りとヒジを返すNOWAY。瀬戸口がパンチで攻め込んで終了。判定はパンチで主導権を握り続けた瀬戸口が勝利した。

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