KNOCK OUT REBELS SERIES.82025年11月30日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナ※公式YouTubeチャンネルにてLIVE配信
▼第10試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R延長1R×下地奏人(フリー)TKO 2R 1分01秒 ※セコンドからのタオル投入〇成尾拓輝(究道会館) 下地は2024年8月に髙橋亨汰を延長戦で破る番狂わせ、11月にカンボジアで行われたクンクメールとの対抗戦でも初回KO勝利を収めると、12月には「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」準決勝で、久井大夢を破ったロムイーサンに1Rで右ハイキックによるKO勝ちの番狂わせ。決勝では久井に判定負けで王座獲得はならず。2025年8月の網膜裂孔からの復帰戦ではゴンナパーに挑むもKO負け。戦績は12勝(4KO)3敗。 成尾は日本拳法出身でHOOST CUP日本ライト級王者、JAPAN CUP KICKBOXINGスーパーフェザー級王者。2024年10月にシュートボクシングに参戦し、ポッシブルKから判定勝ち。11月の『ONE Friday Fights 88』でONE FF初参戦を果たすと、ジャン・ジンフー(中国)から合計4度のダウンを奪って豪快に3RでKO勝利し、35万バーツ(約155万円)のボーナスもゲット。 12月のシュートボクシングでは手塚翔太にスタンディングフロントチョークで敗れているが、2025年4月のONE2戦目ではまたも強打を爆発させてアルベウ・ダ・シウバ(ブラジル)に1R1分54秒でTKO勝ち、さらに6月のチャン・ハイヤン(中国)戦ではダウンを奪われるも3度倒し返して逆転KO勝ちと、ONEで3連続KOを飾ったが8月の4戦目でチャン・チンタオにKO負け。9月には『HOOST CUP』の防衛戦で32秒KO勝ちで再起した。
1R、前に出る成尾がいきなり右ストレートの強打を連打する。左ミドルからの右ストレートに、下地はジャブを打つ。すると成尾は右カーフ。前に出る成尾をジャブで迎え撃つ下地はボディもジャブで打つ。右をどんどん繰り出して前へ出る成尾を左フックで迎え撃つ下地。成尾の強烈なワンツーをダッキングでかわす下地。右カーフを蹴っていく下地だが、成尾の圧が強い。
2R、右カーフを蹴る下地だが、成尾はすぐにワンツーで襲い掛かり、バランスを崩した下地に飛びヒザ蹴り。圧を強める成尾が右ストレートからまたも飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。
飛び蹴りからワンツーで襲い掛かる成尾。下地は右ストレートのカウンターを狙うが、成尾がヒザ蹴りから左右の連打、そして右ストレートを打ち抜いて2度目のダウンを奪う。ここで下地のセコンドからタオルが投入され、成尾の豪快KO勝ちとなった。
成尾はマイクを持つと「今回、自分はホーストカップ王者として他団体なんですけれどKNOCK OUTのメインイベントを締めさせてもらえることになって感謝しています。日本の60kg、この階級をもっと盛り上げたいと思っているし、自分の子の攻撃力ならKNOCK OUTのオープンフィンガーのREDルールとかUNLIMITEDルールでもっと面白い試合が出来ると思うので、今後注目しておいてください」とアピールした。
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▼第9試合 KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R×茂木豪汰(上州松井ジム)判定0-3 ※26-30×3〇戦闘員1号(EXARES/DEEP☆KICK-57.5kg王者) 茂木は4勝(3KO)2敗の戦績を持つ期待のアグレッシブファイター。戦闘員1号は9月の『DEEP☆KICK』でDEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメントの決勝をTKOで制し、王座に就いたばかりの異色キャラクター。あの人気ヒーロー番組に登場する戦闘員同様「イーッ!」が決め台詞だ。
