▼第5試合 64.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇村田聖明(シーザージム/SB日本ライト級1位)
[判定3-0] ※30-27×3
×東 修平(AACC)
村田は無尽蔵のスタミナから繰り出される手数と、父であるSB創始者シーザー武志直伝のワンツー&ローキックを武器に、2017年9月にSB日本スーパーフェザー級王座を獲得。2階級制覇を狙い、昨年9月にSB日本ライト級王座決定戦で西岡蓮太と対戦。7Rに及ぶ大接戦の末に敗れたが、前戦となった9月の後楽園大会ではWPMF世界スーパーライト級暫定王者・山口裕人を再延長戦の末に判定で下し、改めて国内トップクラスの実力があることを証明した。
東はDEEP、GRACHANといった総合格闘技団体でMMAファイターとして活躍。さらに、2017年からはグローブを着けないパンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴りだけでなく、頭突きや投げ技、立ったままの関節技、故意でなければ金的攻撃も許される過酷なルールで行われている“地上で最も過激な格闘技”ラウェイの試合にも定期的に挑戦。バチバチの殴り合いで会場を沸かせている。
1R、ローの蹴り合いから始まり、村田のフック3連打、左ボディブローが決まる。東が組んでくるとヒザ蹴り。東は飛び込んでのワンツーを見せるが、村田がいい距離で右フックを当てに行く。東は首相撲に来た村田の両足に組み付くが投げられず。
2R、村田のヒザ蹴りが顔面、ボディへ次々と突き刺さる。東は左右フックで応戦するが、村田の距離での試合が続く。ワンツーを連打する東に村田は右アッパーを突き上げた。
3R、東は左右フックで前に出るが、村田の首相撲に捕まってヒザ蹴りをもらう。さらにパンチを連打すると、東も真正面から打ち合いを挑む。やや東が押し気味になると村田は首相撲からのヒザ蹴りに切り替え、ヒザでは圧倒するもパンチの打ち合いになると東も踏ん張る。
勝敗は判定に持ち込まれ、村田が判定3-0でラウェイからの挑戦者を撃退した。
▼第4試合 53.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×伏見和之(シーザー力道場/SB日本バンタム級2位)
[3R 1分20秒 TKO] ※右フック→レフェリーストップ
〇松谷 桐(VALLELY KICKBOXING TEAM/NJKFフライ級王者)
伏見は9月に1年ぶりの復帰戦を行い、TENKAICHIバンタム級王者・宮坂桂介をパンチで圧倒して50戦目を勝利で飾った。対する松谷はデビューわずか9か月でNJKFフライ級王座を獲得した超新星。9勝のうち5つのKO勝ちを収めている強打を武器に、SBに殴り込みをかける。
1R、ワンツーを主体に積極的に攻めていたのは伏見だったが、残り10秒のところでサウスポーの松谷がラッシュを仕掛け、左右ストレート、ヒザ蹴り、左ハイでポイントを奪う。
2R、松谷の左ストレートからの右で伏見がダウン。立ち上がると一気に打ち合いを始める両者。伏見が右フックでダウンを奪い返す。なおも激しく打ち合うラウンド終了直前、伏見が払い腰でシュートポイントを奪う。
3Rも序盤から打ち合いとなり、松谷が顔面への左ヒザでダウンを奪う。続いて松谷は左ハイからの左ストレートで伏見をグラつかせ、右フックで伏見がダウン。レフェリーが試合をストップし、松谷の逆転KO勝ちとなった。勝利をもぎ取った松谷は嬉し涙を浮かべ、試合後にシーザー武志会長も「感動して泣きました」と試合を絶賛した。