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2026年6月14日(日本時間15日朝8時30分~)、米国ワシントンD.C.のホワイトハウス敷地内で開催される『UFC Freedom 250: Topuria vs. Gaethje』(U-NEXT/UFC Fight Pass)に向けて、メディアデーが11日、同地にて行われた。
▼ヘビー級 5分3R
ジョシュ・ホキット(米国)9勝0敗(UFC3勝0敗)
デリック・ルイス(米国)29勝13敗(UFC 20勝11敗)
ホキットは、MMA9勝0敗・UFC3勝0敗(3KO勝ち)ディヴィジョン1オールアメリカンレスラーで、大学アメリカンフットボールでは4年間で51試合に出場し、ラッシングで1,260ヤード(平均4.2ヤード)と17タッチダウンを記録し、4年生時にはチームのキャプテンを務めた。2020年にドラフト外フリーエージェントとしてサンフランシスコ・フォーティナイナーズと契約したが、2020年から2021年シーズンをプラクティス・スクワッドとして過ごし、2022年8月15日に解雇された。8月22日にはアリゾナ・カージナルスと契約したが、5日後に解雇された。プロMMAデビュー前からBellatorと契約し育成されるが、PFL買収後は離脱し、フィーダーショーからDWCSでのTKO勝ちを経てUFCデビュー。
25年11月の初戦は同じUFCデビュー戦のマックス・ジメニスに56秒 KO勝ちで、2カ月後に組まれた2戦目もUFC1勝0敗のデンゼル・フリーマンを1R 残り1秒でTKO。3戦目でランキングは5位のカーティス・ブレイズを相手に年間ベストバウト級の激闘を制し、判定3-0(29-28×3)で勝利。無敗をキープし、ランク外から一気に5位にジャンプアップ。長期戦を戦えるだけのスタミナも証明した。28歳。
ルイスは、MMA29勝13敗・UFC20勝10敗(16KO勝ち)。ボクシングベースで2010年にMMAデビュー。14年からUFCで戦い、18年7月にはフランシス・ガヌーに判定勝ち。11月に王者ダニエル・コーミエーに挑戦も一本負けで戴冠ならず。2021年2月に2位のカーティス・ブレイズを2R KOに下し、21年8月にシリル・ガヌとヘビー級暫定王座決定戦に臨むも3R TKO負け。以降は黒星先行も24年、25年に2連勝で復活。26年1月の前戦でワルド・コルテス=アコスタに2R TKO負けを喫した。UFC最多KO勝ち、2度の王座戦を経験も、41歳になった。
会見でホキットは、人気コメディ番組『Kill Tony』のスタンドアップコメディ形式を真似て、「ダウン・バト(Down Vato)」のキャラクターなどで滑り倒す奇妙なパフォーマンスを展開。「デリック・ルイスをマイムの集団に誘拐させて、言葉にできないような(酷い)ことをしてやる」と予告した。
その言葉に対し、格闘技界きってのユーモアと下ネタの天才であるデリック・ルイスは、全く動じずに「俺はちょっと変わったタイプの男だからよ。マイムの連中に俺のケツの穴(booty hole)をいじくられるのも、別に構わないぜ」と返して、ホキットの不気味な脅迫を変態アピールによって無効化している。
ジョシュ・ホキット「ファウルカップを大統領執務室に飾れるように」
──キャラクター作りとかについて、色々と批判の声も上がっていますが、結局のところ、このビジネスは人々に話題を提供することも重要です。あなたにとって、結果は手段を正当化しますか? 周囲がどれだけ批判しようとも、現にこうして話題になっている。
「そうだね、みんな『フェイクだ』って言いたがるけど、俺はそれが気に入らない。フェイクかどうかは、俺の対戦相手たちに聞いてみろよ。ギレルメ・ウリエルを古いシリアルみたいに噛み砕いて吐き出した時がフェイクだったかってな。マックス・ジメニスに“Semenとは何か”を教えてやった時もだ。デンゼル・フリーマンを地獄に送った時はフェイクだったか? カーティス・ブレイズに爆弾や手榴弾を浴びせた時はフェイクだったか?
デリック・ルイスをおバカさん(Clueless)にしてブッ飛ばす時、それがフェイクになるかってんだ。6月に……あ、今ちょっと言い間違えそうになったな……6月14日、チャンネルを合わせてくれよ。本物ってやつを見せてやるからさ。おいみんな、頼むよ、拍手とかさ、何かないのかよ」
──アレックス・ペレイラが、あなたが何をしようが何を言おうが、一切そういうやり取りに乗ってこないことに、少しイライラしたりしますか? 彼はまったく関わりたがらないようですが。
「いつか戦うのは避けられないことさ。俺も分かってるし、あいつも分かってる。アレックス・ペレイラと、あいつのBBL(豊尻手術したケツ)なんて地獄に落ちちまえばいい。俺はライオンで、あいつは弱いガゼルだ。腫れ上がるまでブチのめしてやる。あいつの頭を電子レンジにぶち込んでやるよ。ピザの匂いがしてくるだろうな。“カニカーニのピザは、お前と俺のためのピザ?♪”ってな。スポンジボブのファンはいないのか? ほら、そこのお前。おいみんな、頼むよ、目を覚ましてくれ」
──ジョシュ、「ダウン・バト」や「インクレディブル・ハルク」などベストを尽くしていましたね。ウケを狙うには厳しい空気でしたが、こうした人格はどのようにして生まれるのですか? それとも、ただその瞬間の気分で出てくるものですか?