1R、サウスポーの茂木が左インローと左ミドルで先制、前に出ると左ハイを放つ。戦闘員は右ロー、ジャブ。戦闘員の右ストレートに茂木は左ストレート2発を返し、戦闘員はフック&アッパーのコンビネーションを放つが自分でバランスを崩す。前に出る戦闘員に茂木は左インロー、戦闘員は右ストレート、すかさず茂木が右アッパーからの左ストレートを返す。
戦闘員は左ボディも交えたコンビネーション。戦闘員の左ボディに下がる茂木だが、ロープ際で左ストレートを打つ。前に出る戦闘員はコンビネーションを回転させ、左ボディで茂木を下がらせる。左右のアッパーにアゴを突き上げられる茂木。終盤は戦闘員が圧倒した。
2R、茂木は左ミドルから右ストレート、左ミドルからの左ストレート。茂木のパンチが当たり始めるが、戦闘員はすぐにジャブを連打。戦闘員が的確にパンチを当てていき、ロープを背負った茂木は強い左を返す。多彩なコンビネーションで次々とヒットを奪っていく戦闘員。ボディに下がる茂木は鼻血を出しながら左ストレートを繰り出すが、戦闘員の手数とヒットが圧倒的だ。
3R、茂木がワンツーの連打で前へ出ていき、左ボディストレートも打つ。戦闘員がすぐに連打で逆襲し、茂木にロープを背負わせて顔面とボディへ的確にパンチを当てていく。茂木に鼻血でドクターチェック。再開後、ワンツー連打で前へ出ていく茂木だが、すぐに戦闘員がジャブの連打で前へ出て右ストレートを当てる。
しかし、茂木の左ストレートがついにクリーンヒット。のけ反った戦闘員だが、すぐに左右の連打を的確に茂木の顔面に当て、左ボディをヒットさせる。戦闘員の連打が決まったところでスタンディングダウン。強打を打ち返す茂木に戦闘員は細かい連打を次々と顔面へ。足を止めての打ち合いとなるが、当てるのは戦闘員だ。
再びマスクを被った戦闘員が大差の判定で勝利。「イーッ!」と勝利の雄叫びをあげた。
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▼第8試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -66.0kg契約 3分3R〇木村亮彦(KNOCK OUT クロスポイント大泉)TKO 3R 0分42秒 ※右ストレート×ヴィニシウス(ブラジル/クボジム/BRAVE GYM)
今大会唯一のUNLIMITEDルールの試合。ヴィニシウスは2勝1敗。木村はUNLIMITEDルールで3勝(2KO)1敗。
1R、右をフルスイングして前へ出るヴィニシウスがワンツーで勢いよく攻めていく。右ローの木村だがヴィニシウスがシングルレッグでテイクダウン、パウンドとヒジを落としていく。ブレイクとなり、木村は右ロー、右ストレート。ヴィニシウスはボディロックからテイクダウン、木村はすぐに立ち上がるがヴィニシウスは首相撲からのヒザ。
さらにニータップからテイクダウンを奪ったヴィニシウスがパウンド連打。ヴィニシウスがバックを奪ってバックマウントになるがこれはブレイク。木村が右ストレート、ヴィニシウスは左右フック。ヴィニシウスは後ろ廻し蹴りを放ち、ダブルレッグに行くが木村はロープを背に防ぐ。疲れが見えてきたヴィニシウスに右フックを見舞う木村だが、ヴィニシウスがダブルレッグでテイクダウン。
2R、木村の強い右ローが決まる。ヴィニシウスの蹴り足をつかんでの右フックも。ヴィニシウスはバックハンドブローを放つ。右ローをどんどん蹴っていく木村にヴィニシウスは左右のフックとヒザで反撃するが、テイクダウンは防がれる。離れると右ローを蹴っていく木村。
ヴィニシウスのヒザがローブローとなり、一時中断。再開すると右ローを蹴って右ヒザを突き刺す木村。右ストレート、左ボディと打撃で攻勢の木村が盛り返した。
