▼第5試合 ONEフライ級(-61.2kg)ムエタイ 3分3R
〇ラマダン・オンダッシュ(レバノン/Tiger Muay Thai)
判定3-0
×スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ/Tor Sangtiennoi)
オンダッシュは4歳からムエタイを学び、中国・アジア諸国のアマチュア大会で活躍。アマチュアでアラブ・ジュニアムエタイ選手権2016~2018年三連覇など108勝3敗5分の戦績を持ち、SNS上で“天才ムエタイ少年”や“怪物”や“神童”と紹介され、プロデビュー後も3連勝したが、2023年6月のK-1で黒田斗真に判定で敗れた。ONE FFには2024年1月から参戦し、ムエタイルールで4戦全勝(2KO)していたが、2025年12月のアリーフ戦で体重超過したうえに判定で敗れた。ハイペースでの打ち合いを好む、運動神経抜群の19歳。今回からフライ級に階級を上げた。
スリヤンレックはラジャダムナンとルンピニーの2大殿堂でランキングに名を連ねたほか、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』フェザー級王者の肩書を持つ。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せ、2019年12月のK-1名古屋大会に初来日。当時K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹と対戦。合計3度のダウンを奪われて判定で敗れるも、そのたびに立ち上がって武居に反撃。3R終盤には猛反撃に出て武居をヒヤリとさせた。
2020年2月にも再来日したが、軍司泰斗に判定で敗れている。ONEには2023年7月の『ONE Friday Fights 25』から参戦し、ONE戦績は11勝(7KO)6敗。そのうち10回のパフォーマンスボーナスを獲得している。2025年3月の日本大会で龍聖に敗れた後は、2連勝して2連敗、また2連勝に。11回のパフォーマンスボーナス最多獲得記録を持つ。戦績は86勝31敗。

1R、両者フェイントをかけ合う。オンダッシュが左フックからの右ストレートを飛び込むと同時に打ち、スリヤンレックが後方へ大きく吹っ飛ぶ。さらに強烈な左ボディから左フックを打つオンダッシュ。左ボディを空振りすると、すかさずそのまま回転してバックハンドブローへ。さらに右フックからの左ボディ。

スリヤンレックは右ローを蹴るもオンダッシュに蹴り足をすくわれて転倒。またも左ボディをヒットさせるオンダッシュ。スリヤンレックも左フックを合わせに行った。

2R、スリヤンレックが右ハイをヒット、さらに右カーフ。オンダッシュは前に出て行って右フックを打ち、スリヤンレックがスリップ。スピードとキレのある左右フックを放つオンダッシュに、スリヤンレックもフルスイングで応戦する。

互いにカーフは警戒し、足を引いてかわす。飛び込むオンダッシュが左ボディを強打、コーなへ詰めて左右フックと左ボディ、さらに飛びヒザ。ダウン寸前まで追い込まれたスリヤンレックだが、ここは脱出。しかし、もう一度コーナーへ追い詰められ左ボディの連打をもらってついにダウン。

左ボディと右フックで追い詰めるオンダッシュにスリヤンレックは飛びヒザ。前に出るオンダッシュが左フックでスリヤンレックをグラつかせ、コーナーへ追い込んで左ボディ、左右フックのフルスイング。

3R、前に出てくるスリヤンレックを左ハイ、ジャブで迎え撃つオンダッシュ。スリヤンレックは潜り込んでの右ボディ。オンダッシュも左フックの連打から左ボディ、さらに左フック、飛びヒザ。スリヤンレックも左右フックで反撃。フルスイングして前に出るスリヤンレックに、オンダッシュは左ハイを放つが尻もち。

前へ出るスリヤンレックが右フック、右カーフ。動きが止まったオンダッシュを追い詰めていくが、オンダッシュは頭を振ってスリヤンレックのパンチをかわす。逆転を狙うスリヤンレックが右ボディ、前に出て左右ボディを狙っていくが、オンダッシュもジャブを突いて逃げ切り態勢。

脅威のタフネスで逆転を狙ったスリヤンレックだったが、ダウンを奪い返すことは出来ず。判定3-0でオンダッシュが勝利の雄叫びをあげた。

オンダッシュは「スリヤンレックを尊敬しています。3Rはディフェンスもしっかり出来るので攻防しているのを見せたかったんです。次はヨハン・ガザリと戦いたい。ぜひ拳を交えましょう」と勝利者インタビューに答えた。


