連敗脱出を目指すKiho(左)の相手は髙山vs.ドン・フライに憧れる白雪
2026年6月11日(木)都内にて記者会見が行われ、KNOCK OUTが新シリーズ『にゃんこ大戦争presents KNOCK OUT MX LIVE』の開催を発表した。
TOKYO MX1(9ch)にてゴールデンタイムに試合が生中継される大会として、第1回大会は7月5日(日)福島・KNOCK OUT常葉アリーナにて開催される(20:00~21:00放映)。

「MXの生中継は1時間枠なので3試合が限度なわけですけれど、その中で必ず女子の試合は入れようと考えていました」と山口元気KNOCK OUT代表。そこで白羽の矢が立ったのは、Kiho(KNOCK OUT GYM調布)と初参戦の白雪ゆき(クボジムーリレイズ東京ー)だった。両者はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級3分3Rで対戦する。

Kihoはアマチュアで20戦以上を経験。2021年2月からKrushに参戦したが5敗4分で白星をあげることが出来なかった。ジムを移籍して心機一転、2024年4月にKNOCK OUTのリングで再出発するとKAIに判定勝ちで連敗脱出。2025年5月にミネルヴァ認定アトム級王者のNaoに劣勢からハイキック一発で逆転KO勝ちの番狂わせを起こすなど5連勝を飾り、9月に王座決定戦で山田真子を破り第2代KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王座に就いた。
しかし、12月の初防衛戦で山田にリベンジを許し王座陥落。2026年3月の再起戦で風羽に判定負け、5月には世愛に判定2-1で惜敗とまさかの3連敗を喫した。戦績は9勝(2KO)9敗4分。

白雪はネットで話題となっている現役キャバ嬢キックボクサー。アマチュアを経て2025年7月の『KROSS×OVER』でプロデビュー、絶対に下がらず前へ出続けることを信条とし、デビューから2連勝を飾ったが3戦目でKAIと殴り合いをして判定2-1で初黒星。今回が4戦目となる。
会見でKihoは「今 3連敗してるんですけれど、ベルトを獲るっていう目標は変わらないので、まずそのスタートラインに立つために、ここしっかり勝って次のステップに行こうと思います」と連敗脱出を誓う。

一方、名前とは裏腹にダークな雰囲気を漂わせる白雪は「私は昔のPRIDEの高山善廣vs.ドン・フライの試合に憧れて格闘技をやってるので、令和の女子格闘技にも髙山vs.ドン・フライに憧れている選手がいるっていうのをKNOCK OUTのファンの皆さんにも分かっていただければ嬉しいです」と挨拶。
互いの印象と警戒すべき点を聞かれると、Kihoが「ガンガン前に来るなって、それだけですね」と答えたのに対し、白雪は「ハイキックが凄く強いと噂で聞いているので、ぜひ一度はノーガードでKihoさんのハイキックを食らいたいと思っています」と独特な答え。

Kihoは復活へ向けて一番練習に重点を置いていることを聞かれると「KNOCK OUTのルール的に倒しに行くのが一番(ポイントを)取られるので、自分の戦い方的にはそこが弱い部分があるのでそこを練習しています」とし、今回は戦い方がかなり変わるのかとの質問には「楽しみにしておいてもらえれば」とした。
白雪には、髙山vs.ドン・フライのような展開にしたいのかとの質問が飛び「ぜひ、そういうふうな試合展開が見られたらいいなって思います。私もその試合に憧れているので、そういう試合ができたら見てる皆さんが面白いなって思うので、そういう試合を目指しています」とする。
Kihoは自分の距離で戦うことが得意なだけに、なかなか捕まえるのが難しいのではと言われると「自分の距離を保つのが上手い、距離感や柔軟性がとても高い選手だと思っているので、それをいかにどう壊すかが自分のチャレンジするところだなって思います」と、Kihoのスタイルを“破壊”したいという。

白雪はリングネームの由来を聞かれると「元々キャバクラをやっていて、その時からずっと愛着のある名前で使わせていただいています。キャバ嬢は一応現役でやっています」とのこと。
格闘技を始めたきっかけは「みんなが楽しんでいただける、キャバクラもお客さんに楽しんでいただけるっていうのもそうなんですけれど、格闘技で試合をして楽しんでいただけるっていう点では同じだと思うので、女子格闘技が盛り上がるように、かつ自分もファンに喜んでもらえる試合ができる場っていうので格闘技を始めました」と、人を喜ばせたいとの想いからだと答えた。
「自分はひとつひとつの試合を楽しんで、やっぱりファンの皆さんに喜んでもらえる試合をするっていうのが、本当につまらない試合をしないように楽しい試合を目指してやっていきます」と意気込む。Kihoとの試合は「めちゃくちゃ楽しみです」。
Kihoはだいぶキャリアの差がある選手との対戦になることに「3連敗してるのであまり大きいことは言えないので、今回は相手よりも自分との戦いかなと思っています」と言うが、「もちろんアマチュアじゃないぞっていうのを、プロの舞台というのをしっかり見せてあげたいなって思っています」と差を見せたいとする。

地上波で自分のどんな魅力を見せたいか、との質問に「一番は上手とか、強いっていうのを一番に見てもらいたいなって思います。コイツはすげぇなというところ」だとし、女子の試合に興味を持たない人たちには「ありきたりですけれど、女子でも面白い試合ができるんだぞっていうのを見せます。試合を見てもらえれば。テレビで見られるので、有料じゃないのでとりあえず見てもらえれば分かると思います」と語尾を強めた。
Kihoには、髙山vs.ドン・フライのような試合をしたいとの白雪の言葉をどう思うかとの問いもあったが「知らないのでちょっと…帰って見ようと思います。アレですかね、ガンガン来るみたいな感じですかね。その圧に負けないように頑張ります」と、残念ながら知らない世代だったようだ。
最後にKihoは「今回は必ず勝って、応援してくれる皆さんに恩返しができればなって思っているので、ぜひテレビで応援よろしくお願いします」とファンへメッセージを送ったのに対し、白雪は「私の“暴力”を楽しみにしていてください」と不気味な予告をした。