3Rも木村が右ローを狙い撃ち、ヴィニシウスは右フック、タックルを合わせにいくが木村は防ぐ。右ローが強烈に決まり、ヴィニシウスが前に出てきたところへ木村が右ストレートを直撃。ヴィニシウスが仰向けに倒れてダウン。木村がパウンドで追撃したところでレフェリーがストップし、木村の逆転TKO勝ちとなった。
木村はマイクを持つと「本当にヴィニシウス、いろいろなところで凄いKOばかりしていて有名な選手だったので、けっこう精神ぎりぎりで。会長と一緒に対策を組んで練習してきました。こういうKO出来たので、来年ベルトに絡める選手になれるようにバチバチ行きたいと思うのでよろしくお願いします」と笑顔で語った。
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▼第7試合 KNOCK OUT-BLACK女子ライトフライ級 3分3R〇堀田優月(闘神塾/ミネルヴァ ライトフライ級王者)判定3-0 ※30-28×2、30-27×恵音(NEXT LEVEL渋谷)
堀田は16歳にして5勝1分で無敗、ミネルヴァ王座も保持する女子のスーパーホープ。K-1王者SAHOの後輩。恵音は27歳で3勝1敗。女子の名門ジム対決となった。
1R、いきなり前に出る堀田を右ローで迎え撃つ恵音。堀田はサウスポーから左ストレート、左ミドル、左ローを放つ。左フックで前に得る恵音に堀田が左ストレートを返してのけ反らせる。その後も強い左ストレートと左ミドルを繰り出す堀田に、恵音も下がらず左フックを打つ。堀田はワンキャッチからのヒザも使った。
2Rも堀田が左ストレートを当てていく。左右フックで応戦する恵音に組んでのヒザも。堀田の左ストレートに左右のフックを合わせに行く恵音だが、堀田の左ストレートが目立つ。右インローからの左フックもヒットさせる堀田。左ストレート、ヒザ、左ロー、左ミドルと手数も多い。
3Rが始まると両者足を止めての打ち合い。思い切り左右フックを放つ恵音に、堀田はジャブで距離をとって左ストレート、恵音も右を返す。組むと堀田がヒザ。堀田が左ボディからヒザ、さらに左ミドル。左右フックでガンガン打ち合いに行く恵音だが、堀田の攻撃で終わる場面が多い。ワンキャッチのヒザを上手く使う堀田。恵音は手数を出すが、堀田の左ストレート、左ミドルが目立ったか。
判定3-0で堀田が好試合を制した。
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▼第6試合 KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級 3分3R〇渡部 惺(KNOCK OUT クロスポイント大泉)判定2-1 ※29-28×2、29-30×彪羽(チーム小樽コンバット)
2勝(2KO)1敗の渡部と、6勝(2KO)1敗の彪羽が対戦。彪羽は小樽在住。
1R、彪羽は左インロー、渡部は足への前蹴りを多用する。両者ともスピードのあるパンチ&ロー。渡部はバックハンドブローを放つ。彪羽はジャブを主軸としたコンパクトなパンチでボクシングテクニックを見せる。渡部は右ロー、足への前蹴り。彪羽はパンチを見せておいての右カーフをヒットさせていく。
2R、彪羽がワンツー、ジャブから右カーフ。渡部は右ローを蹴っていき、ワンキャッチからのヒザも繰り出す。圧をかけるのは渡部だが、彪羽のジャブと右カーフが多く当たる。渡部がいきなり飛びヒザ蹴りを発射し、彪羽をヒヤリとさせる。ジャブから右フックを打つ彪羽に渡部も右を返す。軽快なフットワークからパンチを回転させ、蹴りにつなぐ彪羽。
3R、蹴りからパンチ、パンチから蹴りと軽快なリズムで攻撃を出す彪羽。渡部はスウェーでそのパンチをかわしていくが、攻められている印象。よく動く彪羽に渡部はワンキャッチからのヒザ。彪羽のパンチをよく見てかわし、右ストレートを返す。終盤の打ち合いで彪羽が右フックをクリーンヒット。渡部も打ち合いに行くが、ここで彪羽が右ストレートを当てて前へ出る。渡部が最後に放ったバックハンドブローは不発に。
判定は2-1と割れ、空振りを誘う距離の支配をしていた渡部が勝利を収めた。
