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インタビュー

【PANCRASE】BD騒動で王座剥奪から復帰戦、「いじめられっ子だった」濱田巧が伝えたいこと=5月31日(日)立川

2026/05/26 14:05
【PANCRASE】BD騒動で王座剥奪から復帰戦、「いじめられっ子だった」濱田巧が伝えたいこと=5月31日(日)立川

(C)PANCRASE

 2026年5月31日(日)東京・立川ステージガーデンにて『PANCRASE 362』(U-NEXT配信)が開催される。メインは時田隆成(トライフォース東中野・2位)と岸田宙大(パンクラス大阪稲垣組・5位)によるフライ級王座戦。このベルトはもともと濱田巧(THE BLACKBELT JAPAN)が保持していたが、濱田が事前承認を得ずに『BreakingDown』オーディションに参加。参戦を進めていたことにより、王座剥奪されて空位となったもの。

 その濱田は同じ大会で、現在2連勝中の強豪ジョセフ・カマチョ(米国)を相手に出直しの一戦ながら、次期挑戦者決定戦と言ってもいいタフな試合に臨む。PANCRASE公式が、濱田に心境を聞いた。

▼フライ級 5分3R
濱田 巧(THE BLACKBELT JAPAN)第11代KING OF PANCRASIST/2022年NBT同級優勝 6勝1NC
ジョセフ・カマチョ(Spike22)8勝3敗

“元王者”となった濱田がPANCRASEに復帰する。

 大塚智貴との2度の激闘を制し、2025年11月に第10代王者に輝いた濱田。歓喜の戴冠からわずか4カ月、PANCRASEへの事前承認を得ないまま『BreakingDown』オーディションに参加。参戦を進めていたことにより、王座剥奪。一躍渦中の人物となった。その濱田が選んだ道は、PANCRASEでのゼロからの再出発。

 対するカマチョは、2024年12月以来の久々の試合となる元フライ級ランカー。2022年6月の『LFA134』では、現UFCのアルデン・コリアに判定勝ちしている実力者だ。前戦では元フライ級王者・猿飛流を2R リアネイキドチョークで下している。26年3月大会では伊藤盛一郎との一戦が「査証手続きの都合により欠場」で流れており、戦いに飢えている。

 波乱のストリーを背負う濱田は、PANCRASEで戦う以上、今回思わぬ形で高まった注目を自身の試合に向けるしかない。その元王者の首を実力者カマチョが狙う。空位となった王座を巡るフライ級戦線に、新たな火花が散る。

濱田巧「僕はいじめられっ子だった」

──お久しぶりです。今は顔色も良く体調が良さそうですね。

「その節はご迷惑をおかけしまして大変申し訳ありませんでした。騒動中はさすがに集中して練習はできませんでしたが、できる範囲の練習は続けていたので、今は調子が良いです。PANCRAESさんが王座剥奪後にこんなにも早く試合を組んでいただいたので試合に向けて充実した練習ができています。本当にありがとうございます」

──5月31日の『PANCRASE 362』で、現在PANCRASEで2試合連続の一本勝ちを収めているアメリカの強豪ジョセフ・カマチョ選手との試合が決まってます。カマチョ選手の印象を教えてください。

「全局面において非常に強い選手だと思います。でも今回に限らず対戦相手が誰であろうと自分のすべき練習をしていれば自分のやりたい事ができて勝てると思います」

──濱田選手は練習量が非常に多いと聞きます。

「1日に2部練は基本していて、3部練することもあります。試合が近くなると休養を取ることなく練習します。練習しないと不安になってしまうんです」

──その練習内容を可能な範囲で教えていただけますか。

「MMAで必要なストライキング、グラップリング、柔術はもちろん走り込みやフィジカルトレーニングも多めに取り入れています。曜日によってですが、朝に走り込みをしてからキックミットをして昼に Tri,H studioにて上久保周哉選手、和田竜光選手という素晴らしいメンバーとMMAグラップリングをさせてもらっています。それで夜はTBJに戻って柔術やMMAスパーをします。自分は練習をすればするほど調子が上がるんです」

──凄い練習量ですね。オーバーワークにならず調子が上がると。その練習をやりきれるモチベーションは?

「さっきも言った通り練習しないと不安になってしまうんです。キツいなぁと思うことはありますが、それを乗り越えることができるのは家族がいるからです。奥さんと娘がいるので一家の大黒柱として勝って稼がないといけないですから。どんなにキツい時でも奥さんや娘の顔を思い出したり写真を見て自分を奮い立たせます。あとは自分自身が強くなりたいと思い続けているというのも乗り越えられる理由の一つです」

──「強くなりたい」と格闘家は皆そう思っていると思いますが、特別な理由があるのですか?

「僕はいじめられっ子だったんです。500人に1人の割合で発生する口唇口蓋裂という疾患を持っていて、小学生の頃にそれが理由でいじめられていました。強くなればいじめられないだろうなと子供ながらに思い格闘技を始めました。

※口唇口蓋裂とは、生まれつき上くちびるや口の中の天井(口蓋)がつながらず、裂けた状態になる先天性の疾患。胎児が成長する過程で、顔や口の組織がうまく形成されないことで起こる。

 現在、僕と同じ環境に置かれている子供達に、強くなりたいと思って行動に移せば変われる、変わろうと思って行動に移せば何だってできるんだ! という事を僕は試合で見せたいです」

──熱いメッセージをありがとうございます。

「僕が持っていたこういう思いを伝えれる場が今までなかったですが、今回PANCRASEさんから、このような機会をいただきとても嬉しいです。5月31日に、今日言ったことを試合で見せたいと思うので是非会場に見にきてください」

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