「信じられないかもしれないけど、これが俺なんだよ。俺はそういう“チョロ”(メキシコ系ギャング)みたいな奴らがたくさんいる地域の出身でね。だから昔からあの声でよく遊んでたんだ。アメフトをやってた頃、ロッカー室にちょっとしたグループ、まあギャングみたいなものがあったんだよ。フレズノ州立大学のランニングバックの部屋の連中で、俺たちは“バト・ローカルズ(地元のバトたち)”って名乗ってた。それで、ラインバッカーだろうがタイトエンドだろうが、かかってきたい奴には誰にでも突っかかっていったんだよ、おい。かかってきたい奴には誰にでもな、相棒」
──アルバカーキの街についてはどう感じていますか?
「アルバカーキも全く同じだよ。コーチも『よお、元気か?』って感じだし、どこも同じさ」
──以前のインタビューで「サイズは関係ない、戦術とアプローチがすべてだ」と言っていましたね。ということは、カーティス・ブレイズの方がデリック・ルイスよりも実力のある相手だと思いますか?
「そう思うよ、そう思う。でも、これが巡ってきたチャンスだからね。デリック・ルイスのことは、マイム(パントマイム=喋らない)の集団に誘拐させてやる。そいつらがルイスにする事は、とても口には出せないような事さ。……おっ、何人かくすっと笑ったな。今のがおそらくベストだ。考えてみろよ、マイムだぞ? マイムに誘拐されるんだ。あいつらは喋れないんだから、『口に出せない(unspeakable)』ってことさ。おいおい、言葉遊びだよ(笑)」
──来年の今頃には、UFCヘビー級のチャンピオンベルトを腰に巻いていると思いますか?
「そうだね」
──あなたはXで、イリア・トプリアに対してジャスティン・ゲイジーやショーン・オマリーを擁護していましたね。記者会見では何を仕掛けるつもりですか?
「何をするつもりかって? それは本番を見てのお楽しみさ。それも含めてショーの一部だからね。俺のことを嫌ってくれてもいいし、愛してくれてもいい。俺が戦う時の、そのすべての体験を肌で感じてほしいんだ。多くの人は悪役側の顔を見せたがらない。みんな、結局のところ誰からも好かれたいと思っているのが人間の本性だからね。でも俺は、俺の試合を見る時にあらゆる感情を味わってほしい。だからファイトウィーク中、俺が何をしでかすか分からないぞ。だからこそ、見逃さないでくれ」
──日曜の夜、観客が一番見たいものはどちらだと思いますか? デリック・ルイスがオクタゴンでズボンを脱ぐことですか? それとも、あなたがマイクを握ることですか?
「俺がズボンを脱いで、マイクを握ることだな。ドナルド・トランプにファウルカップを投げつけてやる……いや、それはやめておこう(笑)。おい、今のところはカットしておいてくれよ、みんな、すまない。投げるにしても良い意味でだよ。彼がそのカップを大統領執務室に飾れるようにさ、変な意味じゃなくて。おいおい、勘弁してくれよ、俺が悪者みたいに見えるだろ(笑)」
──「バッドガイ」のチェール・ソネンからはどんなアドバイスをもらいましたか?
「アドバイスか……。彼と話した時は、試合への準備について話して、それは良い知見になった。特に多くのアドバイスをもらったわけじゃないし、その件について彼とそんなに深く話したわけでもないんだ。でも、準備についての話はすごく参考になったよ」
──「ヒールになるなら、悪党は絶対に謝罪しないものだ」というような話はしなかったのですか?
「それには同意するよ。俺が自分のしたことに対して謝る姿なんて、絶対に拝めないさ。威勢のいい口を叩いておいて、後からみんなや対戦相手に謝るなんて、本当に臆病者のすることだと思う。対戦相手たちは、俺と戦うことで俺の敬意を勝ち取るチャンスがあるんだ。だからカーティス・ブレイズ戦の後だって、俺が歩み寄って彼と話す姿は見なかっただろ。それがこのゲームってやつさ。彼に悪気があるわけじゃない。でも、もし俺が逆の立場だったら、対戦相手にハグされて『大丈夫だよ』なんて言われたくないからね」
──あなたに会って少し気後れして声をかけたり写真を頼んだりするのを躊躇してしまうファンに向けて、何かメッセージはありますか?
「ああ、俺は普段、ファンにはみんな親切だよ。バッグから大量のグローブを取り出して『全部にサインしてくれ』なんて言ってこない限りはね。数枚ならサインするし、『調子はどう?』って他の誰とでも同じように接するよ。分かったか、よし。みんな、さっきよりは少し良くなったな。少しはな」