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▼第5試合 KNOCK OUT-RED女子スーパーバンタム級 3分3R〇SHIORIN(=名前の後ろにハートマーク/GRATINESS/WMC日本スーパーバンタム級王者)判定3-0 ※29-27×3×山本“魂武羅”知美(FAITH)
伝統派空手の世界王者で7勝1敗2分の戦績を持つ、女子注目の選手であるSHIORINが初参戦。師匠は大和哲也。山本はフルコンタクト空手出身で7勝(1KO)5敗3分。日本人同士によるOFGでのREDルールはこれが初。
1R、SHIORINは右カーフから鋭い右ストレート。山本も右ストレートで反撃する。ジャブからワンツーのSHIORINに、山本も右を合わせに行く。SHIORINの右カーフに山本が踏み込んでの右ストレート、SHIORINが尻もちをつくが、これはダウンにならず。
2R、両者とも積極的にパンチを繰り出す中、SHIORINの右ストレートで山本がダウン。立ち上がった山本は右フックで反撃するが、SHIORINはステップインしてのワンツーをヒットさせる。負けじと山本も前へ出ての右ストレート。
打ち合いに行った山本に、SHIORINの強烈な右ショートがヒットして山本はダウン。山本は打ち合いに行き、右ヒジも打つ。その前に出てくるところへ右を合わせるSHIORIN。
3R、ここで左ハイを放つSHIORINに山本は右ストレート。前へ出ていく山本の右にSHIORINが右を合わせるが、組んだ山本は右ヒジ。SHIORINのワンツーにもらいながらも前へ出る山本。飛び込んでの右ヒジで攻める山本にSHIORINも右ヒジ。勢いに乗る山本のアグレッシブな攻めに押されるSHIORINは右で迎え撃つが、山本の右ヒジが決まる。SHIORINも意地の右ヒジ。
最後は苦しい展開となったが、2度のダウンを奪ったSHIORINが激闘を制した。
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▼第4試合 KNOCK OUT-REDフェザー級 3分3R×やまちゃん(K-1 GYM BLOWS)TKO 2R 2分44秒 ※レフェリーストップ〇大渕 翼(React Gym Shonan)
40歳のやまちゃんと20歳の大渕が対戦。大渕は初代RISE 70kg王者、初代REBELS 70kg王者でK-1 WORLD MAXでも活躍した日菜太率いるReact Gym Shonanの選手。
1R、大渕がワンツーから首相撲に持ち込みヒザの連打、ヒジと流れるような動き。その後も同じパターンで大渕の首相撲からのヒザ蹴り連打が何度も決まり、防戦一方のやまちゃんにレフェリーがスタンディングダウンをとる。やまちゃんはジャブ、左右フックを放つが首相撲に捕まり、ヒザ蹴り連打をもらう。右ヒジも打つ大渕。
2R、ジャブを打ち、右ローで組まれないように下がるやまちゃんに大渕もジャブから近付いての首相撲。つかまれるとやまちゃんは右を連打する。それでも大渕が強烈なヒザ蹴り連打。そのヒザがローブローとなってしまい、一時中断。
再開後、ジャブで距離をとろうとするやまちゃんだが、首相撲に捕まり左顔面ヒザの連打でダウン。立ち上がったやまちゃんに右ヒジを見舞う大渕はさらに顔面ヒザを連打し、ここでレフェリーがストップした。
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▼第3試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級 3分3R〇鈴木 萌(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)判定3-0 ※30-27×3×KANA(Bombo Freely)
KANAは43歳で戦績は2勝2敗、3児の母。鈴木は22歳で戦績は2勝1敗、JDファイター。
