キックボクシング
レポート

【新日本キック】緑川創が難敵ガムライペットを破り世界王座防衛、勝次は丹羽圭介との王者対決を接戦で制す、ぱんちゃん璃奈がプロ初のKO勝ちに大喜び

2019/12/08 22:12

▼第10試合 エキシビションマッチ 2分2R
―江幡 睦(伊原道場本部/WKBA世界バンタム級王者)
勝敗なし
―江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者/KING OF KNOCK OUT初代スーパーバンタム級王者)


 1R、二人がバチバチの打ち合いを見せる。伊原代表が「なんで真剣にやってるんだよ!」と注意して、本来2分2Rのエキシビションマッチは1Rで終了。


 大晦日RIZINで那須川天心との大一番が決まった塁は「今日はありがとうございます! 僕ら13年ぶりに後楽園ホールでエキシビションマッチをやらせていただきました。僕ら17歳から藤本会長の興行に出させていただきました。大晦日、那須川天心選手と試合をします。日本の格闘技業界を引っ張ってる選手です。が、日本人で倒せるのは僕しかいないと思ってます(場内大歓声)。大みそか、新日本キック王者の強さを見せたいと思います。来年は、兄の睦がもっともっと大きな舞台に立つと思います。31日はそのスタートを切りたいと思います」とアツいマイクアピール。


 すると睦は「いつも伊原会長のミットを蹴ってます。今日はそれを見ていただきます」と、途中で終わったエキシビションマッチの代わりにミット打ちを披露。睦に続き、日本ライト級王者・高橋亨汰も伊原代表の持つミットにミット打ちを行い、ファンを楽しませた。


藤本ジムの藤本会長が会長職を勇退。10カウントゴングが贈られた

▼第9試合 セミファイナル 団体対決 54kg契約 3分3R
〇HIROYUKI(藤本ジム/日本バンタム級王者)
KO 2R 2分28秒 
×MASAKING(岡山ジム/イノベーション・フライ級10位)


 藤本ジム勢で最初の登場は「天才」HIROYUKI。11月のKNOCK OUTでは前半インロー攻めで優位に立ちながら、後半は壱・センチャイジムに攻め込まれて判定負け。対するMASAKINGは19歳の新鋭。


 1R、長身のMASAKINGに対して、HIROYUKIはタイミングのいい前蹴り、インロー、アウトローの連打。右フックでダウンを奪う。MASAKINGもパンチで反撃を狙うが、大振りでHIROYUKIに当たらない。HIROYUKIは飛びヒザ、パンチで畳みかける。


 2R、HIROYUKIはパンチを狙いすぎて手数が減る。すかさずセコンドの松本哉朗トレーナーから「狙いすぎ!」の声。その後もパンチを狙うHIROYUKI。MASAKINGのカウンターにヒザを付く場面もあったが、最後はタイミングの良い左ハイでダウンを奪う。MASAKINGは何とか立ち上がったが、ダメージを見てレフェリーがストップ。


 TKO勝ちを収めたHIROYUKIは「11月1日のKNOCK OUT、新日本の代表で出て、情けない試合して負けちゃって、今日はちょっと緊張しちゃいました。僕が負けた相手に橋本道場の岩浪君が勝ったということで、次はどうですか? 橋本代表がいないのでこの話は後日ということで。また来年も強いHIROYUKIを見せます」と、12月1日の『ムエタイオープン』で壱にKO勝ちした岩浪悠弥との対戦に名乗りを上げた。

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