1R、サウスポーの鈴木は左ストレートを中心に、左ミドルと左ミドルハイ。KANAも積極的にパンチを打って行く。前に出るKANAに対して、絶妙な距離で左ミドル、左ストレートを当てていく鈴木。KANAをロープに詰めて左右の連打も見舞う。積極的に前へ出ようとするKANAだが、鈴木の左ミドル、左ローをもらって左ストレートを浴びる。
2Rも鈴木が伸びる左ミドルからの左ストレート。KANAは被弾しながらも右ストレート、右フックで前へ出るが、鈴木の左ストレートをもらって大きく後退。右ボディを打つKANAへ鈴木は前蹴り。鈴木がワンキャッチのヒザから左ストレート。さらに左の連打からワンキャッチのヒザ。それでも前に出て右を打つKANA。
3R、鼻血を出したKANAにドクターチェック。再開後、鈴木は左ミドルを蹴っての左ストレート、KANAも右ミドルとワンツーで前へ出るが、鈴木はワンキャッチからのヒザ、さらに左ストレートの連打で前へ出る。それをヒザで迎え撃つKANA。鈴木が距離を支配して左ストレート、左ミドル、前蹴り。KANAも最後まで攻めていった。
判定はジャッジ3者とも30-27のフルマークで鈴木が完勝を収めた。
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▼第2試合 KNOCK OUT-BLACK女子 -48.0kg契約 3分3R×山崎希恵(KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)判定0-2 ※29-30、29-29、28-29〇世愛(TEAM KAZE)
世愛は2勝4敗のサウスポーで現役JK、兄はRISEで活躍する弾丸風太。山﨑は2勝2敗1分。
1R、山崎は左足を上げ下げしながら前へ出てローからのパンチでどんどん前へ出る。世愛は右へ回り込みながらの左ローと左ストレート。右の蹴りで前に出る山崎に、世愛は左に逆回りして左の蹴りを返していく。山崎のアグレッシブが目立った。
2R、世愛が左ミドルからの左ストレート、ワンツーの連打とこのラウンドはパンチを多用。山崎も右の蹴りを多用して前へ出る。左右ストレートを繰り出す世愛に、山崎はワンキャッチワンアタックのヒザ。世愛の左ストレートが山崎の顔面を捉えた。
3R、山崎が左右の蹴りで前へ出て、ワンキャッチワンアタックのヒザ。世愛は右へ回り込みながら左ストレートを放つが、山崎のワンキャッチに捕まってしまう。世愛はバックハンドブロー、バックキックも繰り出す。前蹴りからワンキャッチワンアタックのヒザを多用する山崎が主導権を握り、世愛にパンチの連打を許さない。
判定は2-0で世愛がKNOCK OUT初陣を勝利で飾った。
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▼第1試合 KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R△中嶋翔吾(HOSOKAWAジム)ドロー 判定0-1 ※28-29、28-28×2△義斗(fplus team quest)
中嶋は9月大会に続き2度目の参戦となる空手出身でプロデビューは36歳。義斗は身長184cmの長身選手。
1R、中嶋はスイッチを多用し、サウスポーからの左ミドル、左インロー、右カーフを巧みに当てていく。右カーフが連続して決まり、完全に中嶋のペース化と思われたが、義斗が右フックでダウンを奪う。立ち上がった中嶋は再び右カーフと左ミドルで攻め、義斗は右ストレートを狙う。
2R、ここまでほぼ蹴りだった中嶋が左ストレートをヒット。さらに左ミドル、内廻し蹴りを放つ。義斗は一発狙いか手数が少なく、右を狙っていく。中嶋は左ミドル、右カーフをしっかりと当て、至近距離になると打ち合わずに組んでしまう。
3Rも右カーフ、左ミドルを当てていく中嶋。スイッチから左右の大きなフックも振って前へ出る。中嶋の左ミドルハイ、左ミドルに手が出ない義斗へ中嶋は左フックも。アグレッシブに蹴りと左右フックで前に出る中嶋。義斗はパンチを出すも蹴りをもらい続け、接近戦では組まれてしまう。 両者譲らずのドローとなった。